見出し画像

#7 【手続き】税務署に開業届を提出する

こんにちは、kurokoです。#個人事業主になるには の第七弾として「#7 【手続き】税務署に開業届を提出する」というnoteを書きたいと思います。(すでに開業届は出したよ!という方は読み飛ばしてくださいmm)

個人事業主として社会的に踏み出すぞ!となったとき、最初に作る書類が「開業届」です。「うっかり提出期限を過ぎてしまった…!」「慌てて取り寄せたけど何を記入したらいいの?!」と読みながら不安に思っている方もいるかもしれませんが大丈夫です!
以下に作成時のポイントなどを簡単にまとめておいたので、まずは大きく深呼吸して、スーーーーーハーーーーーーッ!と息を吐いてから、落ち着いた心で、このnoteを読んでみてください。きっとサクッと開業届がかけるはず!


1.開業届とは?(※ここは覚えなくて大丈夫、ふーん。です)

開業届(正式名称:個人事業の開業・廃業等届出書)は、個人事業主として事業を始めたことを税務署に報告する書類のことです。
この手続きは、税務上の基礎情報を提供する役割を果たしているため、開業届を出すことで税務署に“A子さんが個人事業主になったてよ。”と正式に認識されることとなります。
ちなみに、この開業届を出すついでに青色申告承認申請書も提出しておくのがおすすめです。節税効果が得られる青色申告の適用が受けられるようになるので、青色申告控除を受けたい場合は同時に提出するとよいです。(同時でなくてもOKなので、とりあえず開業届!と急いでいる人は追って対応でも)


2.開業届を提出するタイミング

開業届の提出期限は開業日から1か月以内 です。え!!!過ぎてた…!!!という人も大丈夫です、安心してください。この期限を過ぎても何ら罰則はありません。(罰則はないけど、期限が定められているというトラップ…)
遅れて提出する場合でも問題なく受理はされますのでご安心を。
なお、青色申告を同時に提出しようと考えている方は、青色申告承認申請書の提出期限があるので、早めに提出することをおすすめします。
(※青色申告承認申請書の提出期限は開業から2ヶ月以内が基本。詳細は国税庁HPの申告等の方法内表を参照)


3.開業届の記入方法

開業届は国税庁のウェブサイトからダウンロードできますし、お近くの税務署に行って用紙をもらうこともできます。
記入内容はシンプルすぎるくらいシンプルですが、サラッとポイントをまとめてみましたので手元に用紙を用意して書いてみてください!
(上記リンク遷移先の中段[申請書様式・記載要領]という箇所にダウンロードリンクがあります。※下記キャプチャは国税庁ウェブサイトより拝借)

国税庁ウェブサイトキャプチャ
国税庁ウェブサイトより
  1. 氏名・住所・事業所所在地
    → 自分の氏名と住所を記載。自宅が事業所の場合は住所をそのまま記載。

  2. 職業・事業内容
    → 職業欄には「個人事業主」、事業内容欄には具体的な業種や提供するサービス(例:「WEBライティング」「デザイン制作」「コンサルティング」など)を簡潔に記入。

  3. 屋号(任意)
    → 屋号は任意です。自分の名前のみで仕事される場合は空欄のままでOK。ビジネス上の呼称を用意したい場合は屋号を決めて書きます。

  4. 所得税の納税地
    → 通常は「住民票の住所」を選択でOK。何等かの理由で納税地が異なる場合は税務署に相談しましょう。

  5. 事業開始日
    → 実際に事業をスタートした日を記載してください。特定の日付がない場合は、適当な日付を選んでも問題ありません!

  6. 提出書類の有無
    → 青色申告承認申請書やその他の書類を同時提出する場合はチェックを忘れずに…!


4.必要な書類

  • 開業届(1部)

  • 本人確認書類(マイナンバーカード、または通知カードと運転免許証など)

  • 青色申告承認申請書(希望する場合)

※kurokoの蛇足※
開業届とともに提出した書類は控えとしてコピーをとっておくことをおすすめします!私の住む自治体では、息子たちの保育園入園手続きをするとき、個人事業主であることの証明の1つとして開業届のコピーを提出しました。


5.提出方法

開業届は以下の3つのいずれかの方法で提出可能です。

  • 税務署窓口に直接提出
    窓口で記載内容の確認をしてもらえるので初めての方におすすめ。不備があったらその場で修正して提出完了まで行えます。

  • 郵送で提出
    提出書類の控えに収受印が必要な場合、返信用封筒を同封。

  • e-Taxでオンライン提出
    マイナンバーカードがあれば、オンラインでサクッと完結します。

※kurokoの蛇足※
私は不安だったので、税務署の窓口へ提出に行きました。青色申告も同時提出だったので、その場で諸々確認してもらえてよかったです。
私と同じように税務署窓口での提出を検討されている方は、確定申告シーズン(1〜3月)を避けるのがおすすめです!確定申告シーズンになると窓口が非常に混み合う&待ち時間が異常に長くなります…。


まとめ

開業届、読みながらかけちゃいましたか?紙一枚で個人事業主になれちゃうというシンプルさ。(なるのは容易いが、なってからがね…っていう。)
記入箇所も少ないですし、出し忘れていても罰則はありませんがサクッと準備して提出しておくと安心ですよね。


次回のお知らせ

次回は、このnoteも何度か出てきた「青色申告のメリットと申請の流れ」をテーマに書いてみようと思っています。ではまた〜。

いいなと思ったら応援しよう!