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こんなものあんなもの、目の病気の後で欲しいもの 日常という冒険に便利な装備一覧

病気(網膜剥離)になったのはもう5年前の事。
今はなんとか折り合いを付けて、普通に暮らしていますが、暮らすには、あると便利なものがやっぱりあります。

少しづつ試した結果、今のベストアイテムと思っているものを書いておきます。

今の装備

メガネ(身につけるもの)

手術した人は大抵作る事になります。
もともと凄い近眼と少しの乱視だったので、メガネをかけていた。
が、手術後は同じメガネは使えない。

私の場合は、手術の時に眼内レンズも入れたので度数も変わった。
最初の頃は物が歪んでみえるのが怖く、手術した方の目(左目)は調整せずわざとボヤッとした物を使用。
今はちゃんと調整したものを使っています。

レンズはブルーライトカットの機能のほかに、紫外線から網膜をガードできる「ルティーナ」というレンズを使用中。
もう数年使っているけど、今では目の周りだけ色白になっていて、紫外線反射を抑える効果がバッチリ判る。少し高いけどおすすめです。

帽子(身につけるもの)

手術後、とにかく目が疲れる。
ピーカンの日は帽子が必需品です。ちょっとしたお出かけには、シンプルなキャップ、長時間外に居る時は全部ツバがある帽子をかぶっています。
どちらもツバが広いものを選んでいるので、日差しを防いでくれます。

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サングラス(時々装備するもの)

こちらも晴天日には必需品です。
東海光学で出しているViewnalシリーズのサングラス、一万円位で購入。

映画マトリックスで出てくるようなサングラスで、オーバーグラスというらしい。メガネの上にかけられ、横も覆ってくれるゴーグルのような感じ。上も横も完全に日差しから防いでくれる。
日差しの強い日に外にいる時間が長い時は、していないと大変な事(ひどい頭痛)になる。

他にも、診察日は散瞳剤を使うので、これをして帰ると便利。(この前の診察日は忘れてすごく参った。)あと、雪の日にもとても便利。

ルーペ(アイテムボックスに入れておくもの)

最近はそれ程使ってないが、常に持っていないと不安になる。
ネックレスタイプ、カードタイプ、栞タイプ、置き型タイプ、各種揃えている。ネックレスは、こだわりのちょっとおしゃれなのにしている。

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KISSO(キッソオ)
https://kissojapan.com/

写真のルーペはKISSOというメーカー。
落ち着いた雰囲気で、仕事の打ち合わせ等にも着けていきやすい。

カードや栞のは一枚100円もしないので、手帳や引き出しに色々入れてる。

ハズキルーペ(アイテムボックスに入れておくもの)

最近は出番が少ないけど、一時期とても重宝していた。
術後、幼稚園からもらうプリントの字が全く読めなかったが、これで何とか読むことができた。便利なのは、メガネの上から付けられること。

目が回復してきても、子供の食玩シール(やたら小さい)を貼ったり、趣味の洋裁など、細かな作業にはとても便利。
リビングの一角に一つ、私の机の近くに一つ、置いている。

定規(アイテムボックスに入れておくもの)

二つ折りになっていて、水平や直角に開けるタイプ。
自分が見えている直角と、実際の直角や平行が違うため。
直角や平行に線を引く事は出来ないので、確認しながら何か書きたい時に。
仕事ではIllustratorを使うので意識しないが、手書きの時には使う。

0.9ミリのシャープペン(アイテムボックスに入れておくもの)

術後1、2年は普通のシャープで書かれた物は、どんなに大きい字でも読めなかった。1.3ミリのしか見えなかった。(お気に入りだった、ZEBRA Color Flightのシャープは、全滅した。)

今は0.5でも見えるけど、調子悪いときは見えにくいし、今後の事を考えて、KOKUYO enpitsu sharp 0.9ミリを使っている。

0.7ミリのボールペン(アイテムボックスに入れておくもの)

手術の前は0.3ミリのシグノ極細を愛用していたが、これも術後は全滅。
最初はシグノ太字1.0ミリしか読めず、回復にしたがってミリ数を下げて、今は極細も見づらいが何とか一応見える。
通常使用しているのは、サラサ0.7ミリ、サラサドライ0.5ミリ。

ボールペンのおすすめは、私のブログ記事を読んでみてくださいね。

https://1day.sorezore.net/2020/06/11/16542/

Macbookのアクセサビリティ(スキルの上限をあげるもの)

仕事柄Mac使い歴29年位(ハタチ前から使っているので)、術後はMacの機能に助けられている。

文字の大きさ、画面解像度の変更、Controlキー+スクロールでの瞬時拡大、この機能はアクセサビリティーから設定でき、とても便利。
この機能がなければデザイン業務は辞めていたと思う。
同じ意味で、iPhoneのアクセサビリティー機能にも助けられている。

電子書籍(スキルの上限をあげるもの)

趣味だった読書、特に文庫本の文字を読むのが辛くなり、代わりにタブレットで読む事が多くなった。
紙面を画面で拡大できるので、文字の大きさを意識しないで読める。
よく使用しているのは「honto」。紙の本も検索できるし、DNPグループなので安心して使える。(デザイン系の本は高いので、hontoの電子書籍割引がありがたい。)

本棚を買い足さなくてもいい、どこでも読める。
でも、あくまでも画面なので、長時間見るのは避けている。

携帯ライト(アイテムボックスに入れておくもの)

暗い所は本当に見えにくい。
特に明るい所から暗い所に行った時、何も見えなくなる。ブラックアウトです。
そんな時のため、鞄には小さいペンライトをぶら下げている。


という感じなんですが、術後すぐの時はしゃれにならない位見えなかった。
もし私と同じ手術をした人がいたら、以下の物も教えてあげてください。

術後一年は必須だと思う物(上記の他に)

術後は、ほとんど視力がでないので、外出の際は杖が必須だと思う。
足元の辺りはボヤけて見えないので、杖がないと怖くて歩けない。
私は1人で外に出られる精神状態でなく買わなかったけど、一人で外出するなら必須だと思う。

アイマスク

術後は目をつぶっていても明るく感じます。
目を閉じた時に少しでも暗く感じるように、常にアイマスクを持っていました。
私の場合は、ちょっと普通の状態でなかったからかな。

拡大鏡

ルーペという感じではなく、拡大鏡。
スーパーにある棚の案内、商品のラベルも読めなくなる(しょうゆとか、味噌とか、1番大きい文字は判別出来るが、他は判らない感じ。)

私は諦めて、ほとんど人に聞いてたけど。

文字の類いは本当に大きく書かれているもの以外、見えないと思った方がいい。何となく雰囲気で選ぶ以外の選択肢は、拡大鏡です。

カラー丸シール

100均などにある丸シールで一番大きいタイプ。字は読めないが、色は判断出来る。
シールで色分けしたり、色の配列を決め、並べて印を付けたりしてた。


以上、日常という冒険に便利な装備一覧

無くても何とかなりそうですが、私はこれらがないと不便です。

色々と物が増えて不自由かなと思う事もあるんですが、備えあれば憂い無し。

RPGの装備みたいな感じで思って持って行くと、気持ち的にも楽かなぁーと思っています。

(追記)
2021年10月6日 ハズキルーペが抜けていたので追記しました

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くろむ(よく見えないデザイナー)
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