過去日記 1999-07後半
今読むと、めちゃくちゃ生意気です💦
ホント赤面モノです。最初に謝っておきます。ごめんなさい。
なお、当時の日記をそのままコピペしただけなので、文中のリンクはすべて機能していません。ご了承ください。
1999年(平成11年)
7月16日(金)
新直木賞決定のニュースを聞き、早速いつもの書店にて「柔らかな頬」をゲット。同時受賞の「王妃の離婚」は、僕の好みではなさそうなのでとりあえずパス。ほか講談社文庫3冊(今月の講談社文庫は豪華ラインナップだねえ)と「名探偵コナン24巻」を手に入れ、仕事へ。
わはははは。コナン読むのに夢中になってたら、電車乗り越ししちゃった。気がついたら見慣れぬ景色。「あれ、ここはどこ?」状態。僕の使っている通勤電車は特急なので、すぐに引き返すこともできず、そのままはるか遠方へ……。当然、仕事は遅刻。とほほ。
7月17日(土)
理沙嬢来訪。わはは。ついこないだも来てなかったか? 来週も来るらしい(笑)。
さすが3歳児。まさにスカトロなお年頃。「うんこ、おしっこ、ちんちん」の三連発。……僕と変わんないぢゃん。ってことはなに? 僕は3歳からまったく成長してないってこと?
たまには固いお話をば。2000年問題のことなど。
結構堅実な嶺央君の父母は2000年問題のことを真面目に考え、万が一の事態に対処するための準備を整え始めている。電気が止まったときのことを考えて、石油ストーブを用意しておこう。水道が止まったときのことを考えて、お風呂に水を貯めておこう。キャッシュディスペンサーが使えなくなるかもしれないから、現金は多めに用意しておこう……などなど。
それに対して理沙ちゃんの父母はいたって呑気。
「どーせ2000年のお正月は実家にいるんだから、いいぢゃん」
……なるほど、確かに。
7月18日(日)
桐野夏生「柔らかな頬」読了。
7月19日(月)
東野さん原作、広末涼子主演の「秘密」が、いよいよクランクインだそーだ。ワイドショーを見ていた友人の話によると、インタビュアーに「どんな映画ですか?」と訊かれた広末涼子、「可愛い映画」と答えていたらしい。……可愛い映画??? 一抹の不安……。
あ、どうやらベッドシーンはちゃんとあるらしいですな。ってことはXXXをXXしようとするシーンも? (よだれタラ……)
H姉、Tば氏と古本屋探訪。その途中でなぜか市章(市のマーク)の話になる。
我がふるさと桑名市の市章は下のようなちょっと卑猥な(笑)マーク。
一体、なにを形取ったものなのか、今までずっとわからなかったんだけど、H姉がひとこと――「桑名ってハマグリが名産だから」。
ハマグリ……ああ、だからこの形……納得(笑)。
7月20日(火)
祝日、海の日、つまりは仕事。天気もいいし、みんな遊びに出かけているのか、店は暇。ぐうたらと過ごす。
浅田次郎「勇気凛々ルリの色」読了。
7月21日(水)
ようやく観ました。「スターウォーズ エピソード1 ファントム・メナス」――どーでもいいけど、なんちゅー長いタイトルだ。
なんか巷の評価はあんまりよくないみたいだけど、どうして? 「これぞまさにSW!」っていう出来ぢゃん。完璧よ、パーフェクトよ。酷評してる評論家の人たちは、一体これ以上、なにを望んでいるわけ?
