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過去日記 1999-04前半

今読むと、めちゃくちゃ生意気です💦
ホント赤面モノです。最初に謝っておきます。ごめんなさい。
なお、当時の日記をそのままコピペしただけなので、文中のリンクはすべて機能していません。ご了承ください。

1999年(平成11年)

4月1日(木)
 映画の日。あ、エイプリルフールでもあったか。嘘はいつでもついてるから、エイプリルフールなんてどーでもいいや(笑)。
 セレクトした映画は「リング2」「死国」。――いくら映画の日とはいっても、さすがにこの映画はもう下火だろうと思っていたら、あらららら、やっぱり満員でやんの。それでもなんとか席に座り映画鑑賞。いや、やっぱ片腕吊ったままの映画鑑賞はちょっとつらかったわさ。
 まずは「死国」。基本的なストーリーは原作と同じ。ただ次々に死者がよみがえってくるシーンがなかったので、ラストはややあっけないかな。正直いって、全然怖くない。これはホラーじゃなくって、せつないラブストーリーとして観なきゃいけなかったのかな。
 ――笑ったのは入院してるお父さんの存在。原作では重要な役柄なのに……結局、彼の存在理由はなんだったの?
 続いて「リング2」。テレビの「リング~最終章~」が終わったばかりだから、どーも話が混乱しちゃっていけないね。もう一度映画版「リング」を見ておくべきだったかな。
 前作を上回るものにしよう――というスタッフの意気込みはビシバシ伝わってくる。でも……うーーん、脚本がイマイチなんじゃない? まず話がわかりにくい。恐怖が念写能力を生み出した――ってのはなんとなくわかるとして、それがどうしてトモちゃんの友達と松嶋菜々子(奈々子?)の子供にだけ起こったわけ? 精神科医が「巨大なプールを使えば、貞子の呪いを消すことができる!」と断言するその理由もよくわかんないし。貞子が30年間井戸の中で生きていたことの必然性もよくわからん。ストーリーはそっちのけでもいいや――「リング」の設定を使って、とにかく怖いことやっちゃおう――そんな考えで作られたような感じがするんだけど。
 ……「らせん」世界でも「リング2」世界でも松嶋菜々子は結局死んでしまう運命なわけね。可哀想……。
 東京創元社から出ている「'99本格ミステリ・ベスト10」を購入。あ、本格好きといいながら、ベスト10内の作品、半分しか読んでないや。

4月2日(金)
 仕事。風邪ひいたのか、鼻水ずるずる。ちょっとだるい。

4月3日(土)
 先週「めるともになろう」――と突然僕の携帯に送られてきた謎のメール。今日、Nが僕の携帯をいじっているので、なにをやってるんだろう――と思ったら、「謎のめるとも」に「めるともになってもいいよ」と返事を送っていやがった。いやああああ。危ない世界に足を踏み入れるのはいやよぉぉぉ。
 メールを送信して5分と経たないうちに返事が返ってくる。「おとこ? それともおんな?」
 ――なるほど。やはりそうくるか。
 「愛に性別なんて関係ないわ!」と打ち込んでやろうと思ったが、泥沼にはまりそうな予感がしたのでやめた(笑)。そのまま返事をせずにいると、「非通知設定」の人物から電話。「もしもし」――と電話を取ると、そのままプツッと切れてしまった。
 ははぁん、これは「謎のめるとも」だなと直感。非通知で電話をかけて、僕が男か女か確かめたんだろう。
 ――うううん、携帯メールの世界。とっても怪しくてドキドキさ!

4月4日(日)
 理由あって返品となった未使用の電気シェーバー(売価3500円)を1000円で買わないか――と持ちかけられ、そろそろ新しいシェーバーがほしいなぁと思っていたので購入を決める。なんせ、スキーシーズンが終わって、金を浪費することもなくなったので、気がでかいのだ。1000円の買い物に、気がでかいもなにもないけど……(苦笑)。
 春の新生活応援セールもピークを過ぎ、展示品を処分するということで――店頭には魅力的な(?)商品が数多く並んでいる。その中でも目を惹いたのは、「目玉洗浄機」(笑)。これ、何年も売れ残ってる骨董品なのだが、見るたんびに「うわあ、ほしい!」と思っていた。処分価格4800円なり。「ううん、これも1000円で売ってくれない?」――駄目モトで訊いてみるとオッケーの返事。うわあい。そうだ。ついでに母の日のプレゼントもここで買ってしまえぇぇ! と体脂肪計付きヘルスメーターを1000円でと交渉するが、これは駄目。代わりに体脂肪計とヘルスメーターを合わせて1000円で売ってくれる。うーーん、まあできることは一緒だからいいか。
 シェーバー、目玉洗浄機、体脂肪計、ヘルスメーター――4点で計3000円。まあ、お徳か。とくに目玉洗浄機が楽しみだぞ。ぐふふ。
 花見――とは名ばかりで、結局居酒屋に入って飲む(笑)。はしゃぎすぎて肩痛い。終電に乗り遅れ、Y宅へ泊まる。

4月5日(月)
 朝帰り。思いっきり通勤ラッシュと重なってしまい悲鳴。きゃあああああ。肩をかばいながら、さらに荷物も持っていなくちゃならない。もう大変。肩痛いわ、熱いわ、鼻水垂れるわ、腹減るわ――でふらふら状態。ようやくラッシュから解放された名古屋駅のベンチに、思わず座り込んでしまいました。みんなパワーあるなぁ……。
 家へ帰ると夕方まで昏々と眠り続ける。軽く晩御飯を食べて、さらに夜も寝る。
 Fさんから留守電にメッセージ。「メフィスト」の最新号送りますとのこと。いつもありがたいこってす。1500円は馬鹿にならないもんね。感謝感謝。

