『心理援助職のためのスーパービジョン』
ナラティヴ・スーパービジョンの参考文献である
『心理援助職のためのスーパービジョン』
は、組織における上司部下にもあてはまる。
スーパービジョンは、「教育・指導的側面」も確かにあるが、むしろ大事なのは「回復・サポート的側面」であり、スーパービジョンを受ける人が、自分自身が大事にしていることややれていることを確認し、仕事に対するモチベーションを保つのを助けるためにある。
ケアする人がケアされるしくみこそが、スーパービジョンともいえる。
つまり、自分が誰かを支援しているのと同じように、自分自身も誰かから支援される、ということが大事なのだ。
npaccで実施されている、RC(リフレクシヴ・カンバセーション)がもっと日本で広まっていけば、支援職の「燃え尽き」をもっと未然に防げるかもしれない。
どんなスーパービジョンであれば、スーパーバイジーのためになるのか。
それについて考えることは、目の前のクライアントに何を提供できれば役立つことができるのかを考えることと相違ない。
支援職のためのオープンダイアローグ を考えるにあたって、この視点ははずせない。
助けてもらうことは、自分自身を弱い立場に追いやる気持ちになる人もいる。
でも、誰もが
もっと、大事にされていいはずなのだ。
そのひとつが、その人の声が聴かれる、ということなのだと思う。
誰かの話を聴くばかりの毎日だからこそ、
誰かに自分のことを聴いてもらえる場をつくりたい。
現在準備中なので、もう少しお待ちください。