過去日記 2001-10前半
今読むと、めちゃくちゃ生意気です💦
ホント赤面モノです。最初に謝っておきます。ごめんなさい。
なお、当時の日記をそのままコピペしただけなので、文中のリンクはすべて機能していません。ご了承ください。
2001年(平成13年)
10月1日(月)
相変わらずの仕事モード。全然、終わりが見えない。よよよよよ(泣)。夜は家庭教師。中間テストの日にちと試験範囲が決まったら、すぐに教えるように――と、毎週毎週しつこいくらい同じ台詞を繰り返していたのに、
「中間テストの日にち、そろそろ発表されたでしょ?」
「うん。今日と明日」
――おい(-_-メ)
しかも、メインで教えている数学と英語のテストはすでに終わってしまったらしく、残された教科は国語と社会のみ。なにを教えろというのだ。「ベルリンがソ連」な家庭に育った僕に、社会科など教えられるはずもなく、仕方がないからみっちり国語のお勉強。
内心とほほと思っていたんだけど……をを、今回のテスト範囲となっていた内海隆一郎氏の小説「残されたフィルム」が、あらまあめちゃくちゃ面白い。まさか、学校の教科書で、本格ミステリを堪能できるとは思わなかったわさ。以下、あらすじ。
Yさんが古道具屋で買ったカメラには、フィルムが残されたままだった。現像してみると、それは生まれて間もない子供を抱いた母親の写真。やはり子供が産まれたばかりだったYさんは、写真の中の母親に親近感を抱き、「この写真を持ち主に届けてやるぞ」と決意する。しかし、手がかりとなるのは、わずか5枚の写真だけ。果たして、写真の女性を特定することはできるのか――。わずか30枚程度の短編なんだけど、解決に至る手順が面白く、をを、こりゃ間違いなしの傑作。作品の内容どおり、まさに思わぬ拾いもの。
調べてみたら、本作品は「人びとの忘れもの」(ちくま文庫)に収録された1編で、現在は入手不可らしい。タイトルから察するに、どれも「忘れ物」をテーマにした話みたいだな。ほかの作品もミステリ仕立てだとは思わないけど、面白そうだったんで、「スーパー源氏」で検索して、早速注文しちゃいました。
アクセス解析で驚くべき発見。infoseekで「H小説」を検索して、このページにたどり着かれた方がいた。「こんなお上品なページが、どうして『H小説』なんていう単語で拾われちゃうんだ」と不思議に思い、実際、infoseekで検索してみると、おいおい、トップに表示されてるぢゃん。
僕の下に並んでいるサイトは、「大人のおもちゃのディスカウント通信販売」だの、「素人H画像アダルト」だの、「エロビデオダウンローダー」だの、「エロビデオコレクター」だの、そんなんばっかり。思わず全部、クリックしちまったわい(笑)。それらのサイトを押さえて、堂々トップに掲載されてるのが、よりによってなぜこのページなの?
「H小説」なんて言葉は当ページでは使ってないはず(たぶん)。ってことは、ロボット検索に引っかかったわけではなく、infoseekの管理者がカテゴリ別に分類する際、「ああ、このページはH小説だ」って思い込んだのか? むむむむむ。誰か真実を教えて。
……ちなみに「ミステリ小説」で検索すると、僕のサイトは6番目に表示されました。「H小説」に負けてんぢゃん。今後はH小説に転向か? っていうか、H小説って呼び方もどーかと思うぞ。
10月2日(火)
H姉が、ダイエットでウォーキングを始めたらしい。近所のBOOK OFFまで歩き、ノルマをこなした自分へのご褒美として、100円の古本を買って帰ってくるのだそーな。……ってなわけで、BOOK OFFから我が家に歓喜の電話。
「家からここまで、2500歩も歩いたよ!」
「ってことは、約2.5キロか。すごいぢゃん」
「え? 2500歩って、2.5キロなの?」
「いや、もちろん個人差はあると思うけど。でも、平均したらそんなもんじゃないのかな?」
「えーと、2500歩で2.5キロってことは、1歩あたりが1キロってこと?」
きさまは大魔神か。
家庭教師先で、「3の0乗」が0だったか1だったか答えられなかった私(苦笑)。それを確認するために帰宅後、慌ててネット検索。よくそんなんで家庭教師が務まるなあ――とかいわないように。
