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過去日記 2001-12前半

今読むと、めちゃくちゃ生意気です💦
ホント赤面モノです。最初に謝っておきます。ごめんなさい。
なお、当時の日記をそのままコピペしただけなので、文中のリンクはすべて機能していません。ご了承ください。

2001年(平成13年)

12月1日(土)
「なま楽」ご愛顧感謝プレゼント企画のクイズを考えてほしいと、H姉から依頼を受ける。クイズといえば、姪の理沙嬢が、自分で「なぞなぞブック」なるものを作っていたのだが、そこから出題しちゃ駄目かな?

Q1 どうぶつえんにいてぴょんぴょんはねるものは?
Q2 ドラえもんのなかでいちばんにんきものはだれだ?
Q3 あったかくなるものは?
Q4 ひやすものなんだ?
Q5 なんかそうだんするものは?

 ちなみに正解は、

A1 うさぎ
A2 ドラミちゃん
A3 ストーブ
A4 れいぞうこ
A5 けいたいでんわ

 だそーな。……果たして、これはなぞなぞなのか?
 さてさて、理沙ちゃんネタが続いて申し訳ないが、最近、彼女はしりとりに凝っているよーだ。……といっても、お尻に「ん」がついたら「勝ち」という、ちょっと変わったしりとり。そのルールは……

1)ジャンケンで勝った人からスタート
2)最初は普通にしりとりを続けていく。<例>A「かめ」→B「めだか」→C「からす」→A「すいか」→B「かっぱ」→C「パラシュート」
3)三巡目に入ったところからバトルスタート。お尻に「ん」のつく言葉をいった人が勝ち。<例>C「パラシュート」→A「トランポリン」(Aの勝ち)
4)ただし、考えることのできる時間は10秒。制限時間内に答えられなければ、その人は失格となるので、「ん」のつく言葉が思いつかなければ、普通にしりとりを続けて次の人にバトンタッチ。<例>C「パラシュート」→A「とけい」
5)同じ言葉は、二度使ってはならない。地名・人名・~さん(お父さん、八百屋さん、看護婦さんなど)の類は禁止。

 簡単そうに見えるけど、やってみると、これがなかなか難しい。「制限時間10秒」じゃなくて、「マジカルバナナ」みたいに、手拍子などのリズムに合わせてやっていくと、さらに難しさ倍増。パン、パン、パン、「めだか」 パン、パン、パン、「からす」……ってな感じで。
 何度かやるうちに、最後が「ん」で終わる言葉が少ししかない頭文字もわかってくるので、わざとその言葉で終わる単語を口にしたり、いろいろと作戦を立てられるようになってきます。さあ、この冬は「逆しりとり」でエンジョイだあっ!

 マイカルで、映画「ハリー・ポッターと賢者の石」鑑賞。
 「読みたい、読みたい」と思いながらも、原作は未読。そんなわけで、予備知識ゼロでの映画鑑賞となりました。
 ……おそらく原作にものすごく忠実な作りになってるんでしょうね。忠実すぎるから、あれもこれもと詰め込みすぎちゃって、これ1作だけを取り出してみると、ちょっとバランスが悪いような気も。前半は、「魔法学校」での様々なエピソードが描かれていくわけだけど、今回のストーリーとは無関係な描写も多くて、やや散漫な感じが。……とはいっても、これはあくまでシリーズの第1作なわけで、シリーズ全体として見た場合には、たぶん全然問題ないんだろうな。
 と、最初に文句をいっちゃいましたけど、いやあ、めちゃくちゃ面白かったです。全編クライマックスといってもいいくらいに、見どころ満載。水前寺清子は出てくるし(笑)、クィディッチ(だっけ?)は迫力満点だし(このゲームのシーカーの存在がイマイチよくわからんが。これって、「ラスト問題はなんとボーナスポイント300点。一気に逆転のチャンスです!」ってのと、一緒じゃないか?)、ハーマイオニーは可愛いし。ただ、ラスト――校長先生の「成績発表」のやり方は、教育上どうかと思うが(笑)。
 しかし、なんといってもイチバンの驚きどころは、本格ミステリ的な仕掛けが施してあったってこと。いやいや、びっくり。あのシーン、もう一度確認したいものだ。

12月2日(日)
 ようやく仕事が一段落したので、新ウィンドウズをあれこれいじって遊んでいたら、それだけで1日が終わってしまった……。モニターの中で泳ぐ魚を見つめながら、薄暗い部屋の中で一人にやにや。ああ、ひきこもり。まあ、ひきこもり。こりゃこりゃ。

12月3日(月)
 下ネタ注意報発令!

