ファーストシューズ製作日記 9 試作品完成〜着用
靴作りを仕事にしています。子供のお洒落に情熱を注ぐ妻に促されファーストシューズ作りを初めました。新しいことにはなるべくチャレンジしたくない性格なのでしぶしぶ作り始めたファーストシューズでしたが、完成してみると、自分でも結構気に入りました。
靴底を縫う準備ができたところの写真です。右足の作業途中の写真はこれだけしかありませんでした。撮るのを忘れたか、撮った写真を消したかしてしまったようです。作業内容は左足と同じです。アッパー(足を覆う部分)を作り、アッパーを木型に被せて添わせながら釘で止め、靴底を付けたら木型を外して縫い付け、ヒールを付けたら完成です。
完成しました。試作品なので左足にだけハトメが付いています。裏地の色が左足が紫色、右足が生成りです。
完成した靴を履かせて出かけました。2017年の11月でした。
それからは家にいる時や出かけるときに履かせていました。まだ歩くことができなかったので、はいはいをしてつま先が擦れたりしました。完成時は靴紐にコットンレースを付けていましたが着用時には革紐に変えました。革紐は使い初めは堅いですが使っているうちに柔らかくなって使いやすくなります。アッパーと見た目の馴染みが良くて気に入っています。本番は革紐です。
カカトの縫い合わせの仕様も違います。左足は縦にステッチを2本入れていますが右足にはステッチがありません。本番ではステッチありにしました。
うまくいくか自信がなかったファーストシューズ作りが試作品が完成して、履かせることができるとわかり、本番作りへ向けて勢いがつきました。次回からは本番作りの工程を書こうと思うのですが、試作品作りとほとんど内容が同じなので、どうにかして新鮮な内容にできたらいいな、と思います。