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宇宙戦艦ヤマト 復活編 解説
これから紹介する『宇宙戦艦ヤマト 復活編』は、2009年に公開された映画「宇宙戦艦ヤマト 復活篇」とはなんの関係もありません。僕が中学三年生のとき(1983~84年)に書いた小説です。
1983年に公開された「宇宙戦艦ヤマト 完結編」の続編として描かれたこの物語は、「完結編」から20年後の西暦2223年が舞台。古代進や森雪など、おなじみのヤマト乗組員のほか、死んだと思われていたあんなキャラやこんなキャラまで登場します。
松本零士先生の作品が子供の頃から大好きでした。とくに「1000年女王」にはハマりまくり、毎週テレビの前で音声を録音しては(まだビデオはそれほど普及していなかったので)、繰り返し聞いていました。松本作品があまりに好きすぎて、中学生時代は同学年の松本零士ファンを全国から募り、同人誌を作っていたほど。月イチで発行していたその同人誌に連載していたのが『宇宙戦艦ヤマト 復活編』でした。
先日、松本零士先生の訃報に接し、なんともいえない寂しい気持ちに包まれながら、押入れの奥の同人誌を引っ張り出し、ひさしぶりにこの作品を読み返してみました。
中学生の書いた物語なので、ストーリーは支離滅裂、文章もお粗末ですが、でも楽しんで書いていた様子は行間からはっきりと伝わってきました。ぜひ、皆様にも読んでいただきたく、明日からここで紹介していこうと思っております。
とはいえ、さすがに当時の文章そのままでは読みにくいため、内容は変えずにそれなりの改稿はするつもりです。
松本零士先生が大好きだった中学生の書いた宇宙戦艦ヤマトの新たな物語を、どうぞお楽しみください。
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