過去日記 1999-05前半
今読むと、めちゃくちゃ生意気です💦
ホント赤面モノです。最初に謝っておきます。ごめんなさい。
なお、当時の日記をそのままコピペしただけなので、文中のリンクはすべて機能していません。ご了承ください。
1999年(平成11年)
5月1日(土)
僕の働いている某スーパー家電売場は、大型の洗濯機や冷蔵庫に関してはほとんど在庫を置いていない。まあ、持って帰るお客さんってのは、ごくわずかしかいないんで、普段は注文配達で承るんだけど……。
お客さんから問い合わせの電話。
「あの~、すみません。広告に載っていた29800円――T社の5キロ洗い全自動洗濯機あるでしょうか?」
「はい、ございますが……」
「今日注文して、今日配達してもらえますか?」
「あいにくGWのため、配送センターのほうが混んでまして、配達のほうは一番早くて4日後になってしまいます……」
「在庫も置いてないの?」
「はい……。申し訳ございません」
「うちで使っていた洗濯機が急に壊れちゃったんです。どうにかなりませんか?」
「ほかの商品でよろしければございますが……」
「でもこれより安いのはないでしょう?」
「はい……」
「全然、在庫ないの? どっかに隠してるんじゃないの?」
「いえ、そういうことは……」
――すると、突然、お客さん切れてしまったらしく、
「じゃあなに? あんたはあたしに、洗濯物を手で洗えと、そういうわけ?」
――知るか、そんなこと!
再び理沙嬢来訪。あれ? 先週も来なかったっけ?
5月2日(日)
恩田レイコ(「やっぱり猫が好き」の室井滋演じる次女)の真似をしたら、隣にいたYがコーヒーを吹き出した。Yシャツはコーヒーまみれ。下着まで茶色く染みちゃった。恩田レイコ恐るべし……。
5月3日(月)
仕事5日目。さすがにつらい……。でも毎日腕を動かしているから、かなり肩の調子もよくなってきたぞ。まだ90度以上には上がらないんで、高いところにあるものを取るときが、ちょっと不便なんだけど、それ以外は日常生活にまったく支障ナシ。
昼休みに隣のおばちゃんたちが交わしていた会話。
「今度、◎◎スーパーで『お祭り市』ってのがあるらしいわよ」
「どんなものを売るのかしら?」
「お祭り――っていうんだから、綿飴とかりんご飴とか焼きトウモロコシとか、売るんじゃないの?」
「あと、昔懐かしいおもちゃとかも売り出すんじゃない? ヨーヨーとかけん玉とかタケコプターとか……」
……おばちゃん。タケコプターは昔懐かしいおもちゃじゃないと思う。
5月4日(火)
先日の「洗濯機がない? じゃあ私に手で洗えっていうの?」おばさんに引き続き、またまた困ったちゃんなお客さんから電話で問い合わせ。
「プリンタを購入したんですが、ドライバがうまくインストールできません」
今回のお客は推定40歳くらいのボソボソとしゃべるおやぢ。
「私のパソコンは★&%#なんで、!%+*したら&$=なると思ったんですが……」
なんだかよくわかんない専門用語を連発。こちらが口を挟む余裕すら与えてくれない。それでもなんとか話を理解してみようと頑張ったのだが……ん? どうも内容にとりとめがない。まるで知っている単語を次々に並べているような感じだ。
「そういう専門的ことになりますと、ちょっと私どものほうではお答えすることができませんので、早速メーカーに問い合わせてみて……」
と答えると、
「いや、メーカーにも訊いてみたんだけど、要領を得ない返事で、途中で切られちゃったんです」と返答が帰ってくる。
「私が考えるに、これは★&%#が!%+*して、&$=なった結果生じた症状で……」
まだまだ話は続く様子。
この声――このしゃべり方――どこかで耳にしたことあるなと感じていたんだけど、ああっ、思い出したぁぁ! 去年の夏、ウィンドウズ98が売り出される直前に電話をかけてきたお客さんだぁ!(去年の7/20の日記参照)
「ひょっとしたらパソコンに問題があるかもしれないんで、お宅のお店の展示パソコンにドライバをインストールして確認させてもらってもいいですか?」
そういうことは普段からよくやっているんで、「ええ、かまいませんけど」と答える。
