宇宙へ!
2006年7月11日(火)
小さい頃、僕は天文少年だった。
星を見るのがとにかく大好きで、天気のいい夜は必ず庭へ飛び出し、星座早見版を片手に星を眺めていた。
中学の入学祝いに天体望遠鏡を買ってもらった。
口径150ミリの赤道儀式反射望遠鏡。
僕はそれを使って、様々な天体を観察した。
月のクレーター、土星の輪、木星の大赤斑、アンドロメダ星雲、オリオン大星雲……。
神秘的な姿を見るたびに、宇宙への憧れはますます大きくなっていった。
アメリカでスペースシャトルの打ち上げが始まったのもその頃からだ。
いつか、僕も宇宙へ行ってみたい!
それが僕の最大の夢だった。
でも。
宇宙飛行士になるためには、あまりにも学力が足りなかった。
21世紀を迎え、まもなく一般人の宇宙旅行も現実のものとなるが、ビンボーな僕にはやはりまだまだ夢でしかない。
僕が宇宙旅行をすることは不可能なんだろうか?
今日、1通のメールが届いた。
タイトル:宇宙医学実験参加者の確定
>連絡が遅くなりすみませんでした。
>皆さんは宇宙医学実験に参加して頂くことになりましたので、ご連絡します。
――この夏、僕は宇宙に旅立つ。
……旅立ちの日まであと20日。
▼当時のコメント
でんちゃん
おめでとうございます!
本当に地球は青いでしょうか?(笑)
レポ楽しみにしております!!!
くろけん
3日坊主にならないよう、頑張っていきますので、どうぞよろしく。
「地球は青かった」と、20日間の旅のあと、口にしてみたいですね(笑)。