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過去日記 1996-06後半

今読むと、めちゃくちゃ生意気です💦
ホント赤面モノです。最初に謝っておきます。ごめんなさい。
なお、当時の日記をそのままコピペしただけなので、文中のリンクはすべて機能していません。ご了承ください。

1996年(平成8年)

6月16日(日)
 Oさんからいっぱい本をもらっちまった。泊めてもらったうえに本までおみやげにもらえるとはさんきゅ>Oさん。
 ってわけで東京2日目はボーリングから始まるのだった。1年半ぶりにZ氏に会えたし、その後の古本屋巡りでは「刑事コロンボ」のノベルス版をたくさん手に入れることができたし、いやいや、満足。
 しかしはしゃぎすぎたのか、帰りの新幹線は疲れたぁ。
 遊んでくれた皆さん、どもありがとね(ぺこり)。

6月17日(月)
 うわあ。かったりい。全然、仕事する気にならないや。東京連中と遊ぶのはすんごく楽しいんだけど、その後のギャップが逆に苦しくなるんである。
 身体が痛い。ボーリングの後遺症か? う、情けない。

6月18日(火)
 ぎゃぁぁぁ、すげぇ雨。うちに帰ったら、クーラーと窓の隙間から雨が染み込んでいて、ベッドの上がびしょ濡れ。あうあうあう。今日からあたしはどこで眠ればいいの? だれかあたしの安眠を帰して。かわいいふりしてあのこ、わりとやるもんだねとぉ>そりゃ"あみん"。
 「金田一少年の事件簿」第18巻をゲット。今回の話はイマイチなんである。しかもちょっと前に北村薫さんの「謎物語」を読んだばっかりだったので、「あうぅ」であった。そーいや、7月からまた懲りずに(苦笑)、ドラマ化されるんだよなぁ。なんやかんやと文句を言いながらもそれなりに楽しく見ていたんで、今回も要チェック。2階でも雑感文をアップする予定でげす。
 「Yahho」を見ていたら、「名探偵コナン」で僕のHPがリンクされていたことに気がつく。ちょっと嬉しい。「美少年裸体写真」とかでリンクされていたらもっと嬉しかったのに(苦笑)。

6月19日(水)
 昨日の荒れた天気が嘘のよう。爽やかな一日であった。珍しく仕事もいっぱいした(苦笑)。
 「小説すばる」七月号を読んでいたら、大森さんが西澤保彦さんの次作についてちらりと触れていた。次作には宇宙人の秘密の装置が登場するらしい。うむ。西澤作品。ついに行くとこまで行ったな。恐るべし。
 最近、仕事は暇なのだが、私事のことで頭がいっぱいでちっとも本が読めない。うう、今週中にはどーにかしたいっす。

6月20日(木)
 犬のう*こを思いっきり踏んだ(笑)。慌てて砂利にこすりつけていたら、なんだかすんごく懐かしい気持ちになってしまった。いやぁ、う*こでノスタルジックな気分に浸ることができるあたしってし・あ・わ・せ。

6月21日(金)
 ひょんなきっかけでいきなり「黄龍の耳」を読み始める。結構、面白い。仕事中に1冊読了。で、家に帰ってから続きも読んでしまう。
 話変わって、上手な金儲けの方法(笑)。
 今日、ミスチルの新譜「深海」を定価の1割引&500円のサービス券で、計2200円で購入。で、ダビングした後、会社の先輩に定価のまま売りつける。ぐわははは。タダでミスチルが手に入った上に、800円の儲けじゃわい。サザンもこの手でいくか。
 明日はお昼から半日お仕事。ちと哀しい……。

6月22日(土)
 雨でお仕事、明日に延期。うぅん、こーゆーのってなんか損した気分。昨日も今日も「ああ、明日は仕事なんだぁ」って思わなきゃならないもんね。はぁ(溜め息)。いっそずぅぅっと雨が降り続けて、8月10日以降に延期になってくれれば嬉しいんだけど(笑)。
 ま、おかげで一日中、私事にいそしむことができた。BGMは昨日、先輩よりせしめたミスチル。うむ、「花」と「名もなき詩」はカラオケ用に覚えておかなければな。
 夜は月に一度の「東野圭吾ファン倶楽部」のRT。いつも通り、ただの雑談に終始した(笑)。あ、一昨年の7月に発足して以来、二年弱でついに部員数百人を突破。ほとんど拉致した人間ばっかりだけど。……しかし昨夜はびっくりした(何がだ?)(笑)。

