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かわいそうではありませんよ

相変わらず遺された物の整理をしております。
箪笥の中からヴィンテージ風なショルダーバッグを見つけました!(年月が経ってヴィンテージになってしまったと言う方が正解かな)
母はきっと大切にしていたんでしょう…でも経年劣化ももちろんあり、パカっと開ければ中が全てボロボロ、外見もカビてはいますが拭いたらなんとか大丈夫そう。
姉は、肩の紐がこんなに細いバッグは無理だから要らないから使いなよって言ってくれた。
どうしても見た目は年季が入っているけど
それでも素敵だと思ったし、母の物だし、きれいに修理してもらったら使えるかなぁ〜と思いつつ、新品買った方がお金がかからない?
でも、良い物を買えばそれはそれで高い出費になるし、よし!修理だ!修理!
Instagramでハイブランドからハイブランドでは無い物でもなんでもリペア承りますの一言に惹かれたお店を見つけて問い合わせてみた。
LINEで簡単に見積もりをしてくださって、現物をお送りしてこれでまた本見積もりになるそうだ。
バッグを分解して修理してくださるお手間、そりゃあそこそこの金額にもなるでしょう!覚悟はしております!
何十年も前の物を使えるようにしていただけるんですから。
ありがたいです。
楽しみにしております!

先日、親戚の叔母さんに言われましたひと言、
『その若さでお母さんを亡くすってかわいそうね。元気出して頑張ってね。』
祖父母が長生きをしてくれたからそうなるか。
叔母は、90代後半の両親を面倒みていた。
祖父母と比べたら20年も早く母は逝ってしまったけど、病気も沢山したし、救急車にお世話になるにも既往歴が凄いもんだから、かかりつけの総合病院へ搬送していただくのが1番で、そこへ行けばカルテがありますのでね笑
そうなんです!母は沢山の病と向き合って頑張って来た人なんです。
もうダメかなぁって思うような事もありました。それでも、復活してまた戻って来れました。
だから、もう精一杯生きて来ましたし、その立派な生き様は真似出来ません。
母の姿を見ていれば、あんなに頑張ったんですから本当にお疲れ様でした。なんです。
もっともっと一緒に居たかったですし、一緒にやりたかった事、行きたかった所なんて沢山あります。
生きていられる時間には限りがある事、欲があってもお空の世界には持って行けないことを教えてくれたのは母です。
じんわり夜になると悲しみはやって来ます。
それでも、毎日を生きなくてはいけないし、
父のお世話もしなくてはいけないし笑
毎日葛藤してるけど、新たな学びと成長するきっかけを母はくれました。
だから、私はかわいそうではありませんよ。
ボチボチ何とかやりますよ〜お母さん。
お母さんいつもありがとう。

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