んでもって、数学関連のページを見ていたら、面白い確率の問題を発見。
1クラス30人のクラスがあります。このクラスの中に、同じ誕生日を持つ人がいるかどうか、友達と賭けをすることになりました。
どちらに賭けたほうが得でしょうか。
実はこれ、実際に計算してみると、直感でイメージするのとは、まったく異なる数値が出てくるんで、かなりびっくりです。
正解はこのあたりを見て、確認してみてください。「虫のしらせ」ってヤツも、これで説明できるんだとか。へえ。
あわわわわ。「だべりんレストラン」が壊れちゃいました(っていうか、予告なしにサービス停止となってました)。ってわけで、急遽、新しい掲示板を作りましたんで、リニューアル記念になにかひとこと書き込んでいってください。ではでは。
10月3日(水)
1日に紹介した「H小説」に関しては、たくさんのメールを頂戴しました。皆様、どうもありがとうございます。
★「H小説」でくろけんさんのページが一番になるのは、そりゃもちろん大矢さん(H姉)のせいでしょう。
検索エンジンでは英数字+日本語で構成される単語で検索すると、勝手に英数字部分と日本語部分を分ける(つまり2つの単語で検索する)ものが多いです(実際、infoseekで検索語を「H」と「小説」に分けても結果は同じになりました)。
つまり、
H →H姉で大量ヒット
小説 → 小説家なのでそこそこヒット(?)
ということで、一番になったものと思われます(ちなみに、googleで「Hタンバラー」で検索したら、くろけんさんのページが3番目に表示されました)。
ところで、H姉ってずっと博子姉だと思ってたんですが、実は箱崎姉らしいことを最近知りました。でも箱崎って何ですか? 旧姓でもないし…地名?
なるほど、そーゆーことだったんですな。納得。
ところで、「H姉=博子姉」ってのだと勘違いされてる方、結構多いみたいですね。「変態友人G=変態友人くろだけんG」だと思っている人もいるみたいだし(笑)。
以前にも触れたことがあったと思いますが、箱崎は大矢様のニフティー時代のハンドルネームであります。GもH姉同様、同じく僕のニフティー時代のハンドル。どんなハンドル名だったかは……恥ずかしくっていえるかいっ!(って、しっかり自己紹介ページに書いてるけど)
★H小説のことなんですけど、やっぱり”H姉”と「なまもの!楽天ブックス」のせいじゃないでしょうか? ”H姉”は美人巨乳人妻だし……大魔神だけど。
おまけに、ウォーキングで張り切りすぎて、股ズレできてるらしいです(ぼそり)。
infoseekの検索結果から、このサイトへ飛んでくる方が、ここ2、3日急増しております。しかも検索用語が特殊。Googleだと、「ミステリー」「名探偵コナン」「黒田研二」などの言葉で、飛んでくる方がほとんどなんですが、なぜかinfoseekは、
18禁小説
マニアック漫画
セクシー小説
ってな言葉がずらりと並んでおります。「マニアック漫画」って、そんな言葉を打ち込むほうも打ち込むほうだが。一体、どんな漫画を探してるんだ? おじゃまユーレイくんか? おお、そりゃマニアックだ。
皆様から頂いたメールのお返事が、またまた激しく遅れております。届いたメールにはすべて目を通しておりますので、どうか気長に返事をお待ちください。お急ぎの質問等は、「だべりんレストラン」にしていただいたほうが、素早く回答できると思いますです。はい。
10月4日(木)
発売目前の新刊がどっさり届く。
集英社からは西澤保彦さんの「異邦人~fusion」。23年前にタイムスリップした「わたし」は、この年に殺される父を助けることができるのか? をを。ひさびさのSFミステリですな。チョーモンインシリーズを除けば、「ナイフが街に降ってくる」以来じゃないですか? こりゃ、楽しみだあ。
原書房からはミステリー・リーグ第3弾の「饗宴(シュンポシオン)~ソクラテス最後の事件」。朝日新人文学賞を受賞した柳広司さんの受賞第1作。哲人”ホームズ”が解く、不可解な連続殺人の推理劇。そうそう――この本に挟み込まれたチラシに、ミステリー・リーグの続刊予定が載っているのですが、新たに乾くるみ氏「真夏のゲーム」、霧舎巧氏「名探偵はもういない」が加わっています。超期待!