 Sさんから頂いた耳寄り情報。アーケード・ゲームをこよなく愛する方は必見です。
 HotWired Japanの最新ニュースによりますと、韓国のゲーム会社が開発した「ブーンガ・ブーンガ」なるアーケード・ゲームが、間もなく日本に上陸するんだそーな。昨年春の「東京ゲームショウ」でも大人気だったというこのゲーム――はてさて、どんなものかと申しますと、

 このゲームをプレイするのに、想像力を働かせる余地はほとんどない。プレイヤーは、「元彼女」「元彼氏」「金目当ての女」「売春婦」など8つのお尻のからどれかを選択してターゲットにする。他にも、「姑」「小児性愛者」「女たらし」などのお尻がある。
 (中略)
 懲らしめたい相手のお尻をたたくと、相手は悲鳴を上げたり、痛みで顔を引きつらせたりして表情を変化させます。そのおかしな表情が笑いを誘い、ストレスの発散につながります。(上記サイトの記事より抜粋)

 これだけ読むと、ただ「お尻を叩く」ってだけのなーーんてことない内容で、なぜ「ゲームショウ」で大人気だったのか、理解に苦しむのですが、ゲーム機本体の写真を見れば、少しは納得していただけるのではないでしょうか。 → こちら ……ああ、なんだか妙にセクシーっ! とりあえず、手のひらで撫でてみたくはなりますな(おい)。

 さらに、記事を読み進むと、

 正確に言うと、プレイヤーたちに求められるのは、突き出たお尻を「たたく」のでなく、用意されたプラスチック製の指で思いっきり突くことだ。スクリーンに現れるキャラクターは、1突きごとに顔をしかめ、悲鳴を上げる。強く突けば突くほど、プレイヤーの評価は高くなる。(上記サイトの記事より抜粋)

 プレイ中の写真もどうぞ。とどのつまりふんづまり、これは「浣腸ゲーム」! おおっ。ってことはひょっとして、美女への浣腸も夢ではない? どきどき。しかも、

 ゲームを終了すると、プレイヤーの性的嗜好を分析したメモがプリントアウトされる。(上記サイトの記事より抜粋)

 こわっ!

 日本のソープランドやピンクサロン、いかがわしいマッサージ店などでは、「アナル攻め」はよくあるサービスだ。
 『性的倒錯者の欲望、想像を絶するセックス』(Deviant Desires, Incredibly Strange Sex)の著者であるキャサリーン・ゲイツ氏は、「風俗嬢が指や器具を使って男性客の前立腺を刺激するといった行為もめずらしくないようだ」と話す。(上記サイトの記事より抜粋)

 そーそー。前立腺を刺激されると、びっくりするくらい……う……これ以上書き続けると、とんでもないことまで暴露してしまいそうなので、本日はこのへんでさようなら。とにかくこりゃ絶対、プレイしてみたいぞ! アナル攻め……じゃなくて、「ブーンガ・ブーンガ」!

……詳しい記事はこちらをどうぞ。

 NHKドラマ「悪意」(原作・東野圭吾)の第3回。
 前半は単調な捜査シーンばっかりで、やや退屈だったんだけど、後半、犯人の告白シーンに入ってからは、面白さ爆発。そのまま突き進めえええっ!
 ……ところで、間寛平の「怒」演技には、なんとなく違和感ありません?

12月4日(火)
 柴田よしきさんから、新刊3冊「Vヴィレッジの殺人」(祥伝社文庫)、「猫と魚、あたしと恋」(イースト・プレス)、「Close to You」(文藝春秋)を頂戴する。いつも、どうもありがとうございます。それにしても、わずか1ヵ月間でこれだけの新刊が発売されるとは……う、羨ましい。柴田さんって、今年は一体何冊本を出されたんでしょうね。

