約一年ゲームテクターを運営して感じたこと
ゲームテクター(GT)を始めて、一年が経ちました。
GT公式としては、この1年をまとめたインフォグラフィックを作成し、すでにTwitterでも公開してありますが、
ここでは個人視点で、GTの1年を振り返ろうと思います。
まずは余談から・・・(背景)
もともと自分はゲーム好きの人生では無かったですが、数年前、偶然にストリート5の動画を見たとき、一気に引き込まれました。
グラフィックがめちゃくちゃきれいで、動きがカッコいいなと。予測不能のアニメを見てる感じだったし、見てると現実のモヤモヤが解消される感覚で気持ちが良かったです。
それからゲーム(スト5)がどんどん好きになりました。ほぼ毎日ゲーム配信を見ながらコメントも書き込んでたし、大会鑑賞のために徹夜もしたし、テレビ収録も見に行きました。ガチの動画勢になりつつあったと思います。とにかくその時間は楽しくて、おかげでQOLが向上しました。
「そうか、自分含めゲームのおかげで人生がより充実する人がいるんだ。」
そう気づいてからは、ゲームへの価値観がどんどん変わっていき、ついに昨年、ゲームテクターを起業仲間とスタートするに至ります。
GT1年間の沿革
始めは「esports-tv」という、自分と同じ動画勢のためのプラットフォームを作っていましたが、「時期尚早というか、今なにもコンテンツのない自分たちがやるべきサービスでは無いかも。コンテンツが自動で蓄積される仕組みが先だ」ということで、方向転換して、それからゲームテクター(GT)の歴史が始まります。
そのタイミングで新しいメンバーを迎え入れました。メンバーのうち二人がウイイレが好きで、界隈にも明るかったことから、ウイイレの大会を開くことに。
それが1/11のミニヒカック杯でした。
初めての大会の日は、夜メンバーみんなで集まって、とにかく問題が起きないよう緊張しながら様子を見守っていました。
それから約1ヶ月後の2/17、ウイイレ界隈で最大規模で影響力のある、ネイ丸杯の決勝トーナメント(72人)で、GTが採用されました。スタートして間もないのに使ってくれたことが本当に有り難かったです。
春には、初めて自分たちでツアー形式の大会を開催し、235人が参加してくれました。
夏に1ヶ月かけて主催した2回目のGTツアーには、前回より4倍以上の1019人が大会に参加してくれました。
これは、前述のネイ丸杯に匹敵する規模で、すなわちウイイレ界隈でトップ規模とも言えます。自分たちに堂々と誇れる実績が1つ増えた出来事でした。
冬には、初めてのオフライン大会を東京で開催しました。
実験的に企画しましたが、30人ほどが参加してくれて、幸い反応も良く、シリーズ化していくことが決まりました。
2回目は大阪で2/15に開催予定ですが、現在70人近い申込みがあります。
以上が、この1年間、メンバー全員が本業の傍ら、試行錯誤しながら作り上げた歴史です。限られた時間や活動費(各メンバーの自費)を駆使して、ここまでやってこれた事は、我らながら称賛できるのではと思います。
コアユーザーの支えと教え
この1年で1700回以上のゲーム大会が開催されました。GTを使ってくれた主催者の数は430人以上になります。なかには90回近く開催してくれている人も。
一方、ゲームテクターを使った大会(GT大会)の参加者は、7600人以上で、なかには420以上の大会に参加した人もいます。
このようにコアユーザーとなってくれている方々の存在はとても有難く、私たちの日々の運営の原動力となっています。
この一年は特に主催者さんとの接点が多かったですが、とにかく驚きというか、学ぶことが多かったです。
・一人で数百人規模の大会を切り盛りしてる人
・オリジナルのルールを考えて新鮮味のある大会を企画する人
・不戦敗を極力出さないために、開始から結果報告まで細やかな配慮をする人
など、皆さん日々工夫しているなぁと。
当然ながら、「継続して中〜大規模の大会をやり続けられる」ことは、普通の人には出来ません。情熱はもちろん、大会の運営力や人として惹きつける力などが無いとムリです。でもそれを既にやっている主催者さんが少なからずいて、その方々にGTを使ってもらえることの意味は本当に大きいなと思っています。
そのおかげで、GTとしては主催者さんたちが日ごろ面倒だと思っていることなどを把握しやすく、結果、限られたリソースで今日まで成長することができたと思います。
この姿勢は今後も崩さずに継続していきたいです。
なお、1年の沿革や数字に関して詳しくは下記リンク先にまとめてあります。
ゲームテクターの目指す世界観とこれから
自分たちが目指す世界観の1つに、大会・主催者・プレーヤーの振り返り(実績)をより詳細にデータ化し充実させることで、ゲーム大会を盛り上げたいという思いがあります。その世界観は今後も変わりません。
そして2年目となる今年は、携わってくれる主催者やプレーヤー、そしてそれを観て楽しむ方々が、皆、よりハッピーになるような要素を取り入れていきたいと思いながら、色々準備中です!!(最後がすごい漠然w)
ちなみに、自分は「eスポーツ」としてGTをやっているかというと、多分そうかと思います。
自分はゲーム大会(個人配信も好きですが)を観るのがすごく好きな動画勢なので、それこそスポーツを観るのと同じ感覚を持っています。だからこそ、楽しませてくれるプレーヤーや主催者さんの役に立てる仕組みを作ったり、ゆくゆくは競技性や経済的(つまりeスポーツ的な)要素を加えることは、ゲーム業界の発展に繋がり、将来的に私のような動画勢の人がもっと増えることにも繋がるため、e-sports化していくことに基本賛成です。
そんなこんなで、忙しい日々のなかで、支えてくれる素晴らしいGTメンバー並びにユーザーさんに感謝の気持ちを忘れずに、2年目はより成長できるよう工夫していきたいです!
引き続きどうぞ宜しくお願いします!!