引越し記録 〜部屋探しday1〜
久しぶりの投稿。
今回は部屋探しについて。長くなるので2回に分けようと思う。ちょうどday1とday2がある。と言いつつ、話はこの前日譚からはじまる。
さて、遡ること約半年ほど前。晴れて大学院に合格した。
現在の大学とは違う大学の院なので、引っ越しが必要となった。
半年もあればじっくり部屋も探せるし、9月ごろともなれば学部受験生とのタイミングもズレるので選びたい放題であろうと思われた。
ところがどっこい、あれよあれよと時は過ぎ、気づけば2月。え?
言い訳をするなら、2月上旬に寮の募集があって、それの結果次第で決めようと思っていた節はあった(何しろ寮費が月500円と破格の安さ! 申し込まない手はない)。しかし、それでも仮押さえなり下見なりできただろうに。
まあ、言い訳をしても仕方ない。ということで2月某日、ライフルホームズにていい感じの物件を物色、資料請求をしてみた。
翌朝、大量の電話がかかってきた。
1件目はアパマンショップ。とりあえず有名どころなので、内見予約だけしてみた。
2件目は京都ライフ。しかし聞いてみるとアパマンと同系列のようなので、先にアパマンで予約したことを伝えてお断り。
3件目は賃貸住宅サービス。名前だけは一番聞いたことがある。JR高槻駅前でバス待ちをしているといつも、「サービス、さっ、さっ、賃貸住宅サービス! サービス、さっ、さっ、賃貸住宅サービス!」という店頭の呼び込み音声が鳴り響いていた。最近はあまり聞こえてこないが、やはり苦情でもあったのだろうか。とりあえずここも、比較対象として予約した。
他にはエリッツやフラットエージェンシーなどからも電話があった気がするが、面倒なので取らなかった。
そうして迎えた内見日。
まずはアパマンから。
ちなみに今回探した物件の条件は以下の通り。もし今後二月下旬に京都で新居を探すことになったら参考になるかもしれない。
・ 家賃は最大6万円程度、安ければ安いほどいい
・ 風呂トイレ別
・ キッチン広め(二口コンロがベスト)
・ 大学院まで自転車圏内
二口コンロってどこが漢字で、どこがカタカナかわかりづらいと思う。
なかなかいい対応で、こちらのニーズも汲んで、いくつかいい物件を見繕ってくれていた。
(正直、アパマンは消臭剤での爆発事件があったのでやや不安ではあった。詳しくは「アパマン 爆発」でググると色々とわかる)
朝10時頃から部屋探しを始めたが、当初資料請求していた部屋も含めてかなり動きが激しいようで、すでに入居者が決まっている物件が多かった。この点についても、担当の方はかなりたくさんの物件に電話をかけて最新の状況を確認してくれていた。
いくつか部屋が見つかり、資料を眺める。
アパマン「こんなんどうですか?」
私「あー。まあまあいいですね。あ、これは……。」
(備考欄に「隣に組事務所あり、心理的瑕疵物件」)
アパマン「あー……」
私「ちなみにこの事務所っていうのは結構おとなしめですか……?」
アパマン「いや、やめといた方がいいですね」
私「そうですか」
アパマン「逆におとなしかったらいいんですか?」
私は京都の自営業者の方を甘くみていたのかもしれない。
そんなこんなで、内見先候補が決定。
11時半ごろに内見に出発。
内見1軒目。
同じ名前の物件が複数あり、間違えて別の物件に行きそうになるというトラブルを経つつ、無事到着。なかなか良さげな物件。欲しい条件は全部満たしているうえに、独立洗面台、商業施設が近い、水道料金込み、インターネット付きというかなりの好条件。間取り図ではわからなかったが、カーテンをつければ洗面台を脱衣所にできるというのもよかった。京都の冬は寒いと聞くので、風呂上がり全裸三畳間キッチン(冷暖房なし)は流石に凍え死ぬのではないかと思っていたが、その心配もなさそうである。そしてベランダが広い。これまた間取り図よりも広い。洗濯機が四つか五つくらいおけそうな広さであった。
強いていうならちょっと狭いくらい。
マキシマリストなので可能な限り広い方がありがたい。
ひとまず保留。
内見2件目。
道が狭い! 京都らしい感じではあるけど、なかなかの狭さ。車で行くのは大変そうである。近所のコインパーキングから1、2分ほど歩き、物件に到着。事前にサイトで閲覧した際にはなかなかエキセントリックな洗濯物の干され方がしていたが、実際に見てみるとそうした様子はなかった。さて、期待の2件目、ドアオープン!
バサバサっ。
玄関に散らばる大量のチラシ。ほんのり嫌な予感。
アパマン「あ、全然踏んで行っちゃっていいので。」
そういうものなのか。
部屋に入る。キッチンは広い。一件目より作業スペースも広いし、部屋としても3畳半〜4畳くらいはあったかと思う。ただ、低階層で北向きのベランダなので暗い。キッチンを越えて奥に進む。
和室。まあまあな感じ。そして奥に風呂……。謎の空間(脱衣所?)を経て、風呂を覗く。
私「あー。なるほど……。」
アパマン「これは……、普通にないっすね」
そんなこと言うていいんかいな。
相当に使用感のある浴槽は畑の横に置いてある農家さんの貯水タンク代わりになっている元浴槽を彷彿とさせる佇まいであった。
コインパーキングの料金がかかるので早々に撤退。
「いやー内見してみてよかったな。」と思いながら車に戻る。
後部座席に座って、料金を精算機に支払うアパマンさんを待っていると、ドアをコンコンと鳴らされた。
アパマン「あのー、5000円の両替か200円って持ってます……?」
両替した。
3件目は内見不可(3月末退去)ということで外から見るだけになった。
駅近で1件目よりちょい広め、ただ家賃が高いという感じ。
そして最後に4件目。
ロフト付きの物件で、礼金がめちゃくちゃ高いのが気になったものの、一応見るだけということで内見。
いやーやっぱりロフトいいなぁ。しかもキッチンが広いし綺麗だしキッチンの収納が全体的に多い。靴箱もある。いいなぁ。
礼金は高いものの、家賃は5万ちょいくらいで、水道光熱費込みにしても月々6万ちょっとになりそう。東京であればおそらく家賃だけで6万はいくだろう。
こうして内見終了。
朝10時から始めて、気づけばもう16時ごろ。
担当さんもお昼ご飯抜きで付き合わせてしまって申し訳ない。
翌日に賃貸住宅サービスでの内見もあるので、今日のところは一旦保留ということで帰宅した。ここまでの気持ちとしては、1件目8割、4件目2割、3件目は翌日どちらも埋まっていたらという感じ。
2件目についてはもはや議論の余地はないだろう。
day2に続く。
(続きはこちらから)