さて、今月の講談社ノベルスはなんと全部で7冊。講談社ノベルスにしては珍しく、比較的薄い本ばかりです。一番の注目は山田正紀氏の超本格トラベルミステリ「篠婆 骨の街の殺人」。霧舎巧氏「マリオネット園~《あかずの扉》研究会首吊り塔へ」は人気シリーズの第4弾。スキーが上手いと噂に聞く物集高音氏の新作は民俗学ミステリ「赤きマント」。僕の1999年度ベストミステリ第5位に輝いた北村薫氏の「盤上の敵」がノベルスで登場。姉小路祐氏の「首相官邸占拠399分」は政治に深く切り込んだ問題作。SFでは今野敏氏「宇宙海兵隊ギガース」――ガンダムファンは必読か? そしてそして、ついに出ました中島望氏の第3作「十四歳、ルシフェル」。極真の著者がSFに挑む! こりゃ、読まなきゃだわさ。
9月30日の日記に反響が。代表して、22歳女性の方からのメール。
★わたしのイメージの黒田さんは、大矢さんのデビュー報告のところを読んでいたせいか、とっても好青年で、素敵な人なんだろうなぁと思ってました。
そして、ここの日記を読んで、書評がとっても好意的でいいなぁぐらいに思ってました。
なので、9月30日の日記を読んで、途中まではとっても納得してました。
しかし、前言撤回? 逃げる? なにがあったのか、と1月25日の日記へ。
ごめんなさい、わたしも逃げます(笑)。
そのほか、「1月25日の日記に、私も大きなショックを受けました」という内容のメールがどっさり。うう……自分で自分の首、絞めてんぢゃん。自分で自分の乳首舐められたら嬉しいけど。←だから、そーゆー発言はやめなさいって。
しかし、この騒ぎの元を作った華の19歳、Kさんから再びメールが!
★ 「ウェディング・ドレス」読みました。すっごく面白かったです。完全にだまされました。思わず、そういうことだったのかと叫んでしまいました。日記を書いている人と同一人物の作品だと思えないです。3の0乗がわからない人にだまされてしまうなんて。
ああ、でもなんだかんだ言っても、結局私は黒田さんのとりこになってしまったようです。今から「硝子細工のマトリョーシカ」を買いに行きます。読了したらまた感想を送らせていただきます。これからも面白い作品を書きつづけてください。
へい! Kさん、かもーん! 迷わず、僕のハートに飛び込んでおいで。←浮かれすぎ
10月5日(金)
寝不足で、ちょっとへろへろ。アドレナリン噴出で、かなりのハイ状態。きっと今なら、空も飛べるはず。ばーい すぴっつ。えへ。えへへ。←かなりヤバい。
「彼は外出した」――という文章を、「え? 彼はソトダシした? そりゃ、あぶねーよ」と下品に読み間違えて、図書館で一人くすくす笑っていたり(マジです)、そんな楽しい生活を送っている今日の私であります。
なんだかんだの末、なんとか今週のお仕事をやり終えたので、自分へのご褒美として、今夜から遊びに出かけます。えーい、この3連休、思いっきり遊んでやるったら遊んでやる! そんなわけで、連休中は日記の更新ストップ。すまん。
大好評(うちの町内で)のこのコーナーも第3回となりました。あれ? 前回はボツじゃなかったのか――とか、そういうツッコミはマシンガンパンチで空の彼方へ。
街で見かけたこんなミステリ。
我が家で見かけた――っていうか、仕事の合間に現実逃避モードで作成した不思議なハガキをご紹介。
第3回 不思議なハガキ
写真じゃ、わかりにくいかなあ?