 東野圭吾「サンタのおばさん」(文藝春秋)読了。
  「片想い」の中にちらりと登場した舞台劇「サンタのおばさん」を絵本化。「片想い」の中では触れられなかった結末が明らかに――。
 イラストは杉田比呂美氏。初版本にはクリスマスカードがついていて、クリスマスのプレゼントにも最適な1冊です。
 父性とは――母性とは――男とは――女とは――「片想い」の副読本として、あれこれ考えてみるのもよし。単純に、クリスマス絵本として楽しむもよし。集まってきたサンタが、なんだかみんな可愛いんだあ。

 NHKドラマ「光の帝国」(原作・恩田陸)を観る。「ドラマDモード」を観るのは、「深く潜れ」以来なんだが、どーしてこの枠のドラマって、こーもうさんくさいにおいがぷんぷん漂ってるんだろうな。昔の大映ドラマみたくツッコミどころ満載というか、友達とわいわいやりながら、大笑いして観るのが正しい見方なのかも。とくに、「真昼の星」のシーンでは爆笑。
 映画「ターン」で牧瀬里穂の恋人役を演じた中村勘太郎が、今度は前田愛の恋人役で出演。「ターン」のときは、舞台挨拶で生のお姿まで拝見しちゃったし、どーもこの方とは縁があるよーです。
 原作とは話の流れがずいぶん違っていて(っていうか、原作どおりにドラマ化するのは難しいもんね)、来週以降の展開も楽しみ。
 ……ところで、ツル先生……ムツゴロウ?(笑)

12月5日(水)
 「今日を忘れた明日の僕へ」再校ゲラが到着。完成まであと1歩。原書房の「ミステリー・リーグ」サイトで、ひと足早く作品の一部が読めますんで、興味ある方はどうぞ。発売は12月下旬の予定。

 「ミステリマガジン」の1月号はクリスティー特集。未訳の戯曲初掲載で、こりゃ絶対買わなきゃと思ってたんだが、1800円……こ、こんな高いんだ……。モー娘。ユニットのPV集も買わなきゃいけないし(苦笑)、ひと晩財布と相談しよう……。
 そーいえば、「マン島の黄金」が文庫化されるんですね。真鍋画伯亡き今、表紙絵は一体どうなるんでしょーか?

12月6日(木)
 まだ夢うつつの午前9時、宅配便で「2002 本格ミステリ・ベスト10」 (原書房)が届く。ドキドキしながら開いてみると、拙著「硝子細工のマトリョーシカ」が5位にランクイン。ををを――と、自分の目を疑いつつ朝から狂喜乱舞。たぶん近所の奥さん連中、「ついに黒田がとち狂ったぞ」と恐れおののいたことでしょう。そんなこと、気にならないもーん。パンツだって脱いでやるもーん。ぽろーん。(浮かれすぎ)……いやいや皆様、本当にどうもありがとうございました。
 そんなわけで、今日は一日中、にやにやにやにやと「本格ミステリ・ベスト10」を眺めるだけの1日だったんですが(おいおい)、心ゆくまで幸せを噛みしめたあと、「さあ、気合い入れて仕事するぞおっ!」と立ち上がったところに、今度は一通のメールが到着。なんと井上夢人さん からで、「今日を忘れた明日の僕へ」 の推薦文を書いてくださったとのこと。おおおおおおおおっ。今度は「今日を忘れた明日の僕へ」のゲラを眺めながら、にやにやにやにやし続ける私なのでありました。

 H姉のホームページで、「なま楽」ご愛顧感謝プレゼント企画 が始まっております。暗号を解いて、H姉直筆メッセージカード(……と、おまけで僕の新刊)をゲットだあっ! ……暗号は僕が作ったものなんで、女子高生に限り、答えを教えちゃいます(笑)。身体にリボンまいて、うちまでいらっしゃい。悪いようにはせんて。ほっほっ。

12月7日(金)
 XPにヴァージョンアップ以降、ホームページ作成ソフト「Frontpage Express」が使えなくなってしまったことは、前にも書きましたよね。んでもって、仕方がないもんだから、フリーウェアのソフトをあれこれ使っていたんですが、今日、何気なくソースを見返してみたら、ぐがあああああっ、無駄なタグ満載(たとえば、<font></font><font></font> が延々と続いている)で、見るに耐えないことが判明。「やはり、タグは自分で埋め込むのがベストだねえ」と反省し、タグ入力が簡単になる別のソフトを導入。これ、使い勝手はいいんだけど、まだ操作になれないもんだから、いつの間にやら今年10月の日記の中身がすべて消えてしまいました(涙)。しかもそのことに気づかずに、データをサーバーにアップしちゃったもんだから――

