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豊橋市市長選挙・市議会補選レポート・1

昨日は大雨、今日は暑いくらいの日差しでした。
本日公示、10日投票の豊橋市市長選挙・市議会議員補欠選挙の選挙漫遊に来てます。
市長選挙は立候補者4人、現職・元市議×2・竹輪製造店店主さん、でございます。
で、今回の市長選挙の大きな争点の一つが、豊橋公園内に作られる予定の新アリーナ計画の是非について。

豊橋駅から徒歩15〜20分くらい?
吉田城跡地が公園+スポーツ関連施設+美術館博物館+市役所
とかになってます
お堀の跡かな?

この中の球場を解体し、そこに新しく体育館というかアリーナを作る予定なんだそうです。
なんで球場作り直しではなくアリーナにするか?って言うと、

豊橋市が公式応援中のプロバスケチームの試合会場にしたいから、って名目が大きいんじゃないかなー?
なんでも豊橋はB1リーグに所属している三遠ネオフェニックというチームのホームタウンなんだが、リーグ所属の条件の一つが5000人以上収容できる試合会場を有する、って事らしい。
今は、市の体育館とかで試合しているが、5000人も入らない。
だもんで、駅から近いとこで試合できれば、街中活性化にもなるし、町にも賑わいが!って公算ですねー。
ただ、駅から近い、ってのが逆に課題でもあり、5000人以上の観客をどうやってアリーナまで運ぶのか?って問題が。
周辺は普通に住宅もあり商業店舗もあり、事業所とか学校とかもあり、その中でいきなり一瞬の風速的に増えた人数、あるいは車をどうやって捌くのか??
ってあたりまであんまり考えずに計画してるらしいんだよね。
また、試合も毎日あるわけじゃないから試合の無い時の維持費とかを考えてプラスになるのか?も、正確な試算もないようだし、国の方向としてスポーツウォッシュ・・じゃなくて、スポーツを活用した地域おこしみたいなのがあるから、補助費もらえそうだし、みたいな取らぬ狸の皮算用的な臭いもあるわけだ。
昨今、資材費人件費爆上がりだし、円安が加速してるしねー。
で、そもそもその計画が持ち上がったのは今、ではなく約4年前の前市長時代からの話で、前回市長選挙でもこの新アリーナが焦点になったそうな。
前市長は計画推進派、で、それに対する現市長は、少なくとも豊橋公園内には新アリーナは建築しない、という方向で選挙合戦となり、結果、現市長が勝利。
つまり民意としては『豊橋公園内には新アリーナを造らない』というのが示されたわけだ。
しかし、現市長は就任後、わりとすぐ考えを変えて、やはり公園内に作るべきだ、って事で計画推進方向に。
これに対し、反対の立場だから現市長に投票した市民は不満爆発!で、是非を問う住民投票を施行せよ!って事で住民投票可能な数の署名を集め市長・議会に提出、するも議会は否決し住民投票は行われず。
さらにもう一度、住民側は署名を必要数集めだが、住民投票の必要はない、と議会で否決されました。
日本で住民投票実際に行うってかなりハードル高いそうで、署名の必要数も多いし、集めるルールも細かかったりするし、例え集めても議会で可決されないと出来ない、つまり議会の多数派の意向に反する結果が出そうな住民投票はさせない、って事ですね。
最近だと大阪のカジノじゃない、IRに関する住民投票を維新が主体の議会で否決された、ってのがわかりやすいよね。
一方で大阪都構想住民投票は2回もやって、住民投票で2回とも否決された、にもかかわらず3回目やりたいなー、なんて言ってる維新を見ればわかるよねー。
日本も選挙以外に民意が直接示す機会となる、住民投票がもっと広くやりやすくなると良いよねー。

現在は野球場は発掘調査中。


青テープがついていない木は伐採される予定。
道路脇の『街路樹』的な木は残るけど、結構そこ以外にも大きな木は多い。
ちょうどこのすぐ近くで、市議会補選に立候補している人が公園に来ている親子連れに話してましたが、たくさんの木が切られる事とか意外とみなさん知らないみたいで。
話聞いてみたら、その人自身が住民投票署名集めやっていた人の1人だそうで、あまりにも住民の意向無視が酷いから自分が議員になって議会の中から訴えるために立候補を決意したそうです。
市長候補の内訳は、現市長はそのまま計画続行、自民推薦の元市議は計画は原則進めるが住民説明を十分にし交通問題とかに関しては代案を出す、無所属元市議は計画中止、違約金支払っても中止、竹輪の社長も中止、って事で結構真っ二つなんで、外から見るとわりとわかりやすい構図になっております、もちろん豊橋市の問題はそれだけではないとは思うが。

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