【2級土木】平成20年度学科試験No.45「溶接部の表示記号」解説
No.45シリーズも取り合えずはこれで最後になりそうです。今回ご紹介するのは、平成20年度に出題された「溶接部の表示記号」についての問題です。
ちなみに、選択問題の方では”溶接”というキーワードは出てきますが、表示記号を問われる問題は他に見つけられませんでした。どこで役に立つかは分かりませんが、興味があればご参照ください。
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《例 題》
平成20年度 2級土木施工管理技術検定試験 学科試験 No.45
下図の溶接部の表示記号(イ)及び(ロ)の意味の組合せとして,次のうち適当なものはどれか。
1.(イ)現場溶接 ‐‐‐ (ロ)矢の反対側のすみ肉溶接
2.(イ)現場溶接 ‐‐‐ (ロ)矢の側のすみ肉溶接
3.(イ)工場溶接 ‐‐‐ (ロ)矢の側のすみ肉溶接
4.(イ)工場溶接 ‐‐‐ (ロ)矢の反対側のすみ肉溶接
平成24年度 2級土木施工管理技術検定試験 学科試験 No.13
鋼橋の溶接に関する次の記述のうち,適当でないものはどれか。
1.グルーブ溶接は、溶接する部分を加工してすきまをつくり溶接する継手である。
2.橋梁の溶接は、一般にスポット溶接が多く用いられる。
3.すみ肉溶接には、重ね継手とT継手がある。
4.溶接部の強さは、溶着金属部ののど厚と有効長によって求められる。
———解答はページの下の方にあります———
No.45で出てくる溶接は「すみ肉溶接」です。白い三角の記号(ロ)がそれを表しています。そして黒い三角の記号(イ)があれば”現場溶接”、無ければ”工場溶接”という事になるそうです。
また、白い三角の記号(ロ)が下向きなら矢印側、上向きなら反対側の溶接を表します。つまり、問題の図ではこのように水色の部分を溶接しなさいという表示でした。
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ちなみに、他の選択肢を記号であらわすとこのようになります。ご参考までに…