 ががああああん(@_@)

 気がついたときには、あとの祭り。サーバーに上書き送信しちゃったもんだから、10月の日記完全消滅。「サーバーにデータが保存されてるんだから、バックアップを取っておく必要もないだろう」――と、ずさんに管理していた報いをまともに受けてしまいました(涙涙)。反省。
 慌ててパソコン内のキャッシュを探ったのだが、必死の祈りも空しくデータは綺麗さっぱり消えてしまっていて、顔面蒼白。日記ひと月分がものの見事に吹っ飛んぢまった。はは……はは……はは……「除夜のカレー」と駄洒落をこくえなりかずきを相手にする以上の脱力感。
 過去の日記を1ヵ月分まるまる書き直すなんてことができるはずもなく、こうなったらみんなに呼びかけて、誰かのパソコンに残っているかもしれないデータを頂戴するしかないなあ……でも、そう簡単には見つからないだろうなあ……とため息をついていたんだが、
 そこで頭のいい僕はふと気がついた。

 そーだ! Googleだあっ!

 Googleはロボットが収集したWebページをすべてキャッシュに残しているから、僕が消してしまった日記もきっと保存されているはず。
 なんとしても、10月の日記を探し出さなければ。そのためには記憶を探り、10月の日記になにが書かれていたかを、思い出さなければならない。うーーん、うーーん、10月ってどんな話題があったっけ。うーーん、うーーん。しばし考え、

 そーだ! 「九十九本目の生娘」だあっ! 

 下ネタしか覚えていない自分が悲しいが……。(いや、下ネタなんて書くと、また推理作家協会除名の危機に……(笑))
 ついでに、僕の日記であれば必ず登場するであろう「大矢博子」もキーワードに加えて、「九十九本目の生娘 大矢博子」で検索をかける。いや、別にこのふたつにはなんの共通点もないわけだけど。
 そんなこんなで、見事目的のページがヒット。そこからソースを拾って、事なきを得たのでした。うーーん、Googleにはこんな活用方法もあったんだ。すごいぞ、Google! ありがとう、Google!

 「なま楽」ご愛顧記念プレゼント企画の暗号文――どうやら、めちゃくちゃ簡単だったみたいで……。ふんふんっ、わざと簡単に作ったんだいっ! もっともっと難しいヤツだって考えつくけど、それじゃあ可哀想だと思って、あえて一番簡単なヤツを選んだんだいっ! カンタン、カンタンっていうけど、それでも大矢博子は解けなかったんだぞっ! くそう。どいつもこいつもカンタン、カンタン、カンタン、カンタンタヌキのキンタマは~かーぜもないのにぶーらぶら♪ いや、そもそも風ごときでキンタマが揺れることはないと思うが。……失礼。話がそれました。
 そんなわけで、締め切りまではまだもう少し時間がありますんで、「えええ、わかんないよお」とおっしゃられる、こちらにとっては実にありがたい方々も、どうぞゆっくり考えてみてくださいませ。

