✨Netflix「地面師たち」全7話 この人たち、お金じゃない。
地面師とは
土地の所有者になりすまして、
不動産を売る、詐欺師集団。
綾野剛、豊川悦司、北村一輝が入って
（ピエール瀧が霞む）
濃いドラマとなりました。
詐欺師ものなら騙されたいし、
手の内も知りたいです。
偽の書類で、
積水ハウスから55億円をだましとった
地面師たちがベースです。
大手不動産のプロでも騙されたんです。
これはこれは痛快です （╹◡╹）
途中、半沢直樹感が出てきて、
割と平凡なストーリーになるかと
思ったのですが、ちがいました。
あと、豊悦の存在感です。
豊悦と剛の初対面。
豊悦の異常さを感じます。
絶望しているはずの剛が、心臓マッサージで、
高級娼婦を蘇えらせます。
そこからふたりの師弟関係が生まれます。
（それも異常だと思います。爆）
第一話の、小さいヤマでも、
危険が伴ったのに、
死人がゴロゴロ出るヤマにヒリヒリしたい。
豊川悦司の一声で100億の
ヤマを登り始めました。
尼さんの欲と
デベロッパーの欲がすれ違います。
山本耕史の120億の契約シーンと、
リリーフランキーの崖っぷちのシーンが、
交互に現れる。
どちらもギリギリの線を超えます。
人間は本能が
あらかじめ壊れた動物と言われていますが、
その代わりに知恵を持っている。
知恵が文明を生み出し、
生物界の頂点に君臨させ、
そして、こんなにひどい世界を作り上げた。
その最たる愚行が、
土地を所有したがるということです。
本来は誰のものでもないはずなのに
人間の頭の中だけで
土地の所有という概念が生み出され、
それによって戦争や殺戮を繰り返してきた。
人類の歴史は早い話、
土地の奪い合いの歴史です。
土地が人を狂わせるんです。
だとすれば、土地自身には
人間を滅ぼしたいという本能が
あるのかも知れませんねえ。 ハリソン中山
わかりながらウィスキーをくゆらす豊川悦司。
お金じゃないんです。
綾野剛の心の揺れが時間軸になり、
また、最後まで敬語の豊悦。
日本人にしかわからない、不気味さ。
最終話は、なんと、綾野剛と豊川悦司が
取っ組み合いになります。
豊悦が衰えていませんでした Σ（ﾟдﾟlll）
このドラマのためにNetflixに入りました。
わたしも復讐したいときには、
ダイハードに負けず、
3、で押します。
参考になりました。
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