タネも仕掛けもない普通のハガキを切り折りして作ってみました。糊で繋ぎ合わせたりとか、そーゆーことはしておりません。
あ、ちなみに右端に写っている人形は、「メフィスト賞」受賞のときに頂いたホームズ像です。
ハガキだけじゃ寂しかったんで、一緒に映ってもらいました。
我が家には、こーゆーわけのわからんものが、ごろごろと転がっております。
え? 作り方? ナ・イ・ショ♪
ちょっと考えてみれば、すぐにわかります。
10月6日(土)
今日から4日間は遊びまくるぞおと心に誓い、まずはビデオで「幸せの黄色いハンカチ」観賞。……なぜ今頃になって、「幸せの黄色いハンカチ」を? と自分自身にツッコミを入れながら、桃井かおりの怪演に爆笑。
あまりにも有名すぎるラストシーンを見て、ふと思ったこと。もし、この映画をなんの予備知識もなく見ていたとしたら、ラストシーンにはたぶんめちゃくちゃ驚いたはず。「意外なラスト」に重きを置く僕だけど、この作品もある意味、意外なラストといっていいんじゃないでしょーか? いや、ストーリーそのものは、視聴者が予想したとおりに展開するわけだけど、その見せ方が予想していたものを遙かに上回っていた(派手にした?)というか……。
「意外なラスト」っていうと、物語が180度ひっくり返る――どんでん返しばかりを考えてしまうけど、物語の方向はそのままに、観客が予想していた結末をさらに上回るラストで意外性を引き出す方法ってのも、あるんだなあ――と、そんなことを今さらながらに感じた私でありました。たとえば、そーゆーミステリ小説ってなにかありますかね?
お次は映画館へ出かけて、「トゥームレイダー」観賞。
それを手に入れれば時の流れさえも支配できるという神秘の古代遺跡を求め、アンジェリーナ・ジョリー扮するヒロインが悪の組織と対決。作品全体に漂う稚気も含めて、「ハムナプトラ」に近い仕上がりか。ただ、「ハムナプトラ」がリアルCGばりばりだったのに対して、本作は身体を張ったアクションが主体。じゃあ特殊撮影は楽しめないのかというと、決してそんなこともなく、巨大遺跡が動き出すシーンなどは、昔の怪獣映画みたいな嘘くささが漂っていて、それがまた逆に新鮮だったり。
とにかく全編、クライマックスの連続。ハラハラドキドキを楽しみながら、ラストまで一気です。人物紹介が不親切だったり、キャラクターの動かし方が中途半端だったり、なんだかしっくりこない部分もあったんだけど、これが人気ゲームソフトの映画化だと知って納得。ある程度予備知識を持っていれば、より楽しめたわけだな。
どーでもいいけど、アンジェリーナ・ジョリーは胸を強調しすぎ(笑)。極寒の土地で、ほかのみんなが何重にも防寒服を着込んでいる中、一人だけTシャツ1枚の薄着なんだもんなあ。
宮部みゆき「R.P.G.」(集英社文庫)読了。
ネットで疑似家族を作っていた男が殺された。実の娘の前に集められた疑似家族。父親を殺したのは一体誰なのか――?
舞台劇のような設定は、モロ僕好み。これ、このまま戯曲にしても、面白い仕上がりになりそうです。著者がひさしぶりに本格ミステリの味付けをほどこした作品でもあり、こりゃ楽しめます。
次第に明らかとなる被害者のイヤな一面は、おそらく誰もが少なからず持っているであろう部分であり、そのため、殺害の動機に妙なリアル感が。
「クロスファイア」の石津刑事を登場させる理由が最初はよくわからなかったんだけど、ラスト近くで彼女が真犯人に放つひとことが、なかなか切なくていい感じ。映画では確か桃井かおりが演じていた役なんで、僕の中ではずっと桃井かおりがしゃべってました(笑)。「模倣犯」の武上刑事に関しては、未読なのでよくわからず。こちらも早く読まなくちゃな。
10月7日(日)
今日も映画館。「陰陽師」観賞。
絶妙なキャラ設定に、なるほどと感心。原作が大人気な理由(とくに女性に)もわかります。キャスティングもなかなかいい感じ。今井絵理子の活躍が少なかったのは、ちょっと残念だったけど。ぜひとも、シリーズ化してほしいな。
健康ランドでくつろぎながら、西澤保彦「異邦人~fusion」(集英社)読了。
静かにストーリーが進行していくその雰囲気は、北村薫氏の「時と人シリーズ」にも似ているけど、著者お得意の「特殊ルール」がパズル的要素を強め、その結果、タイムパラドックスと本格ミステリを融合させた傑作に仕上がっております。最大の謎(ネタバレになってしまうんで、ここでは伏せます)が最後まで解き明かされないことに、やや物足りなさを感じたりもしたんですが、いやいや、その部分を差し引いても傑作であることは間違いナシ。「夏の夜会」に続いて、西澤さん絶好調であります。お薦め。
発売されたばかりの「VOW王国」60ページに、「硝子細工のマトリョーシカ」が。いや、ネタとなっているのは、その下に記された別の本なんだけど。ひと目見て爆笑。やっぱりお下劣とは縁が切れない黒田であります。教えてくださった未読王様、どうもありがとうございます。しかし、こんな細かいネタまで見つけてくれるなんて、なんだかんだいいながら、実はものすごい僕のファンだったりするのでは?