テーマがない? ドラマが薄っぺらい? だってSWはそーゆー映画じゃないでしょ。単純にアクションを楽しんで、単純に映像の魔術に驚いて、単純にストーリーだけを楽しむお話ぢゃん。だから老若男女に支持されてきたわけでしょ? まさにエンターテイメント。とってつけたようなテーマなんていらない。観て胸がスカッとする――SWはもともとそーゆー映画ぢゃん。
ってわけで、心の底からスカッとしてきました。130分、あっという間です。とにかくスクリーンから目が離せません。ただSFXに関しては、「ハムナプトラ」のほうが勝ってるかなって思っちゃった。いや、もちろんSWのSFXもすごいんだけど、これだけいたるところにSFXが使われていると、そのすごさに慣れちゃって、現実のように思えてきちゃう分、驚きが少なくなっちゃうんだよね。
チャイナ風の女王――頭で遊びすぎ(笑)。どーて見ても関取としか思えないヘアスタイルのときもあったよな。
――さてさて、エピソード1ではとってもよい子のアナキン君が一体、どのような経緯で悪の権化となるのか――早くも次回作が楽しみですな。キーパーソンはアナキンの母親と推理。たぶん母親がひどい死に方をして、それで悪の心が強まるんじゃないのかな――と勝手に想像。
もう一回くらい観に行ってこようかな。
7月22日(木)
暑う~。身体溶けそう。いや、腹のあたりはちょっと溶けてくれたほうが好都合か。――ってなわけで、ようやく梅雨明け。
朝から雑事をなんやかやとやっていたら、あっという間に夜になっちまった。明日からまた仕事だ、来週は家を空けるし、いかん、いかん、このままではホームページの更新が滞っちゃうぞ――と慌ててパソコンに向かう。しかし暑い。1行打ってはグター。もう1行打ってダラー。どうにかならんか、ホント。
ドラマ「らせん」。先週、やや盛り返したかのように見えたが、今週またまたテンションダウン。だから話があまりにも嘘っぽいんだってば。これじゃあ月8ドラマだぞ(笑)。だんだん興味が失せてきたぞ。……これって視聴率いいのかな?
7月23日(金)
京極新刊「百鬼夜行―陰」購入。これを読めば、少しは涼むことができるのか?
7月24日(土)
京極夏彦「百鬼夜行―陰」読了。読み終わっても、やっぱり暑い。あ、でも珍しく本は薄かったかね。
7月25日(日)
目玉焼きにかけるのは醤油かソースか――ってのはよくされる議論だけど、今日、新たな議題が持ち上がる。
――天ぷらにかけるのは醤油か、ソースか?
従業員食堂の今日のメニューは天ぷら。天ぷらにソースをかけた僕を、友人が非難したことから話は始まった。
いや、天ぷらっていえば、当然専用のつゆが一番なんだろうけど、もし醤油とソースしかなかったら、どっちを選びますか? 僕はこの三十年間、「天ぷらにはソース」と信じていたんだけど、どうやらそうではないみたいなんだなあ。試しにアンケートを採ってみたら、ちょうど半々くらいに分かれる結果。うーーーん、でもやっぱり天ぷらにはソースでしょう。ソースだといって!
7月26日(月)
今週は岐阜の別荘で命の洗濯をしましょうウィーク。……って、いつも選択しっぱなしぢゃん(笑)。
さすが山の上は涼しい。まったくの冷房いらず。ちょっと肌寒いくらい。ソファに寝そべり、ビデオやテレビを観ながらだらだらと1日を過ごす。
ってなわけで、鑑賞した映画はなぜか「クレヨンしんちゃん~暗黒タマタマ大追跡」(笑)。いや、ひさしぶりにこーゆーのもいいかなって思って……。
笑った、笑った。やっぱり下ネタ大好きさ!
7月27日(火)
別荘2日目。台風の影響か、大雨と大風。畜生。こんなことなら、昨日のうちに遊びに出かけていればよかったな。
とかなんとかいいながら、やはり今日もぐうたら過ごす。
10月から「WOWOW」で、「人形草子あやつり左近」がアニメ化されるらしいとの情報をさるげっちゅ(わけわからん)。「あやつり左近」といえば、マガジンの「金田一」、サンデーの「コナン」の人気にならって、ジャンプが連載していた(――でもすぐに終わっちゃった(笑))漫画。どーせならチャンピオンの「21休さん」をアニメ化してくれればよかったのに。
来月、WOWOWにて先行試写が行われるらしいんで、とりあえず観てみよっかな。
7月28日(水)
別荘3日目。相変わらずのどしゃ降り。仕方がないんで、ビデオ鑑賞――「CUBE」。
