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ジップロック ジャーニー

〜ちっちゃなチャック付きポリ袋を探す旅〜

ミニチュアやパーツをしまっておくのに便利なチャック付きポリ袋。でも殆どが無駄に大きくてブカブカ。ミニチュア使いにぴったりな小さめサイズはなかなか見つかりませんよね。

地元や国内で見つからないなら海外も含めて徹底的に探してみよう!という事で、ネット通販を総当りして最小サイズはどんな規格でどこの国が作っている製品なのか、分かる限りを調べて、時には買って、使ってみました。
今年は旅行なんて行けそうもない雰囲気ですから、お買い物で世界旅行気分。果たして目指す品に辿り着けるのか?ちっちゃなチャック付きポリ袋を探す旅の始まり始まり〜。

まずはこれまでのあらすじ的な国内編からおさらいしましょう。

地元のホームセンターや文具店などでよく見かけるのが「整理theパック」

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最小サイズは各社共通で一般的な規格のA(50×70mm/厚み0.08mm)。生地の厚みと透明度、価格設定は申し分ないだけにもう一回り小さなサイズがラインナップされていないのが残念ですけど、他が手に入らない場合は妥協してこれを使うのもアリかな?って評価。

地元の実店舗じゃ見かけない、でもAmazonやヨドバシから送料無料で通販できるのが「ユニパック S(40×55mm) /厚み0.04mm」

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「スワン チャックポリ アクセサリーA(40×48mm/厚み0.05mm)」

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この辺りのサイズが一昔前のメタルフィギュアには向いている印象です。

旧シタデルの人間サイズならユニパックS
(画像内のマス目は10×10mm)

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ドワーフならスワン チャックポリ アクセサリーAがぴったり。

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ついでに紹介すると、シタデルカラーを乾燥から保護するなら最適な規格はB(60×85mm/厚み0.04mm)。12ml〜24mlのボトルがすっぽり入るサイズ。

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この用途の場合、厚み0.08mmだとビニールにハリがあり過ぎ、取り出し辛くなるので注意が必要。延命させたい絶版カラーや水道水をちょい足し出来ないカラー、具体的には透明色や金属色、シタデルテクスチャ―のサンド類を入れておけば暑い夏を越した後や、数年後に違いが出ますよ。

さぁ、いよいよここからが旅の本番。国内では作られていない極小サイズの登場です。

まずはご近所、世界の工場、中国。調べた限りの最小サイズは25×30mm。
思ったよりも小さいサイズを置いておらず、肩透かし感が半端ないです。

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お次はアメリカ。調べた限りの最小サイズは1×1インチ(25.4×25.4mm)。でっかい事は良い事だの国にしては意外にもちっこいのを揃えてるな!?という感想。中国とは違い、無地の他にイラスト入りの商品もありました。中身が確認し辛いだけに思えるこのイラスト入り、大麻草やらイキった意匠が多めな所を見るとアングラな用途にどうぞ、って事なんでしょうか?

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そして本命ヨーロッパ勢からは、イギリスとドイツ。脱力して思わずまとめちゃった位、アメリカと品揃えが同じでしたw 当然、最小サイズは1×1インチ(25.4×25.4mm)。イラストをあしらった袋のラインナップを見るに製造元が同じなんでしょうね。洒落で卍(マンジ)マークがあったりしないかと探したんですけど、そういうおふざけも無し。

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以前どこかのブログで超極小サイズはヨーロッパから個人輸入していると見かけた記憶があるので、この地域に期待していたんですけど、結局更なる小さいサイズは見つかりませんでした。

ちなみに"たか屋さん(現在は閉店)"の過去ブログによると、扱ったことのある最小サイズは12.5×12.5mmなんだとか。
https://shinshu.fm/MHz/59.63/archives/0000234747.html
うーん、この先どの国を調べたらいいのやら。

…と、ここまで調べを進めた段階で日本国内でもちっちゃなサイズを輸入販売しているクラフトショップを発見!
http://mini-dolls.com/?pid=145224864
http://shop.qoopy.com/?pid=12754470
検索ワードがシビアなのか、今迄上手く引っ掛かって来なかったようで全く気が付きませんでした。今回調べた限りの最小サイズ12.5×12.5mmは扱いがありませんでしたが、15×18mmからなら購入出来る模様。

始めは海外の怪しいお店から購入するつもりで張り切っていた筈なんですけど、「YOU、もう国内で通販しちゃいなよ」と心の中のジャーニーにも囁かれ、郵便事故に遭うかもしれない海外通販よりは…と安全なこちらを使ってみました。

…以上をまとめると、現在買える最小サイズは15×18mm。
気になる生産国はタイでした。(画像はお店からの転載です)

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15×18mmサイズは数字だけ見ると、最近のプラ製ミニチュアの頭部を一つ入れるのに丁度良い大きさに思えるのですが、実際に入れてみると取り出すのが不可能なレベルにパンパンになってしまい、どうにも無理があります。

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残念ながらミニチュア用途だと実用性なし、というのが結論でしょうか。
もしも12.5×12.5mmサイズを入手出来ていたとしても同じ展開だったでしょうね。

数種類使い比べた結果、実用性があるのは25x25mm以上のサイズでした。
外国のお店でそれ以下のサイズを扱っていない理由、今なら身に沁みて分かりますw このサイズなら極小のプラビッツ、メタルビッツもどんと来い!こんな例えで参考になるかわかりませんけど、最近買い集めているEPICのウォーロードタイタン頭↓なんてピッタリのサイズ感でした。

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そうそう、勘の良い方は薄々そういう事になるんだろうな…と見当を付けていると思いますが、そう、15×18mmにしろ25x25mmにしろ小さ過ぎて到底指では開けられません。画像のような先端が平らなプライヤーを使って開封→小指を差し込んでグリっと回転させてからビッツを入れるとスムーズに作業できますよ。ちなみに指で開けられるのは30x30mm以上のサイズでした。

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タイトルで旅だなんだと大げさに書いておきながら最後は国内通販で終わる尻すぼみな内容になっちゃいましたが、旅行のあるあるネタ、海外もいいけどやっぱりウチ(国内)が一番落ち着くよね?っていうしょーもないオチでおしまいです。

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