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ラベンダーの蕾をとる 魔女暮らし日記 6.22.2021
夏至から一夜明け、山形は晴れ。少し肌寒いが、ハーブも鳥も動物も元気に過ごしている。
心残りは、バラや紫陽花がまだ咲いておらず、リーザに間に合わなかったこと…。やはり今年は寒いのか、まだ咲く気配はない。
25日が満月なので、今日は先月に収穫し干していたハーブたちを整理する。平干しの葉っぱたちはよく乾燥され、各々の芳香をはなつ。今回も良い出来だ。
それらは乾燥剤とともにジップロック保存となる。可愛らしく瓶に保存するのはおすすめしない。遮光瓶でないかぎりは光で劣化してしまうのだ。
ほぼそのまま袋に詰めればいいのだが、ラベンダーはそうもいかない。
この蕾を茎から外さなければいけない。
乾燥した大きな蕾は外れやすいが、小さなものは苦労する。
わたしの場合は穂先をそのまま保存することもある。
サシェやドリームピロー、人形に詰める時は穂先のままでも構わないからだ。
ラベンダーは茎も香るので、長い茎はドイリーや栞を編むためにとっておく。祭壇に敷くのもいいし、家で使うのもいい。
勉強や読書のための栞もいい。リラックスして安眠できる(果たしていいのか)。
ラバンジンは2時間でこのくらいの蕾を外したが、まだある。また明日同じ作業せねば。
なかなか骨が折れる面倒な作業だ。ドライラベンダーをハーブやさんで買えば20g500円くらいだろうか。とうてい敵わない。
いまどき手作業でやる意味はあるのかと、色んな人から言われる。
しかし意味を求めてやっているわけではない。当店ではハーブも販売しているが、費用対効果を考えれば利益はないから、売るだけ損なのかもしれない。
ただ私がそこに価値を置いているのは、魔女の信条に従って、自らの手で作り、加工することで、足るを知り、多くを求めず、ロスを出さず、ゴミを少なく、エコで生活することができる点である。
自分がそのように使うから栽培と加工をしていて、店ではほんの少しお裾分けしている、そんな感覚である。
今後、このラバンジンもお香やマジカルオイルの材料になるが、それも自分が必要だから作っていて、「せっかくだから晩御飯でも食べていく?1人増えるのも10人増えるのも一緒よ」の感覚で多めに作っている。
コモンラベンダーは砂糖壺に入れておき、紅茶の味付けなどに使う。
お菓子では、ミルクゼリーにほんのりラベンダーが香ったりする。あるいは蕾も一緒に練り込んでスコーンやケーキを焼いたりする。
花は苦いので入れすぎは良くない。
砂糖壺にラベンダーを入れておくだけで、愛を引き寄せたり、思い人を惹きつける魔法になる。
また上記のような飲み物やお菓子を食べさせることで、気持ちを落ち着かせるが、シナモンなど特定のハーブと組み合わせるとドキドキになる。
ラベンダーは使い方によって万能なのだ。
さて、リーザがおわり早々と次のルーナサの準備をする。
例年なら向日葵やトウモロコシ、トマト、なす、きゅうり、枝豆、オクラなどたくさんの畑の実りがある。
ゆえにわたしのルーナサのイメージはカラフルなレインボー。
ちょうどレインボーカラーのケーキヤーンがあるのでこれを使って円形のサークルを編みたいなと。(前回紹介していた、スティーブンさんのFANTASTITCHは少しお休みする。)
イメージは、赤から編んでいってチャクラカラーで広がるような円形マット。
どのパターンがいいかな?とラベリーで漁って色々編んでみたが、結局いちばんシンプルなVステッチのものがいいかんじ。
今度はほどかずに最後まで気にいるといいな(笑)
今日も良い一日を!
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