うおおおおおおっ! こりゃ、すごいっ! 期待をはるかに上回る出来。前後左右上下に無数に積み重ねられた立方体の箱――拉致され、そこへに閉じこめられた罪なき人々。限定された空間、限定された時間、限定された人数で物語は進んでいく――まさに僕好みな展開。低予算で作られたんだろうけど(だって舞台装置なんて立方体の箱ひとつだけで済むもんね)、そうは見えないところがすごい。コンピューターゲーム的なんだけれども、それだけで終わらないところもいい。
彼らが閉じこめられた理由――その建物が造られた理由などに、納得いく説明が用意されているわけではない。それはそれでいいのだろう。これは謎解きミステリではない。
ラストまで続く緊張感。ああ、まだぞくぞくするぞ。こりゃ傑作だ! 絶対お薦め。
――本編のあとには「ELEVATED」というタイトルの20分ほどの短編映画がボーナストラックとして収録されている。こちらもまたえらく僕好み。舞台はエレベータの中のみ。登場人物はわずか3人。物語の構造は「CUBE」と似ているが、これがまた非常に楽しめる。
監督はヴィンチェンゾ・ナタリ。すっかりファンになっちまったぞ。この人の作品って、ほかにもあるのかな? 是非、観てみたいもんだ。
雨もやや小降りとなったので、「各務原航空宇宙博物館」などに出かける。松本零士が名誉館長を務め、夏休み期間中は特別イベントとして「松本零士展」をやっていたので、それ目当てで出かけたのだが、常設展示の飛行機やロケットにも心奪われ、シミュレーションなどもやったりして感動。でもこの時期、飛行機の操縦に目の色変えて喜んだりしていると、危険人物と見なされちゃうかもしれないなあ……。
7月29日(木)
別荘最終日。まだまだ降り続く雨(涙)。温泉でくつろぎ、蕎麦など食べて帰途につく。山を下りると、あらまあいい天気。……なぜ?
航空宇宙博物館が面白かったこともあり、名古屋空港に隣接する公園で飛行機を眺めることとなる。いやあ、真下から見る飛行機ってど迫力。まるで映画のワンシーンでも観ているようで、なんだか現実感が薄い。こちらに向かって飛んでくる飛行機をじっと眺めていると、まず恐怖感が先に立つ。それがまたスリリング。いや、面白いもんを見たわい。結構くせになりそう。
ドラマ「らせん」。おっ、また盛り返したぞ。このドラマ、面白い→つまらない→面白い→つまらない→面白い――と、毎回評価がコロコロ変わる。ってことは来週はつまらないのか?
ついにテレビ放映された呪いのディスクの内容。「見るなぁぁぁ!」と叫ぶ 岸谷五郎(漢字合ってる?)。叫ぶ前に、テレビの電源切れって(笑)。
7月30日(金)
寝坊したもんだから、いつものように書店へ寄っている暇がなく、キヨスクで新刊本を物色。をを、見つけました。「金田一少年の事件簿~殺戮のディープブルー」。来月公開される映画の原作本であります。映画を見たあとに読むべきかと迷っていたんだけど、あとがきを読むと、どうやら映画とは大幅にストーリーが違うらしいんで、とりあえずひととおり読んでみることにする。
ところで、テレビアニメのほうは深刻な原作不足になってきたけど、一体どうするつもりなのかなあ。このままだと、来年の春には完全にストックなくなっちゃうぞ。
溜まっていた留守番電話のメッセージを再生。――と、いきなり「緑のうんこ」と叫んで切れる謎の伝言あり。うんこネタといえば、スカトロ女王ことH姉。声の主がH姉であることは間違いないんだけど、一体、緑のうんことはなんなのか? 謎はただただ深まるばかり。……H姉のホームページを読んで、即座に解明されたんだけどね。
7月31日(土)
1999年7の月も今日で終わり。結局、何事も起こらないようだな――と職場にて胸を撫で下ろしていると、携帯がリリリリとベルを鳴らす。……まさかこれが恐怖の始まりだったとは……。
電話を取った途端、嬉しそうな声で――「すんごい長いうんこが出ちゃったぁ~」
……ああん、怖いよぉ、怖いよぉ。スカトロ女王だよぉ。こないだは緑のうんこで、今度は長いうんこか。
「便器の底に着いてもまだ切れないもんだから、一体どこまで伸びるのか試してやろうと思って、便座の上に両足を乗っけて、ゆっくり立ち上がってみたのぉ~」
……ああん、お許し下さい。想像しただけで、めまいがします。くらくらします。
「写真取って、見せてあげたかったなぁ~」
……ああん、それだけは、それだけはぁぁぁぁぁ!
――恐怖の大王はやはり舞い降りてきた……。っていうか、職場にそんな電話かけてくるなっつーの。
天樹征丸「金田一少年の事件簿~殺戮のディープブルー」読了。
52歳の僕から30歳の僕へ
ああ……そういえば、日本でリメイクされた「CUBE」、まだ観てなかったなあ。
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