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夏至のハーブティンクチャー 魔女暮らし日記 6.23.2021

大雨に注意、とニュースで聞いた昨日の夜。
外で日光浴させていたハーブ鉢たちを風除室へいれた。
軒下の鉢はだいじょうぶだろうと思っていたが…夜中、胸騒ぎがして目が覚める。
雨音が激しかったのかもしれない。

台風の日に「ちょっと川の様子見てくる」おじいちゃんよろしく、鉢の様子を見にいくと、雨どいから落ちて跳ね返った雨水が鉢を濡らし、受け皿もそれで満水に。
あわてて鉢を風除室にしまった。

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手前のプラコップ鉢は、水をやりすぎると枯れてしまうため(保水力があるから)風通しいいところに置いて乾かしている。でもセージはもうダメかもしれない。ひょろっとなってる。
ヒソップもやはり水に弱いようで、雨にあたったところがピンポイントで葉がダメになる。

おそらくガーデニング初心者が植物を枯らす一番の原因が水やりだと思っていて、だいたいハーブはそんなに水をやらなくてもいい(バジルとミントは除く)。だから雨の管理は非常に気を使う。

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とはいえ、雨でいきいきするモナルダちゃんもいるので、ほんと種類による…

さて、そんな雨のせいで今日は寝不足なのだが夏至は仕事がいっぱい。夏至といえばハーブティンクチャーの仕込み期なのだ!

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魔力が一番高いとされる夏至。おのずとハーブのエネルギーも最高潮。
今年は満月の収穫期にも重なったので魔女畑のフレッシュハーブでティンクチャーを作った。
この日のためにジャム瓶、蜂蜜壺、海苔の佃煮瓶、小岩井農場のバター瓶など、あらゆる瓶を貯めておく。
煮沸消毒してそれぞれのハーブを入れて、ウォッカを注ぐ。

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今回は食用(内服)用で作っているのでウォッカ使用。まあわたしは肌が弱いわけではないので、外用に使ってもいいかもしれないけど。ふつうはそこらへんも気にして作った方がいい。
この状態で、時々瓶をふりながら、冷暗所で2週間おいとく。
完成したら濾して遮光瓶で保存する。1〜2年もつんだが、フレッシュハーブは水分量も多いのでだいたい1年で使い切れる量を作るようにしてる。

・ハーツィーズ…悲しみを取り去りたいとき
・キャットニップ…生理痛のとき
・ワームウッド…やる気だしたいとき
・ラベンダー…眠れないとき
・セントジョンズワート…冬の日照による憂鬱な気分のとき
・フィーバーフュー…頭痛のとき

今回はこんな用途で作った。
それぞれの症状にあわせて、水に数滴(ものにもよるが1~5ml)いれて飲む。

わたしの感覚では、「ちょっとお腹痛いけど薬飲むほどじゃないな…」とか、「頭痛のこれはホルモンバランスのせいだとわかりきっている!」とか、「意味もなく萎える~やんなきゃいけないことあるのにやる気でない~」いうときに重宝している。(もちろん酷いときはロキソニンなどの薬も飲む)
そして別にティンクチャーの内服じゃなくても解決できることもあると思うから、一概に万人にいいというものではないだろう。ハーブは禁忌もあるので詳しくないと手が出しづらいしね。

主に自分の内服用で作るのだが、「ハーブのエネルギーを液体に転嫁したもの」として魔術に使うこともある。それはそれで扱いやすい。
例えば、祭壇に捧げるハーブ酒としてもいいし、蜂蜜と割って妖精や隣人に捧げるのもいい。
水で薄めて庭にまく(結界)こともできる。魔術具や神殿(身体)の浄化で使うのもあり。

もうめちゃくちゃ役にたつティンクチャー、だいすき。
今日もよい一日を。


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