【2級土木】骨材の「含水状態」に関する問題を攻略!
コンクリートの材料のひとつ、「骨材」には細骨材と粗骨材がありますが、今回はそれらの「含水状態」に関する問題をご紹介します。
問題に出てくる図がとても参考になるので、ぜひご覧ください!
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平成26年度 2級土木施工管理技術検定試験 学科試験 No.5
コンクリート骨材の性質は、含水の状態によって下図のように区分されるが、コンクリートの配合の基本となる骨材の状態を表しているものは次のうちどれか。
1.(1)絶対乾燥状態(絶乾状態)
2.(2)空気中乾燥状態(気乾状態)
3.(3)表面乾燥飽水状態(表乾状態)
4.(4)湿潤状態
平成24年度 2級土木施工管理技術検定試験 学科試験 No.5
コンクリートに使用する骨材に関する次の記述のうち,適当でないものはどれか。
1.砕石は,丸みをおびた骨材と比べ表面が粗であるので,モルタルとの付着がよくなり,強度は大きくなる。
2.骨材の粒度は,骨材の大小粒が混合している程度を表し,よい品質のコンクリートをつくるために重要な性質である。
3.骨材の密度は,湿潤状態における密度であり,骨材の硬さ,強さ,耐久性を判断する指針になる。
4.ロサンゼルス試験機を用いた場合のすりへり減量は,その量が小さいほど良質な骨材である。
———解答はページの下の方にあります———
図のどの状態が配合の基準として用いられるのか、という問題です。
ずばり答えは「表乾状態」ですが、水分が多いとひび割れ等の原因となりますので、どちらかと言えば多めに見積もっておいた方が良い、という考え方だと思われます。
ひとつ図に書き足すとすれば「有効吸水量」です。
湿潤状態までいくと水がオーバーフローして表面水として出てきてしまっているので、その前の状態、「気乾状態」〜「表乾状態」までに骨材が吸収できる水の量が「有効吸水量」となります。
コンクリートの材料に関する問題はほぼ毎年出題されていますので、骨材以外も要チェックです。
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解 答 3 、 3
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