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私の仕事 Mission: Impossible

今から6年前の話。
私の仕事はデスクワークの公務員。
だが、この時期4ヵ月ほど、ある業務のためデスクを離れることになった。
1日中ではないものの、ほぼ別室で立ち仕事。あまり経験することのない特殊な状況だ。

私が、この担当に配属になったとき、すでに他のメンバーは準備に入っていて、そこから約2か月弱で業務スタートという準備段階であった。5~6人で行う業務でそれぞれ役割が決められていた。

最初は、ある程度出来上がっているチームに入ることへの緊張感や初めての業務にガチガチになっていた。
資料を読んでも理解できない部分もあって、自宅に持ち帰って、読んだりもした。

そんなガチガチの日々は瞬く間に過ぎ去り、あっという間に本番の時期を迎えた。緊張体質で何ごともナーバスにとらえがちな私。
新しい体験もワクワクより、私にできる?どうしよう・・・のほうが強い。

そんな私が、何か急にくだらないことを思いついてしまった。この業務、重大な任務を極秘で任されているという設定にしたら、ちょっと面白くないか?にしても、そんなことをメンバーに言えるわけもない。

じゃ、誰に話すでもなく、妄想でフィクション&ノンフィクションでミッションインポッシブル風に物語を書いて、自分だけで笑ってるってのはどうだろう?

ちょっと小説家かエッセイストみたい。
おこがましいにもほどがありすぎるけれど、いいんだ、私1人で勝手に思ってるだけだし。楽しけりゃいいんだ。ということにしておいた。

というわけで、昼間は真面目に仕事に取り組み、家ではその日にあったことを、フィクション感超満載で物語を書く。ということが始まった。

この物語、いい思い出として自分の中で完結したつもりだったが、6年経った今、どういうわけか思い出されてしまった。
ずいぶん時も経ったことだし、ここに掲載してみようと思い、奥にしまってあったノートを出してきて、読み返してみた。

全然だめだ。フィクションとはいえ、ノンの部分もある。
加工すると全然面白くないし。特に、この職場を知らないほとんどの皆さんにしたら、は?となってしまうし、もしもこの職場の人がみたら、すぐにわかってしまうでしょう・・・

ここまでの私の意気込みは何だったのか。
いつも、無計画に思いつきで始める悪いくせがでた。
結局、この掲載自体も、つまらないものになってしまったじゃないの。

でも、ここまで書いたのだから、この物語の最後のフレーズだけ、紹介します。

『私はこの任務が終わったら別のメンバーと新しい任務が始まるので、どーでもいーけどね。
私は1つの所に長くとどまらない、さすらいのスナフキンみたいに、色々な任務に就く人なの。

そして、その空間をハッピーオーラでいっぱいにする人なの。
みんなが楽しく過ごせるように、素敵でかわいいお花のような存在でいること。
その役目がはたせれば、私の任務は大成功!今回は大成功よ。
あと解散まで2週間、キラキラ輝く癒しの泉のような存在でいることを誓います。』

自分をこんなキャラクターにしたてあげていたこと、たいへん恥ずかしい…





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