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#24 個人事業主のための「コミュニケーションスキルののばし方」

こんにちは、kurokoです。今回のnoteでは「個人事業主のためのスキルアップガイド」の第4回として、「コミュニケーションスキルののばし方」について書いてみようと思います。

突然ですが、コミュニケーションって得意ですか?
私は苦手です…。とはいえ個人事業主として独立してしまったので、嫌でも仕事にまつわるすべてを自分で進めていかなければならないので、最低限クライアントと話さないわけにはいきません。
(というか、生きていれば誰とも話さないなんて無理ですし…)

取引先や顧客とのやり取り、プレゼンテーション、時には交渉など⋯
「もっと相手に伝わりやすく話せたらいいのにな」「うまく意見をまとめられなくて困る⋯」「話すときいつも緊張してしまうな…」こんな悩みを抱えている人も多いのではないでしょうか?多いですよね!?
(苦手仲間がいるんじゃないかと勝手に期待)。

ということで今回は、個人事業主が身につけておきたい「コミュニケーションスキル」とその伸ばし方についてまとめてみます!


そもそも・・・コミュニケーションとは?

辞書的な定義は、人と人が情報や感情を交換するプロセスのことです。
情報や感情の交換なので、ただ言葉を伝えることではなく、非言語的な要素(表情やジェスチャーなど)や、聞く姿勢、理解力も含まれます。
現代社会で生きていくうえでは人との関わりは切り離せないので、他者と良好なコミュニケーションをとることは信頼関係を築く重要なカギであるとともに、自分を生きやすくするためのスキルともいえますね。


“スキル”がつくとどうなる?コミュニケーションスキルとは?

概念

「自分の考えを相手に分かりやすく伝える力」と「相手の意図を正確に理解する力」の両方を指します。伝えるだけでなく、受け取る力も必要という点が意外と盲点です。

主な種類

  1. 言語的スキル:わかりやすい言葉遣い、適切なボキャブラリー。
    【例:会議での発言】
    プロジェクトの進捗を報告する際、専門用語を連発するのではなく、誰でも理解できるように簡潔な言葉で説明する。例えば、「API連携を最適化しました」ではなく、「他のシステムとデータをスムーズに共有できるように設定しました」と伝えると、技術に詳しくない相手にも伝わりやすくなる。

  2. 非言語的スキル:ボディランゲージ、表情、視線、声のトーン。
    【例:プレゼンテーション中の表現】
    新しい企画を提案するプレゼンの場面では、直立不動で話すよりも、ジェスチャーを加えながら自信を持った姿勢で話すし、説得力を増加させる。また、重要なポイントでは声のトーンを少し強めたり、間を置いたりすることで、聴衆に印象を与えやすくする。

  3. リスニングスキル:相手の話を傾聴し、質問や相槌を使って意図を汲み取る力。
    【例:クライアントとの打ち合わせシーン】
    クライアントが課題を説明している場面で、「なるほど、その点が特に重要ですね」と相槌を打ちつつ、「具体的にどのタイミングでお困りになりましたか?」と質問をする。相手のニーズを深く理解できるとともに、こうしたリスニング姿勢で臨むことで信頼構築にもつなげていく。(アクティブリスニングともいう)

  4. 対人スキル:共感力や調整力、交渉力。
    【例:チーム内での意見調整】
    チームメンバーが対立した意見を持っている場合、それぞれの意見に耳を傾けたうえで、「両方の意見にそれぞれの強みがあるので、折衷案を考えてみませんか?」と提案する。調整役を担うことにより共感的な姿勢で接することができ、円滑な合意形成を図る。

どうでしょうか。4つのスキルに得意不得意はありましたか?
ちなみに私は、3のリスニングスキルは得意で、1の言語的スキルが伸ばしたいスキルです。


コミュニケーションスキルを伸ばす方法

では、上の4つのスキルはそれぞれどのように伸ばせばいいのか。5つの方法を紹介します!

1. アクティブリスニングを実践する

アクティブリスニングとは、相手の話を注意深く聴き、共感や理解を示しながら適切に反応するスキルです。相槌や要約、質問を使って相手の意図を確認し、信頼関係を築くコミュニケーションの重要な要素です。
【上達方法】
相手の話を途中で遮らず、最後まで聞き、要点を確認する練習をします。
頷きや簡単な応答(「なるほど」「それで?」)で相手を安心させる。

2. フィードバックを求める

フィードバックとは、相手の行動や成果に対し具体的な評価や意見を伝えることです。建設的なフィードバックは、改善点や良い点をバランスよく伝え、相手の成長や成果向上を促す重要なコミュニケーションスキルです。
【上達方法】
日常のやり取りやプレゼン後に、相手から「話がわかりやすかったか」「伝わりにくかった点はあるか」を尋ね、改善に役立てます。

3. プレゼンテーション力を磨く

プレゼンテーションとは、情報やアイデアを相手に効果的に伝えるための発表や説明のことです。視覚資料や言葉を組み合わせて、内容を分かりやすく構成し、聞き手の理解や共感、行動を促すことを目的とします。
【上達方法】
簡潔に話す練習をします。ポイントを絞り、順序立てて伝えることを心がけます。ワークショップやオンライン講座で学ぶのもおすすめです。

4. 非言語コミュニケーションに注目する

非言語コミュニケーションとは、言葉を使わずに情報や感情を伝える手段のことです。表情、身振り、視線、声のトーン、姿勢などが含まれます。言語的なメッセージを補強したり、相手の感情を理解したりする重要な要素として働きます。
【上達方法】
鏡の前で話す練習をしたり、動画で自分の表情や姿勢をチェックすることで、改善点が見つかります。

5. 多様な人との対話を重ねる

少し毛色が異なりますが、異なる業種や文化背景を持つ人と話すこともコミュニケーションスキル向上に寄与します。業種や文化背景が異なれば、自分の“普通”や“当たり前”がそうではない、という点に気付かされますし、そこから新しい視点や伝え方を学ぶことにも繋がります。


コミュニケーションスキルに関するおすすめ本

いきなり実践!でも全然OKですが、私のようにインプットを十分にしてから挑戦したいタイプの方におすすめしたい本を3冊紹介しておきます!知識を得ると自信にもつながるので実践しやすくなりますよ!

  • 『人を動かす』デール・カーネギー
    クラシックながら現代にも通用するコミュニケーションの基本が詰まった一冊。

  • 『FACTFULNESS』ハンス・ロスリング
    データに基づく話し方や、誤解を解消するためのコミュニケーション術が学べます。

  • 『伝え方が9割』佐々木圭一
    言葉選びの重要性や、伝え方ひとつで印象が変わる実例が豊富です。


まとめ

色々書きましたが、コミュニケーションスキルを伸ばすにはやはり練習あるのみだな〜と思っています。コミュニケーションをとるというと話すことだから簡単に感じられるかもしれませんが、スキルとして伸ばしたい場合は、どのスキルを伸ばしたくて今話しているのか(あるいは聞いているのか)を逐次意識して実践することが重要だと思います。いきなり顧客との折衝でトライするのもいいですし、身近な人との会話からやってみるのもいいですね。
信頼され、円滑に物事を進めるためにも積極的に試して習得していきましょうね!私も早速始めてみます。

次回予告

次は「時間管理術を身につける」というテーマで、効率よく時間を使うコツについて書いてみようと思います〜!kurokoの得意分野⋯!ではまた〜!


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