地味にも程がある。

映画「ファーナス/訣別の朝」2014  

豪華キャストよ、地味にも程がある。


クリスチャン・ベール！

ウッディ・ハレルソン！

フォレスト・ウィテカー！

ウィレム・デフォー！

サム・シェパード！

リドリー・スコット監督！

レオナルド・ディカプリオ製作！！

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見たいですー！見ましたー！！

しかし、クリスャン・ベールが

弟の仇討ちへ・・・

それだけだったのです。

潰れそうな製鉄工場で、

地味に働く兄、主人公は

父の面倒もみている。しかし、

退役軍人の弟は定職にもつかず、借金だらけ。

閉鎖的な町で働く気もない、酒浸りの弟。

説得しようとしたら、弟は胸をみせる。

大きな傷。

何を見てきたかわかっているのか。

イラクに4回も出征した弟。

何も言えない。

軍人のいる家庭はこういう問題を

抱えて生きていくのかも知れません。

父のお墓参りがてら、ハンティングをしにいかないかと、

父のサム・シェパード

鹿を見つけても、撃てない主人公。

撃てる人ではないのだ。

弟だって撃てない人だったかもしれない。

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弟は賭けストリートファイトに目覚める。

戦場帰りの弟は、狂ったように相手を倒す。

八百長で、負けるはずなのに、

勝ってしまって、

元締めのウィレム・デフォーに戒められる。

更に大きい山を求める弟。

ウッディ・ハレルソンが、仕切る

ストリートファイトに向かう。

再三ウィレム・デフォーは

生きて帰ってこれないと止める。

そして、試合中、見ていられなくなり、

止めに入る。

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弟の仇討ちに、ハンティングの銃で、

ウッディ・ハレルソンに

戦いを挑むクリスチャン・ベール。

恋人も、弟さえも失ったから。

人生を捨てるのが怖くない。

刑務所も怖くない。　　　

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ゴーストタウン、錆びれた町、

プアな白人の物語でした。

豪華キャストが集まったのは

今のアメリカの現実を、

みんなに見せたかったのかもしれません。