12月8日(土)
 毎年恒例、ニフティー推理小説フォーラムの忘年会名古屋オフ。詳細は太田忠司さん、M読王さん 、Kおかおさん、H姉のページでどうぞ。……って、それだけで終わっちゃ、あまりにも手抜きなのでちょっとだけ。
 恒例のクリスマスプレゼント(予算500円)交換は、去年に引き続き、太田さんのプレゼントが僕のところへ。去年頂いた「置いておくだけで成長する」チランジアという植物は、残念ながら枯らしてしまいました――と、正直に太田さんに告白。「あの植物を枯らすなんて、すごいね」と太田さんにいわれてしまったのだが、うう……ホントのことをいいますと、窓から落として、「どこへ落ちた?」と探しているうちに、踏みつけてめちゃくちゃにしちゃったんです。今、鉢植えは小物入れになっています(反省)。
 さて、太田さんから頂いた今年のプレゼントは、ダイソー100円ミステリ5冊。をを、これが噂の。初めて拝見しました。これで1冊100円は確かにお得。ありがたく読ませていただきます。しかし、一番嬉しかったのは、さらにおまけとして頂いた「サスペリアミステリー」新年号付録。太田さんの「ミステリな二人」と「俊介君シリーズ」から短編3本をコミック化した小冊子。ふふふ。これは将来レアものですぜ。
 僕が用意したプレゼント「おやぢキーホルダー」は、このオフに初めて参加されたMひこさんの元へ。身体を押すと、おやぢの腹がぷくりと膨らむ、とってもぷりちーなキーホルダー。プレゼントを受け取ったMひこさんの瞳が寂しげだったのを、僕は見逃しませんでした。……Mひこさん、ごめんなさい。これに懲りず、次回も参加してくださいね。ね。ね。
 さて。今回のオフはなぜか「やおいネタ」ばかり。「鬼太郎とネズミ男はどっちが受けでどっちが攻めか?」という質問に、自信に満ちた表情で即答する太田&Kおかお両氏。わからない……僕にはさっぱりわからない……。「どっちが受けでどっちが攻めかっていうのは一体、どうすればわかるんですか?」と質問すると、「想像してみて、美しいほうを選べばいいんです」とのお答え。
 ……鬼太郎とネズミ男の戯れが、一体どこをどうすれば綺麗に見えるというのか?
 ちなみに、Kおかおさん曰く、僕は受けだそうです。ああ、それはなんとなくわかるような……わかるなよ。

 ふと気がついてみれば、終電時間をとおに過ぎていて、仕方なくカプセルホテル泊まり。先ほどまで盛り上がっていた「やおいネタ」が頭の中をぐるんぐるんと駆けめぐり、思わずケツを押さえて布団にもぐった僕でした。

12月9日(日)
 いよいよスキー・シーズンも間近に迫ってまいりました。っていうか、僕の周りにいる友人らは、普通の勤め人だってゆーのに、平日に休みをとって、早くも北海道やら長野やらへ滑りに出かけているみたいです。こっちが一生懸命仕事をしているときに、「あ、今キロロ。最高に気持ちいいよお」と電話がかかってきたりして、こちらはかなりむかつきます(笑)。
 さてさて、そんなわけで、僕もようやくスキーブーツを購入。昨シーズン、バックルを見事に吹っ飛ばしてしまったので、ブーツを買わないとスキーができません。あれこれ迷った結果、HEADのFR2をチョイス。僕の足は標準よりも横幅が広いらしく、HEADのブーツが最適とのこと。なるほど。いわれてみれば、確かにこれまで、親指と小指のつけねが締めつけられるような感触があったもんなあ。今回はちょっと金をかけて、フォーミング(足の型を取って、最適なインナーを作ってもらう)までしてもらって、ふふふ、準備万端。よおし頑張るぞおおおっ! 興味ない人には、まったくどーでもいい話ですみません。

12月10日(月)
 一日中、「今日を忘れた明日の僕へ」の再校ゲラとにらめっこ。「え? まだやってんの?」といわれそうですが、はい、まだやってるんです(焦)。明日には宅配便で送りますので、もうしばらくお待ちください。>I毛さんに私信

 ドラマ「悪意」(東野圭吾・原作)の第4回。今回は、そのほとんどが劇中作という変わった構成。小説で作中作が登場すると、まずは「叙述トリック」を疑ってしまうものだけど、さて、この劇中作には一体、なにが仕掛けられているのか。原作のほうをすっかり忘れてしまっているもんだから、新たな展開にドキドキであります。

12月11日(火)
 「今日を忘れた明日の僕へ」再校ゲラ発送。あとは完成を待つばかりなり(たぶん)。
 続いて、あれこれ新作の構想。いや、構想っていうよりもまだ妄想の段階だけど。資料を求めて、あちこち怪しげなネットを探ってみたり。誰かにブラウザの履歴を調べられたら、「うわっ。こいつアブねー」と思いっきり警戒されそうだな。
 いや、待てよ。ってことは逆に考えれば、どんな怪しげなサイトを見たって、どんな怪しげなところへ出かけたって、どんな怪しげな買い物をしたって、それが発覚したときは、「ははは。すべて取材ですよ、取材」と言い訳すりゃあいいんだ。しまった。今日までそのことに気づかなかったとは。ばかばか、けんじのばか。よーし、早速夜の街に繰り出して、XXXのXXをXXだあっ! 趣味じゃありません。これは全部、取材なんです、取材。ほほほ。

