東京15区衆議院補欠選挙レポート・7
週明けで、新聞やネット上では補選の予想とかがあちこちでニュースになってます。
大体どこのでも、立民の酒井氏が優勢、次を維新の金澤候補と日本保守党の飯山候補が猛追、ってパターンかな、その次のグループが乙武氏と須藤氏、で『支持が伸び悩んでいる』って表現されるケースが多いのが無所属の秋元司氏。
今回、無所属だからそんなに街宣カー数ないかと思うが、わりと街中で遭遇する機会は多かったです。
秋元候補は元々この東京15区の小選挙区選挙で勝ち上がった自民の議員だったが、中国企業によるIR関連の贈収賄事件に関わった、として自民から離党、その後逮捕起訴され、一審二審では有罪判決、現在最高裁に上告中・・でも選挙出るなんて、かなりすごいなー。
逮捕されたりもしたが、まだ結審して有罪確定はしてないんで公民権停止では無いそうな。
事件後、次の選挙に出なくて彼の代わりに当選したのが柿沢未途氏で、そしたら今度はその柿沢氏が公選法違反で逮捕、議員辞職したんで今回の補選となったわけで、なんか廻る因果の風車〜♪って感じですが。
しかし、wikiとか読むと裁判費用はもちろん保釈金とかでかなり出費したかと思うが、それでも補選を戦えるくらいの余力があるんだねー、すごいわすごいわ。
で、街宣聞けました。
豊洲でやってて、この後乙武＆小池街宣がすぐ近くであったわけだが、秋元氏の街宣聞いてる人は1,2人って感じで（そのうち一人はワシである^_^;;)
チラシ配ってましたが貰う人はほとんどいなくて。
街宣は主に、私は無実だ、検察に嵌められたのだ！というとこから日本の司法の問題点についての訴え。
日本の人質司法や冤罪を生む独特な司法制度を改革する！と、世間の流れやニーズよりもまさに自分のための街宣！って感じだな。
確かに袴田さん事件とか大川原化工機事件とかあるわけで、検察のでっち上げ、冤罪は実際にあるし、昨今の自民裏金にしても結局検察は中途半端で、正義のために動くのではなく現権力の意向に沿った捜査とかしない傾向が多いにあるはあるが、どうなんだろうねーこの件は。
『自民党』という後ろ盾が無い状態で戦うのは元自民議員でも大変そうではあります。
『自分でも有罪である、って思っているのなら選挙には出ない、無罪だからこそ出るのだ！』と主張していますが、実際はこの補選に勝って議員に復帰する、というよりも自らが無実、検察の陰謀だ！という自説を公の場で、衆人に対し主張する、選挙だからある程度はマスコミとかも一定量だけは本人の主張を取り上げなければならないし、露出出来る！みたいや目的ではないんか？って気も。
選挙に出る＝当選して議員になる、が目的と普通考えるが、もしかして選挙活動自体が目的、ってニーズがあったりして。
今、噂のつばさの党やNHK党も、当選が目的ではなく選挙活動、という名目で迷惑系YouTuberみたいな事ができたり、選挙ポスターを広告目的として使ってみたり、とか選挙を本来とは違う、ビジネス手段として使う、ってのもアリなんかなー、昨今は。
いろんな候補者がいる分、いろんな選挙利用法があったりするのかもしれませんなー。
で、秋元候補話に戻ると、司法ネタ以外は経済の話もしていたが、見通しがかなり甘いなーとも。
現在、我々庶民は物価高で困っているんだが、そのおかげ？で今までデフレだったのがインフレ傾向になってきた、もう少し乗り切ればもっとインフレで景気良くなる、生活も良くなる！って感じでさー。
今のインフレって物価高によるコストプッシュ型のインフレだからこのまま進んでも賃金上がらず、上げられずに大企業以外は苦しむばっかりだと思うがなー。
あと、政策チラシでいいかも、って思ったのが地下鉄8号戦の利活用、を謳ってるとこ。
地下鉄8号って江東区の南北をつなぐ路線で、これあるとかなり便利になりそう、って全くの部外者だが街宣巡りで豊洲〜門前仲町〜亀戸あたりを何往復もした身からすると助かるわ〜と思いました（爆）