10月8日(月)
友人Yがパソコンを新調したいというので、大須の街をぶらぶら。しばらくネットに繋いでいなかったので、掲示板でもチェックしておこうかと、インターネット体験コーナーで我がホームページにアクセス。……と、後ろから覗き込んでいたYが、9月26日の日記(WHO IS THIS?)を見てひとこと。
「え? これが誰かわかんなかったの? 簡単ぢゃん」
「ああ、やっぱりわかるんだ」
「当たり前。カルロストシキでしょ?」
自信満々で答えていたけど、残念ながら思いっきり間違ってます。
大体、中学生の教科書に「カルロストシキ」が出てきたって、誰も答えられねーよ。
ってゆーか、あまりの懐かしさに思わず、「君は1000パーセント♪」って、歌っちまったわい。今となってみれば、「君は1000パーセント」って歌詞もどーかと思うが(笑)。
本日紹介させていただきますのは、こちらのメール。12歳(たぶん)の女の子から。
★突然ですが、私とくろけんさんは、気が合わないと思います……
私は下品なことは嫌いで(下品なこと好きな人はいないと思うけど……)、モー娘。もあまり好きじゃないんです。辻は好きですが、矢口は嫌い。セクシービーム嫌いぃ! あああああ! 嫌ぁぁ!
あと、自分を可愛いとかかっこいいとか思ってる人も嫌い!
わはははは……さすが子供は正直だ。うん、うん……(ToT)←なぜ、泣く?
「あああああ! 嫌ぁぁ!」の部分に、この女の子の気持ちが凝縮されてるよーな気がいたします。
そーか。コナン関連のページからこちらに飛んでくる小・中学生もいるんだから、ちょっとは注意しなくちゃな。……とかなんとかいいながらも、別に今後の日記が上品になるわけじゃあないんだけど。
今日の読書は日本ホラー小説大賞長編賞受賞の「夏の滴」。しかし残り数十ぺージというところで、Yの家に置き忘れてきてしまいました。があああああ。続きが気になるうううう。そんなわけで、感想はまたいずれ。
10月9日(火)
スキー仲間のZちゃんとユニバーサルスタジオへ。一度だけ一緒にスキーに出かけたことがあるZちゃんの友人も誘っていたのだが、
「黒田さん? あの人、頭の中でどんないやらしいこと考えているかわかんないから、怖くてヤだ」
と、見事にふられてしまいました。わはははは。っていうか、そんなことまで正直に報告せんでもよろしい(-_-メ)>Zちゃん
「わかってないよねえ。くろけんさんみたいな人ほど、女性に対して淡泊なのにねえ」と、朗らかに答えるZちゃん。あんた、逆にわかりすぎ(笑)。
そんでもって、ユニバーサルスタジオであります。先月に続いて2回目ではありますが、今回もめいっぱい楽しんでまいりました。同じ演しモノであっても、座席が変わると、また新たな発見があったりして、何度来ても飽きそうにありませんな。すっかりユニバーサルスタジオジャパナー。
楽しみにしていた「T2」のお姉ちゃんは、今回、毒が控えめだったんで、ちょっと残念。いつ来ても最高に面白いのは、やっぱり「ウォーター・ワールド」でしょうか。
今回は記念写真も撮りまくり。写真屋のお姉ちゃんが撮ってくれたポパイとの記念ショット。「この場所で、ポパイと一緒に撮影した写真ってのは、実はとっても珍しいんですよ。ここ、普段はスヌーピーが占領していて、ポパイはなかなか姿を見せませんからね。ってことで、これは絶対に買わなきゃソンソン!」と、なんだかわけのわからぬセールストークに押し切られ、結局買ってしまいました(笑)。そーか。USJの人気キャラたちにも、ちゃんと縄張りがあるんだなと、新たな発見に胸ときめかせた今日の私でありました。あと、ベティちゃんは間近で見ると、顔でかすぎで怖いです。