 12月も半ばにさしかかるっていうのに、まだ全然年賀状のアイデアがまとまりません。一昨年は「経歴に検便」――えっと、これ「西暦2000年」とひっかけてるんですよ――と説明しなくちゃわからない駄洒落を書き記して皆に後ろ指さされ、昨年は「祝・21性器」の言葉と共に21個のちんちxを描いて著名な方々の顰蹙をかい、さーて今年はどうすべえ。
 こめかみに青スジたて、なにやら怒鳴っている菅井キンの姿を描いて、「キンが因縁」とか、ズボンのファスナーを全開にした写真を撮って、「あけましておめでとう――馬並だからとりあえず拝んどけ」とか、いろいろ考えてはいるんだけど、どれもイマイチで……。うーーん、たまには普通の年賀状でも書いてみるか。

 ドラマ「光の帝国」第2回。
 これはもう、原作とはまったく別物と考えたほうがいいんでしょうね。原作との共通点は「超能力を持つ一族が存在する」――ただそれだけか。でも、ストーリーそのものは非常にわかりやすくって、また「少年ドラマシリーズ」のような昔懐かしいジュウブナイルSFのにおいがぷんぷん漂ってきて、なかなかいい感じです。来週あたりから超能力バトルが繰り広げられるのか、それとも――。
 どれだけ先の未来が見通せるのか(一日後だったり、数秒後だったり、状況によってバラバラ)、どのような未来が見通せるのか(びっくりしたときの光景に限るのか?)――そのあたりにもルールが存在するのかなあ。そのルールが今後の展開に関わってきたりすると、面白いんだけどなあ。

12月12日(水)
 最近顔文字に懲りだした友人から、メールが届く。以下、全文。

(88)

 目が4つちゃん、かわいーな。

 かわいくねーよ。
 さらに、ネーミングセンス最悪。見たまんまぢゃん。

 っていうか、内容ないメール送ってくるなよ(-_-メ)←顔文字には顔文字で対抗
 ……しかし、事態はそれで終わらなかった。その数分後、さらなるメールが。

<88>

 とんがり四つ目ちゃん。

 うーーん。彼は一体、僕になにを伝えたいのだろうか?

 7日の日記に関連して、匿名さんが次のようなサイトを教えてくださいました。

★『グーグル』のキャッシュでサイトを復元

 をを。僕と同じようにGoogleに救われた方って、やっぱりほかにもいらっしゃったんですなあ。なんだかとっても親近感。

 ホント、ふーまーさんはいい人だなあ。なんのことかわからない方は、僕の7日の日記と併せて、ふーまーさんの今日の日記をどうぞ。
 そうそう、ふーまーさんが考えていらっしゃるとおりです。モーニング娘。の歌をデビュー曲から順番に並べたあと、飯田佳織のソロパートだけ抜き出し、それを暗号文と照らし合わせてみると……ほーら、もうわかったでしょう。……嘘です。本気にしないよーに。
 まだ暗号文が解けない方は、H姉の出題日の日記を隅から隅まで探ってみるとヒントが……。 

12月13日(木)
 今月の講談社ノベルス(島田荘司「最後のディナー」、井上夢人「オルファクトグラム」、殊能将之「鏡の中は日曜日」、佐藤友哉「エナメルを塗った魂の比重」、コリン・ウィルソン《小森健太朗・訳》「スパイダー・ワールド~神秘のデルタ」)と「メフィスト」最新号が到着。
 「オルファクトグラム」は来年2月にWOWOWでドラマ化。楽しみですな。「メフィスト」読んでびっくりしたのは、講談社ノベルス20周年記念企画「密室本」(メフィスト賞作家特別書き下ろし作品)の応募券5枚を集めるともらえる商品。これ、個人的にはめちゃくちゃほしいアイテムだけど、皆さん的にはどうなんでしょう?
 さてさて、その「20周年記念企画」。皆さんすでにご存知のことと思いますが、まず森博嗣さん と高田崇史さんが先陣を切ります。そのあと、2月には高里椎奈さん の作品が発売される予定。霧舎さんも4月に発売予定と「本ミス」に書かれてましたよね。僕はというと……まだなんにも考えてないや(焦)。ほかの皆さんはどれくらい進んでいるでしょうか? と、ここで尋ねてみたり……。

 「ミステリー・リーグ」 のサイトに、「今日を忘れた明日の僕へ」のカバーデザインがアップされてますんで、興味のある方はどうぞ。「硝子細工のマトリョーシカ」のカバーを作ってくださった本間公俊さんが、今回も担当してくださっております。をを。なんだかめちゃくちゃかっこいいぞお。……っていうか、ここに描かれてる男の人って実在の方なんでしょうかね? 気になる……。

12月14日(金)
 下ネタ注意報発令!