「本当にいいんですか?」
「いいですよ」
「ひょっとしたら、パソコンのシステムが破壊されて、爆発するかもしれませんよ。それでもいいんですか?」
きゃあああああっ! なにこの人? こっわぁぁぁ。
――結局、こんな電話に30分近くつきあっちまったい。
いっこうに話し終える気配がないんで、「お客さん? もしもし、お客さん? あれ、変だなあ。聞こえなくなっちゃった」――と受話器を置いてしまいました。ぐわははは。
数日中にうちの店が爆発したら、それはこのおやぢの仕業だな。ぶるっ。
5月5日(水)
はしらぁのきぃずぅはぁおととぉしぃのぉ~ごぉがぁつぅいつかぁのぉせいくらべぇ♪
GWもようやく終わり。明日はひさしぶりの休日だぁ。そりゃ、歌いたくもなるわな。7連チャン出勤はさすがにばてたぞ。
私事もようやくめどが立ち、ひっさしぶりにおなじみ名古屋地下街の書店へ。サントリーミステリー大賞受賞作「イントゥルーダー」と、日本ミステリー大賞受賞作「パレスチナから来た少女」を購入。あと、「名探偵コナン特別編7」も。
去年の秋に出版されたばかりの三谷幸喜の本(タイトル忘れた。絵本みたいなヤツね)――もう文庫落ちしてるじゃん! いくらなんでも早すぎない? ま、本屋で全部立ち読みできる話なんだけどね(僕は去年、立ち読みですませてしまった(笑))。文庫なら買ってもいいかな。
暇を見つけては少しずつ読み進んでいた「双頭の悪魔」――ようやく読了。真相に繋がる手がかりとして、すごく納得できたものがひとつ。普段の僕なら、「ええ、必ずしもそうだとはいえないんじゃないの?」って感じるところなんだけど、同じことを体験したばかりだったので、「そうそう! 本当にそうなんだよねぇ」とただただ頷くしかなかった。ネタばれになっちゃうんで詳しくは書けないけど――僕、いまだにポケットは左しか使ってないもんね。
ところでこの本――H姉から譲ってもらったものなんだけど、どーしてH姉の本って、そこら中にお菓子のカスが挟まってるの?(笑)
5月6日(木)
ようやく休みだぁ。でもまた明日から3日間、仕事なんだけどね。
今週中になんとか私事を終わらせてしまおうと必死で頑張る。……すぐに力尽きた(笑)。
H姉から電話。東京からTが出てきているいうことで、遊びに行く。自動車道を使って行ったんだけど……う……料金カードが取れない……。まだ脇が90度以上開かないため、腕を伸ばした状態で、肩より高いところにあるものを取ることができないのだ。ひさしぶりに不便を感じた瞬間。
H姉の家では山田風太郎原作のVシネマ「区の市人包丁」――おいおい、なんじゃそりゃ? 「くノ一忍法帖」を観て、大笑い。「忍法乳しぐれ!」とか叫んで、おっぱいから硫酸みたいなものを飛ばしちゃうんだもんなぁ……。
高尚な映画を鑑賞したあとは、水道管ゲームなどに興じ、一日を終える。おいおい、私事はいいのか?
5月7日(金)
今日からまた仕事の日々。働き者だなぁ(笑)。
サントリーミステリー大賞&読者賞W受賞の「イントゥルーダー」読了。
へえ。郵便局もずいぶん進歩したのね。H姉に早急にブツを送る必要があったため、名古屋中央郵便局から速達を送ろうとしたら、「こちらのほうが早く着いて安いのでお得ですよ」――と新特急便なるものを薦められた。名古屋市内に限ってだけど、800円出せば夕方5時頃、もうちょっと出せばわずか1時間でお届けできるという。地下鉄に乗っても、H姉のうちまでは30分以上かかるというのに、一体どういうシステムになってるんだろう? 伝書鳩でも飛ばすのか?
5月8日(土)
店長が僕の前までやって来て、まじめな口調で囁いた。
「君、ホームページ作ってるんだろう?」
「はい……」
「うちの店のこと、ホームページで紹介しておいてくれないか?」
おいおい――。個人のホームページに頼らなきゃならないほど、業績悪化してるんじゃないだろうな? ちょっぴり不安。
知らなかったぁ。「お父様、お母様、先立つ不幸をお許しください」――これって間違いなのね。よく考えてみりゃ、「先立つ不幸」――って意味わかんねえもんな。正しくは「先立つ不孝」。
あれ? また無知をさらけ出したかな?