10月10日(水)
気持ちを入れ替え、今日からお仕事再開。自分自身にカツを入れるため、今後はこまめに進捗状況を書き込んでいこうと思いますです。自分に都合が悪くなったら、いきなり中断するかもしれないけど(笑)。ってわけで、完成間近なのに未だタイトルが決まらない講談社ノベルス4作目(あくまで予定。コードネーム「smile」としておこう)の修正にとりかかる。54枚まで。全体の12パーセント。
友人Sが、「相談にのってくれないかな?」と暗ぁい顔でやって来る。あまりに深刻な表情を浮かべているんで、女装してオカマバーで働いていることがついに奥さんにばれたのかと思ったが(嘘です。本気にしないよーに>Sの奥さん)、どーやらそーゆーことではなく、10月20日から上海に出張なんだそーな。ちょうどその頃、ブッシュ大統領が中国を訪問するらしく、そんな時期に中国へ行って果たして大丈夫なのか――いかにその時期の中国が危険であるかを上司に訴えたいから、資料を集めてほしい――と頼まれてしまった。「嫁のお腹には3人目の子供がいるんだよ。そいつを父無し子にするわけにはいかないだろう?」などといわれては、こちらも「知るか、そんなもん」と冷たい対応などできない。したけど。「大丈夫、大丈夫。お土産、忘れずに買ってきてねえ」と、なんの慰めにもならない言葉を口にして別れたが、まあ、マジで心配しているみたいなんで、一応、ここに書いておこうかな。
現在の上海事情について詳しい方おられましたら、僕宛にメールください。あと、上海の美味しいお土産とかも。←どちらかといえば、こっちのほうが大事(笑)。
10月11日(木)
げほげほ。風邪ひきました。いきなり仕事中断(おいおい)。
現在の中国事情について、早速メールを頂戴する。外務省からの海外危険情報。←危険度5「退避勧告」。めちゃくちゃ危ないぢゃん。
ってわけで、この情報を武器に立ち向かえば、会社側も考え直してくれるんではないでしょーか。>友人S
教えてくださったKさん、どうもありがとうございます。
10月12日(金)
とくにネタもないし、相変わらず風邪っぴきなので、早めの更新。仕事の進捗状況は……げほげほげほ、おえええええっ、な、なにやら悪寒が。
オリコンのデイリーチャートを見ていたら、メロン記念日の新曲が初登場12位の快挙。をを、すげえ。彼女たちに一体、なにが起こったのか? プロモーションに力が入っていたとも思えないし……。「サイボーグしばた」のクオリティーが高かった故の結果か? ……もしかして僕、すごくマニアックなこと書き込んでますか? わけわかんない人、ごめん。だって、風邪っぴきなんだもん。げほげほ。
とかなんとかいいながら、明日はマイカルへ映画を観に出かけるのであった。北村薫原作、牧瀬里穂主演の「ターン」――ついに明日から公開です。しかも舞台挨拶に中村勘太郎が来るっていうんだから、こりゃ行かなきゃだわさ。桑名で映画の舞台挨拶があるなんて、たぶん初めてのことなんじゃないかなあ。楽しみ、楽しみ。←案外、みーはー
10月13日(土)
僕の調査も残念ながら役に立たず、来週中国へ出張の友人Sからメール。
★「ターン」はどうだっターン♪
な、なんだかやけくそになってませんか?
