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試験時間内に、あなたが修正できなかった計算ミスは、ミスではなく実力である。(ミスの原因と対策)

こんにちは。京大医学部現役生の、クロコ(@koo52310552)です。ようやく年内の臨床試験が終わったので、記事を書いています。

今回は、よく受験生が悩まされるタネの一つに上がる”計算ミス”についての記事です。かなり厳しいタイトルになってしまいました。「このミスさえなければ満点やったのに...」とか、「大問の1問目で計算ミスしてもうた!25点吹っ飛んだ〜」などの経験は誰にでもあると思います。そして、計算ミスは、果ては入試の合否にも関わってきます。実はみなさんが思っている以上に、計算ミスというのは奥が深いものです。

今回の記事では、

(1)なぜ計算ミスをしてはいけないか

(2)なぜ計算ミスをしてしまうのか、そして、その対策

といったことに焦点を当てていきます。それでは、いきましょう!

(1).なぜ計算ミスをしてはいけないか

最初に断っておきますが、計算ミスは誰でもします。京大医学部となると、たまにそろばん十段の猛者などがおり、暗算でも計算ミスをしたことがないという人がいますが、そんな例外を除いて、ほぼ100%の人が計算ミスをします。僕もします。

では、みんながしているから自分もして大丈夫か?というとそうではありません。かくいう僕は、数学や理科の試験で、単純な計算ミスで点数を落としたことは一度もありません。そして、それが試験では莫大なアドバンテージとなっていました。逆にもし、人並みに計算ミスで点数を落としていると、数学での高得点はあり得ませんでした。

計算ミスをするとなぜいけないのか。それは試験での点数のロス、に加えて時間のロスにもなってしまうからです。

計算ミスの厄介なところは、自分ではあっていると思い込んでいるという点です。

小問の一つ目で、計算ミスをすると、それ以降の問題の点数ももらえない、さらにその解いた分の時間も無駄になっている。その問題がわからなくて、完全に飛ばした時より、ロスは大きくなってしまっている

さらに、計算ミスが原因で、途中で詰まったりしてしまうと、自分ではうまくできているはずなのに、答えが出ないという焦りが出てきます。焦りが焦りを生み、集中力も低下し、その後の問題も解けなくなります。みなさんも経験したこと、一度や二度はありますよね。あれ、めっちゃ嫌じゃないですか?

試験では、問題を解けるかどうかの戦いがまずありますが、時間との戦いも存在するのです。限られた時間内で、効率的に点数を獲りに行く。その時間との戦いにおいて、計算ミスは莫大なディスアドバンテージになります。その問題の点数がもらえないだけではなく、他の問題にも影響を及ぼすのです。

しかし、「計算ミスは誰でもしますって言ったそばから、僕はしたことありません、って話が矛盾してるじゃないか。」と思われるかもしれません。しかし、矛盾しているつもりはありません。僕は計算ミスをしますが、計算ミスで点数を落としたことはない、と言っているのです。そしてそれは、僕が計算ミスへの対策を行っていたからです。ここでタイトルの話が出てきます。

試験時間内に、あなたが修正できなかった計算ミスは、ミスではなく実力である。

これは逆にいうと、時間内に、計算ミスを見つけて直しさえすれば、なんの影響もないですよ、ということなのです。

(2)なぜ計算ミスをしてしまうのか、そして、その対策

僕がなぜ、計算ミスで点数を落とさなかったのか。それは試験時間内に必ずミスの箇所を発見し、修正していたからです。そしてミスを見逃さないために何をやっていたか。

それはミスの予測と、徹底的な検算です。

よく計算ミスをしてしまう人は、自分がどんなところでミスをするのかわかっていません。例えば、僕は2桁×2桁以上の計算や、sin cos絡みの公式(三角関数)を扱う際に、よく間違えるということを自覚していました。今、計算ミスをよくしてしまうという人は、自分がどんなところでミスをするのか書き出してみましょう。

そして、その次にすること、それはミスすると自覚している箇所が出てきたら、そこを徹底的に見直す(検算する)です。僕は2桁×2桁以上の計算が出てきたら、必ず二回以上は筆算を書いていましたし、数列の一般項はn=0.1.2まで代入して確認していました。実際にこうすることでミスを発見できた回数は一度や二度ではありません。そして僕が計算ミス対策で行なっていたことはこれだけなのです。しかし、実際は、これだけのことを大多数の人はできていないのですね。

【まとめ】

今回は計算ミスの影響、原因、対策について僕なりの意見をまとめてみました。この対策、良い!と思った方はすぐに実行に移してみてください。そんなに難しいことではないはずです。



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