5月9日(日)
おっ。なんとか明日で私事が片づきそうだ。……ってわけで、「永遠の仔・下」「屋上物語」「気の長い密室」「弟切草」を購入。講談社ノベルスはまだ出てないみたいだな。
5月10日(月)
3週間ぶりに病院へ。レントゲン写真を見て、「じゃあこれからはできるだけたくさん右腕を動かしてください」――それで終了。通院も今日でおしまい。
結局、毎回、レントゲンを撮るだけで、診療みたいなものはまったくなかったな。ホントにこれで治ったんだろうか? まだ90度以上は動かせないぞ。うーーん、徐々に動かせる範囲は広がってるけど、なんか不安だなぁ。
私事――ラストスパート。あ、今日中に終わらなかった(苦笑)。
5月11日(火)
私事ようやく終了~♪ だけどまだパソコンの前を離れるわけにはいかないんだよねぇ。この3週間、ホームページがほったらかし。メールの返事もまったく書いてないし、「コナン」や「古畑」の雑感文だって溜まりに溜まってる。本の感想なんて、ひと月近く書いてない(まあ、あんまり読んででもいないんだけど)。この前放送された新作コロンボも見なっくちゃ。
まずは「コナン」のページから着手。……それだけで1日終わっちゃった。
気分転換にIE5をインストール。うん……処理が早くなったような気がする。でも「FrontPage Express」は相変わらずエラー出まくりだな。
デフォルト状態で、「お気に入り」の中に「ラジオステーションガイド」なるものが入っていた。早速繋いでみると、おお、すごい! ホントにラジオを聴いてる感覚だぁ。これだけクリアな音声が、なんのストレスもなくさくさくと再生されちゃうんだね。思わず「ありがとう浜村淳です」に聞き入っちゃったわさ(笑)。「一番に入れるスイッチなんでしょう?」……うわぁ、懐かしいぃ~。
5月12日(水)
今日も一日中、ホームページの更新。せっかくの休日なのに、なにやってんだか。
なにが大変って、あーた日記よ。4/20以降、全然書いてなかったもんだから、もう大変。一応、簡単なメモは残してあったんで、それを参考に記憶をよみがえらせて書いていったんだけど、「5/1 洗濯機事件」とだけ記されていても、なんのことやらすぐにはわからない。
……それでもようやく、今日の日記まっでたどりつくことができたわさ。ふう。
――最後まで解読できなかったメモが、「4/29 デジキューブ」。うーーん、一体なんのことだろう??
司城志朗「気の長い密室」読了。昨年度のサントリーミステリー大賞読者賞を受賞したひとだ。この人って「つかさきしろう」って読むのね。ずっと「しじょうしろう」だと思ってた。やばっ。著者別インデックス――サ行の項に入れてたぞ。早速直しとかなきゃ。
5月13日(木)
前々から気になっていたサントリーフルーツ飲料「ごめんね。」を飲む。なぜ「ごめんね」!? 飲む前から謝られるなんて、ちょっといやぁな予感がしてたんだけど……。
最近、フルーツ果汁を天然水で割ったドリンクがやたらに多いけど、僕は結構気に入っている。そんなに甘くないし、口の中でべとつかないし。――で、「ごめんね。」もてっきりそれ系の飲み物だと思っていたんだけど……。
ひとくちゴクリ。――うぎゃぁぁぁ、これ炭酸ぢゃん。炭酸は好きじゃないんだってば。炭酸なら炭酸ってでっかく表示しておけよ! やい、責任者出てきて謝れ! ……おっと。だから「ごめんね」と謝っていたのか。だったら文句はいえないな。サントリー恐るべし。
5月14日(金)
一昨日の日記に書いた「デジキューブ」がなんであったか、ようやく思い出す。
お客さんから「(テレビのアンテナに繋ぐ)同軸ケーブル置いてありますか?」と訊かれたのを、「デジキューブ置いてありますか?」と聞き間違えたのだ。……ただそれだけのこと。わはははは。面白くもなんともないな。日記に書かなくてよかった。……って、結局書いてんじゃん。意味ないじゃん!(BY アイシティーの兄ちゃん)
ひさしぶりに飲み会。をを、酒の威力は絶大だ。あれだけ努力してもなかなか上げることのできなかった右腕が、いとも簡単に上がるではないか。調子に乗って、 万歳しまくり。通院も終わったことだし、これで2か月半に渡る「脱臼日記」もおしまいか。
5月15日(土)
う……肩が痛い……。やはり夕べは調子に乗りすぎたか。酒が抜けると、肩はいつもどおり、90度までしか上がらなくなっちゃった。わはははは。やはり完治はまだまだ先のようである。
北森鴻「屋上物語」読了。
52歳の僕から30歳の僕へ
洗濯機に関するクレームは『クレイジー・クレーマ―』にも登場しますが、そーです、このときの体験がもとになってます。
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