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#19 個人事業主が知っておくべき確定申告のステップ
こんにちは、kurokoです。「個人事業主が知っておくべき○○」シリーズ第9弾はまた事務編に戻って「個人事業主が知っておくべき確定申告のステップ」について書いてみます〜。
初めての確定申告は、個人事業主にとって避けて通れない一大イベントですよね。何をどう準備すればいいのか分からず、つい後回しにしてししまいそう…なんてことないですか?
私も昨年が個人事業主として初めての確定申告だったのですが、煩雑な作業が多いように感じて後回しにしてしまい、結局期限ギリギリのタイミングで慌てて作業する羽目になりました…(反省)
振り返ってみると「煩雑な作業が多そう」という思い込みにより、後回しにしてしまったのですが、実際にはそんなに複雑なことはありませんし、特に個人事業主なりたての頃であればわりとシンプルなはず…!
ということで、思い込みにより同じく後回しにしてしまう人が減るといいなという気持ちと、私自身も同じことを繰り返さないよう自戒の念を込めて、このnoteにまとめてみようと思います。
ちなみに私の提出後の感想は「案外楽じゃん!」でした!
ポイントは、基本的な作業の流れをつかんでおくことと、ツールやサービスをうまく活用すること。全体がわかっていれば思っている以上にスムーズに進められますのでぜひ読んでみてくださいね〜!
\サクッと/確定申告の概要
確定申告は、毎年1年間(1月1日から12月31日まで)の所得と税金を計算し、税務署に報告する手続きです。
個人事業主の場合、年間の収入や経費をもとに所得税額を確定させ、必要に応じて納税を行います。ちなみに、青色申告を選んだ方は帳簿管理や書類作成が必要になるので、後述する会計ツール等を活用するなどの準備をしていれば慌てずに済みますので参考まで!
確定申告の全体スケジュール
1. 確定申告の準備(1月—2月中旬)
必要な書類を集める
売上帳、仕入帳、経費帳などの帳簿
領収書や請求書
銀行取引明細書
帳簿を整理する
青色申告の場合、複式簿記が必要です。普段から定期的に記帳しておくとスムーズです。
税額控除や特例を確認する
医療費控除や住宅ローン控除など、適用可能な控除をリストアップしましょう。
2. 確定申告書の作成(2月中旬—3月上旬)
申告書の種類を選ぶ
青色申告決算書や収支内訳書を作成します。
会計ソフトで自動作成
会計ソフトを使うと、入力したデータから自動で申告書を作成できます。
3. 確定申告書類の提出(3月15日締切)
提出方法を選ぶ
e-Tax(電子申告)を利用する
税務署に直接持参する
郵送で送付する
納税を完了させる
指定の方法で納税を行いましょう。クレジットカードやインターネットバンキングが利用できます。
確定申告に使えるツール
会計ソフト(←青色申告をする方は利用がおすすめ!!)
freee(フリー)
初心者に優しいインターフェースで、スマホアプリも充実しています。
マネーフォワード クラウド確定申告
自動仕訳機能が強力で、銀行口座やクレジットカードと連携可能です。
弥生会計オンライン
操作性がシンプルで、確定申告書の作成サポートが充実しています。
公共サービス
e-Tax
インターネットで確定申告書を提出できるサービス。基本24時間利用可能なので、思い立ったときに作業できます。
“基本”と書いた通り、メンテナンス等により使えない時間や日があるので事前にe-taxの利用可能時間カレンダーで確認することをおすすめします!(チラ見したらメンテナンスで終日使えない日がちらほらありました。)
税務相談窓口(←書類を見た時点でお手上げ!という方、是非利用を!)
地域の税務署で確定申告に関する相談を受け付けています。事前予約が必要な場合があるのでその点注意が必要ですが、かなり丁寧に回答してもらえる印象です!
利用時のコツは、「何がわからないか」を言語化しておくことです。私はノートにまとめて質問を書いておき、e-taxで一時保存した書類をプリントアウトしたものに付箋をつけて持参しました!ローテクですが、結果確認漏れなど防げてよいですよ!
言語化例:第◯号書類の◯◯の項目に入力すべきものがなにかわからない、◯◯の費用をどの項目に入力するのかがわからない、個人事業主で単独事業の場合、第◯号書類は提出不要か?など。
国税庁 確定申告書等作成コーナー
無料で申告書を作成できるウェブサービス。計算が自動化されており、初心者におすすめです。
どうする!?確定申告期限ギリギリでの対応策
提出期限を守ることを最優先に
完璧でなくても、まず申告書を提出しましょう。不備があっても後日修正申告が可能です!(←裏ワザ!w)
簡易版で提出する
必要最低限の項目を記入し、不足分は追加で提出する方法もあります。
税理士に依頼する
締切直前でも税理士に相談すれば、プロの助けを借りて間に合わせることができます。
まとめ
初めてだと不安がつきものですが、基本的な流れを把握し、ツールを活用することで効率的に進められそうじゃないですか?加えて日頃から帳簿の整理や、必要な書類(領収書など)をそろえておく習慣をつけられれば完璧!
締切直前で焦ることのないよう、早めの準備を心がけてみてくださいね!
私もあと回しにせず、今から頑張ります…!
次回お知らせ
次回は、「個人事業主が知っておくべき○○」シリーズの最終回で「個人事業主が知っておくべきライフプランニング」について書いてみようと思っています。今後の生活設計や資産管理について、私自身がどんな風に考えているのか、なるべく具体的に書けたら〜と思ってます。それではまた〜。