そんなわけで、今日から封切りの映画「ターン」を観てまいりました。
皆様、よくご存知のとおり、北村薫氏原作《時と人》三部作の2作目。ちなみに1作目「スキップ」は、松坂慶子主演でドラマ化されましたな(たぶん、倉庫に感想が残っているはず)。「スキップ」がそうだったように、お気に入り小説の映像化っていうと、大抵がっかりすることが多いんだけど、をを、これは文句ナシの傑作。
原作は、登場人物わずか&動きもほとんどナシ&二人称で語られるという――小説でしか表現できない技巧を使って、しかもそれが全編に通ずる大きな仕掛けとなっていた。ってことで、そのまま映像化しても、作品の魅力は伝わらないんじゃないだろうか――と、ちょっとばかし心配していたんですが、ををををを、まったくの杞憂に終わりましたな。
原作どおり、物語はとても静かに進行していきますが、その進め方が実に緻密というか、計算されてつくしているというか、原作の魅力を損なわず、しかも映像ならではの面白さもプラスして、完璧な作品に仕上がっております。
原作ではなんとなく読み飛ばしてしまった「風呂上がりのインド人」が、とても効果的に使われているほか、原作にはなかった(と思う……記憶があやふやでゴメン)二人のデートシーンにも感動。
映画終了後は、洋平役を演じた中村勘太郎さんの舞台挨拶。なかなかの好青年でありました。電話がキーポイントとなるこの映画ですが、ご本人は電話が大の苦手とのこと。もし映画のように、女性から「切らないで。受話器をこのままにしておいてください!」といわれても、僕なら間違いなく切ってしまうでしょう――と、笑いながらおっしゃられてたのが印象的。
とにもかくにも、今年一番の傑作といってしまっていいかも。多くの人に観てほしい1本であります。絶対お薦め。
「シャカッとタンバリン!」が今春、プレイステーションに登場――との情報入手。家庭用テレビゲームはまったくやらない僕だけど、う……これはどうやら買ってしまいそうだぞ。
10月14日(日)
なんだかますます風邪悪化。ゆっくり休養を取ればいいんだろうけど、そんなときに限って家庭教師のバイトが重なってしまう。中間テストが近いので、休むわけにもいかないし、ううう……長方形ABCD上を動点Pが毎秒3センチのスピードで進んでいくんです。三角形ABPの面積を求めなきゃいけないんです。いやああああっ! 動点P、頼むから止まってくれえええっ!
帰ってきたあとは、なーんもする気が起こらず、レンタルビデオなどをぼんやり。
そんなわけで、ビデオにて「回路」観賞。ネットに増殖する「死」。一人また一人と、家族が友人が恋人が自殺していく……。
うう。体調の悪いときに観る映画じゃなかった。最後まで観ても、なにがなんだかわけわかんないし。視聴者の突き放し方は、ほとんど「エヴァ」なみ。
わけわかんないのに(わけわかんないから?)、やたらと不気味で怖い。びっくり箱的に驚かすわけでもなければ、グロでもない。それなのに、恐怖度はかなりのもの。幽霊の見せ方がうまいのかなあ。あと、飛び降りシーンは特撮だとわかっていてもかなりの衝撃。
10月15日(月)
微熱と喉の痛みは和らいだのだが、今度は鼻水ズルズル。おかげで、部屋中ティッシュの嵐。まるで、元気いっぱいの中学生みたい(笑)。もうすぐ「今日を忘れた明日の僕へ」のゲラもやって来るし、いつまでも怠けている場合じゃないぞ――と、身体に鞭打ち、ああ、気持ちいい。いや、そうでなくて。気合いを入れて仕事再開。しかし、あんまりエンジンかからず、コードネーム「smile」の修正86枚まで。全体の18パーセント。
本日、頂戴したメール。
★(くろけんさんの)HPにピンクの象という単語がありました。
今、ピンクの象っていうのが、気になって調べてるんだけどなんなのか全然わかんないんですよ。
なんか、エッチなことらしいというのしかわかんなくって。
よかったら教えていただけませんか?
調べてみたら、2000年7月9日の日記で、ピンクの象って言葉を使ってました。
ピンクの象ってのは、酔っ払いが見る幻覚の代表例として挙げられるものだと思ってましたが……違います? 言葉そのものは、「パタリロ!」のコミックスで覚えたのかもしれません(確か、どこかに出てきたはず)。
しかし、いわれてみりゃあ、ピンクの象って、なんなんでしょ?
困ったときのGoogle頼み。「ピンクの象」で検索をかけてみると、ををを、どうやらディズニーアニメ「ダンボ」に、酔っぱらった主人公が、幻覚で見たピンクの象と踊り出す――というシーンがあるみたいですね。
ってわけで、決してエッチな言葉ではないと思うんですが……もしかしてエッチな意味もあるのか?
53歳の僕から32歳の僕へ
乾くるみ『真夏のゲーム』はいまだ発売されておりません💦
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