 Uさんという初めましての方から、こんなメールを頂く。

★うちのホームページで、お尻の画像を見せろ! と言われまして……
 「oshiri」で検索したところ、こちらで使用されている画像が出てきたのです。
 それで、ついつい無断転載してしまいました。
 申し訳ありません!!
 こちらの12月13日、12月14日の日記で画像を使用させて頂きました。
 使用する前に許可を頂くものですが、ついついノリでやってしまいました……。申し訳ございません。
 もし、宜しければ、このまま使用させていただきたいのですが、どうでしょうか……?

 早速、そちらの日記を見せていただいて大笑い。
 実はこちらのUさん、元ホスト&元ホストクラブ経営者で、当然のことながらファンもたくさんいるご様子。「Uさんのお尻を見たい!」とチャットで皆に懇願されて、困ったあげくに、僕のお尻フォトを自分のものと偽ってアップしたそーなんです。
 僕のケツとは知らないみんなが掲示板に寄せた感想は、

 いや~ん!ステキなオシリじゃない~(はあと)

 う~ん。いい尻してるね~
 きっと、1回ぐらい受け入れたに違いない。(゜゜)(。。)(゜゜)(。。)ウンウン

 きっとお金の為にお金持ちのオヂサマを何人も・・・

 ほんといい尻ですね。
 男の顔には人生が出るといいますが、まさに人生を感じさせる尻です。
 入れさせろ。

 みんなはUさんのお尻だと思ってコメントしてるわけだけど、これ、僕のケツに対する評価だと思っていいんですよね?
 ということは、この前のオフ会で指摘されたとおり、やはり僕はウケなのか。ネズミ男ではなく鬼太郎なのか。
 っていうか、最近この手のネタが多すぎ。そろそろ真剣に、写真の削除を検討しないとなあ。

12月15日(土)
 西澤保彦さんから「両性具有迷宮」(双葉社)が、氷川透さんから「21世紀本格」(光文社カッパノベルス)が届く。どうもありがとうございます。
 「21世紀本格」は、島田荘司氏責任編集のアンソロジー。響堂新、島田荘司、瀬名秀明、柄刀一、氷川透、松尾詩朗、麻耶雄嵩、森博嗣(50音順・敬称略)という豪華執筆陣。瀬名さんの本格ミステリってのは楽しみだなあ。
 西澤さんの「両性具有迷宮」は、「なつこ、孤島に囚われ。」 に続く森奈津子シリーズ。ぱらぱらと冒頭部分に目を通すと、
「わたし、器械体操とか、経験しておくべきだったかしら」「え。なんでなんで?」「やってみたいのです、オートフェラチオを」「おいおい、それは男の話でしょ。奈津子さんの場合はオート・クンニリングス」「それがですね、わたし、いま、たまたま生えているものですから」
 ――うおおおおお。冒頭からいきなり飛ばしまくってます。なんとなく見てしまったラストページには、「ちんこもっこり」とか書いてあるし、一体、西澤氏になにが起こったのか? こりゃ、なにをおいてもまず読まなきゃだわ。

 映画「犬夜叉~時代を越える想い」――小学生に混ざって鑑賞。
 今のところ、テレビのほうは原作に忠実に進んでいるので、これが初めてのアニメ・オリジナル作。……うーん、ストーリーそのものは面白かったんだけど、なんていうか……映画オリジナルのキャラたちが、いかにもアニメファンの喜びそうな設定で、正直ちょっとひいてしまいました。原作世界とは、少しイメージが異なるよなあ。テレビ版も、今後はオリジナルエピソードが増えるらしいけど、今回の映画版のようなキャラがわんさか出てくるようになると、ちょっといやだなあ。
 ……ところで今回の妖怪騒動の最中、奈落はなにやってたんでしょう?

53歳の僕から32歳の僕へ
『両性具有迷宮』がムショーに再読したくなった💦

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