4月6日(火)
 うーーん、相変わらず肩の痛み消えず。一体、どうしたんだろうな、こりゃ。ちょっと不安。――不安といいながら、1日中キーボードを叩き続ける。私事を早く終わらせなくちゃいけないんだけど、なぜかホームページの更新を始めている(苦笑)。今夜から「古畑任三郎」が始まるため、それに先駆けて「古畑任三郎のページ」を大幅リニューアル。
 せっかく買ったんだから、使わなくっちゃね。――ってことで、今日からデジタルな体重計でウェイト計測――72、4キロ。体脂肪のほうは右腕が伸びないことには正確な数値が出てこないんで、怪我が完治するまでお預け。

4月7日(水)
 本日のデジタルな体重――71、8キロ。固定帯の重さを差し引けば50キロ代――って、この固定帯は鉛か?
 永井するみ「ミレニアム」読了。

4月8日(木)
 先日買った目玉洗浄機を使ってみる。単3乾電池2本が必要なため、デジタル体重計から拝借。機械に水を入れてスイッチオン。――きゃあああ、気持ちいいぃぃぃ。シャワートイレを初めて使ったとき以来の感激。……ってなわけで目玉洗浄機の虜となった私、乾電池が足りないため、しばらくデジタル体重計は使いません。……って、乾電池くらいさっさと買ってこいよ(笑)。
 ひっさしぶりに私事に励む。やらねば、やらねば。――って思いながらも、誘惑に負けて「スターものまね王座決定戦」などいつの間にか見ている。いかん、いかん。

4月9日(金)
 ひっさしぶりに大量に本を買い込む。まずは西澤氏と小森氏のひさびさの新刊。文庫に落ちた「玩具修理者」を発見。未読だったので即購入。講談社ノベルスは浦賀&清涼院を買うつもりだったが、清涼院の分厚さにひるみ、とりあえず浦賀氏の本だけ購入。ちょっと買いすぎかなと思い、「永遠の仔」は上巻だけ買う。あと魔夜峰央の漫画「妖怪学園ザビエル」――計6冊。鞄に入らねえっつーの。重い手提げ袋と鞄を左手一本で持ち仕事に向かう。切符を出すのもひと苦労だ。もうちょっと考えて買い物しろよな>自分。
 こんなに気前よく本を買えたのも、スキーシーズンが終わったから&Tから図書券をもらったから。ってわけで、図書券は有効に使わせてもらったぞ。わはははは。さんきゅ>T。

4月10日(土)
 大雨。全身ずぶ濡れ。
 歌野晶午「正月十一日、鏡殺し」読了。続いて「黄金色の祈り」に着手。

4月11日(日)
 これまた看護学校に通う友人Yから聞いた話。老人介護の授業で、「老人がどれくらい不自由な生活を送っているか実際に体験してみよう」ということになり、学生全員、耳栓をして会話をしたり、ゴーグルをかけて本を読んだりしたらしい。
 ほかにも「腕に重りをつけて……」。ここまではいい。重りをつけて腕を自由に動かせないようにするのだろう。だが問題はそのあと、「腕に重りをつけて――新聞の文字を切り貼りしてみよう」。
 おいおい、新聞の文字の切り貼りなんて、普通の生活じゃあ、まずやらないぞ。そんなことするのは恐喝犯人くらいだって。老人が腕をぷるぷる震わせながら、「爆弾しかけた。金よこせ」などという脅迫文を作っているところを想像し、思わず笑ってしまった僕でした。
 西澤保彦「黄金色の祈り」読了。続いて「頭蓋骨の中の楽園」に着手。

4月12日(月)
 朝から「頭蓋骨の中の楽園」の続きを読みふけり、夕方ようやく読了。ひさしぶりの金田一君とコナンを見て、それからホームページの更新をしていたら、いつの間にか一日が終わっちゃった。あらららら。溜めていた読書雑感文をようやく書いたのだが、さすがに8冊一気に感想を書くのは体力いるな……。
 今日から理沙嬢は幼稚園。どうやら泣きまくっていたらしい。……予想どおりの結果ではあるが(苦笑)。

4月13日(火)
 固定帯が外れるまであとわずか。肩の調子もだいぶよくなり、今日は思いっきり両手でキーボードを叩き続ける。ずぅぅっと右腕動かしまくり。固定帯をしてる意味、あんまりないかも……(苦笑)。
 理沙嬢の幼稚園顛末記。今日は「眠いから寝る」と先生に告げると、帰る時間になるまでずっとマットの上で横になっていたらしい……。断言しよう。彼女はやはり大物になる!

4月14日(水)
 本日、水曜なのになぜかお仕事。帰りが遅くなったのでYの家に泊まる。なぜか「ぷよぷよ」など始めてしまい、怪我のこともわすれて右手を酷使。いてててて。しかも大負けして悔しいし。ああん、ぷよぷよの馬鹿ぁ。
 小森健太朗「マヤ終末予言『夢見』の密室」読了。

4月15日(木)
 おっ。ようやく波に乗ってきたぞ。ってなわけで一日中ひたすら私事に励む。この調子で頑張ろうっと。
 貴志祐介の新刊が出ているという情報を耳にし、早速近所の書店へ。「クリムゾンの迷宮」ゲット。前3作のどれとも趣が異なる作品のようだから楽しみ。ほか奥泉光の「葦と百合」を購入。

52歳の僕から30歳の僕へ
このとき、新たに書き始めた原稿は『ウェディング・ベル』だよね? この作品、のちに『ウェディング・ドレス』として……

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