6月23日(日)
 午前中、私事。午後からお仕事。保育園の遊具設置工事だったのだが、いやぁ、蒸し暑い蒸し暑い。汗だらだら状態。ああ、痩せる、痩せるぅぅ。でもその後、水分取りまくりだったので、一緒か(苦笑)。
 先週から始まった「こちかめ」(「どちかの」ではない)を見る。先週は東京へ行っていたので見逃してしまったのだ。ま、予想通り、原作とはちょっと違った雰囲気になっているが、これはこれで楽しめる。うむ。両さんはラサール石井なんだが、全然ラサール石井の声じゃないな。かなり役作りしてるって感じ。最初は違和感があったけど、終わりの方ではすんなり声が耳に入ってきたっす。
 で、その後の「名犬ラッシー」では不覚にも泣いてしまった(笑)。
 そーいや、今日はNINTENDO64の発売日なんだな。ち、見に行こうと思ってたんだけど、すっかり忘れちまってたな。8月からぷーになるんで、たまにはこーゆーもので遊んでみようかとも思っているのだが(笑)。
 NINTENDO64で遊んだ方、レポートお待ちしております。

6月24日(月)
 ああああ、またかったるい月曜日だぁ。もう最近、月曜日はちっともやる気が起きないなぁ。だらりぃんと気を抜いて過ごす(おいおい)。
 ひょっとしたら前にも書いたかもしれないけど、うちの前にあった大人の玩具屋がいつの間にか、中華料理ケータリングサービスに変身していた。ああああ、あんなに貯めたサービス券はもう使えないのぉ?(嘘、嘘)。しかし何故に、大人のおもちゃ→中華料理なのだ? なんか妙な媚薬でも入ってるんじゃないだろうな。お、今度、誰かに食べさせてみるか。ひひひひひひ。
 ところで今日の「名探偵コナン第21話」はなかなかグゥ。来週からは初の前後編だし、このまま突っ走ってくれぃ(ああ、でも「バケツでごはん」が終わってしまったぁ)。

6月25日(火)
 うわぁい、給料日だぁ、給料日だぁ。しかも間髪入れず、すぐにボーナスだぁ。ふふふ。一気に金持ちだな。
 しかし今日は暑かった。車の中はクーラーがんがん、一歩外に出ると太陽さんさん、その繰り返しで、すっかり体調を崩しちまったい。ああ、なんかだるいなぁ、熱っぽいなぁと思いながら、早々に退社。銀行口座がすっからかんなので、慌てて入金して、ついでに近くの電気屋へ飛び込み、NINTENDO64とご対面する。
 おお、凄い、凄い。なんかアニメーションを見ているみたいだな。見てるだけでも楽しめる。で、僕も早速チャレンジ。ううう、結構のめりこんでしまう。ふと気がつくと、フロアの灯りが消え、客は僕以外誰もいなくなっていた……。店先にむなしく流れる蛍の光……ああ、恥ずかしい。ネクタイしめたサラリーマンが閉店までマリオに必死になっているとは(苦笑)。
 で、店を出ると、またいきなり身体がだるくなる(笑)。なんて気分屋さんなんだろう。家へ帰って熱を計ってみると、やや微熱。しかし大袈裟な僕は「ぎゃぁぁあ、もう駄目だぁ。死ぬ死ぬぅぅ」とのたうち回りながら、そのまま爆睡してしまう。

6月26日(水)
 朝、起きるとすっかり体調は元に戻っていた。ま、そんなもんである。
 目覚ましテレビでは「インターネットだ、インターネットだ、アイドルのホームページを見ようよ、見ようよ」と騒いでいた。ふ、馬鹿馬鹿しい。あ、でも目覚ましテレビのホームページもできたって? 八木さんの写真が載ってるって? おお、早速探さなければ(笑)。
 なんか最近、家の中が荒れ放題である。ついに足の踏み場がなくなってきた。ああ、掃除しなくちゃなぁ。でもどこから手をつけていいのか分からない。とりあえず、死にかけの熱帯魚を救うべく(笑)、水槽の掃除に着手する。ああ、この前、水槽を掃除したのはいつのことやら。
 夜、長野のMさんから電話。いつの間にか無理矢理サイパンへ連れていこうとする計画が勝手に進められていた。おいおい、金ないって。

6月27日(木)
 これはあくまで僕の日記なんである。だから何を書いてもかまわないやと思い、今日はちょっといつもとは毛色の違う話を書いてしまう。風邪ひいて頭の中も朦朧としてるし、ま、病人の戯言だと思って読んでください。「何、つまんないことを真剣に語ってるんだよぉ」と笑い飛ばしてくれてかまいません。僕自身、こんなことを書き綴るのはとっても恥ずかしいんで、興味ない人はさっさと読み飛ばしてください。以上前置き。では。
 ……何を隠そう僕は恥知らずである(笑)。人前で裸で踊るのも平気だし、大体、自分のHPに全裸の写真を掲載して喜んだりしているんだから、よーするに私はそんな奴なんである。
 でも、それが「自分の夢を語れ」ってことになると、途端に恥ずかしくなってしまうのだ。そのことに関してはほとんど誰にも話したことがないし、それを話すのって、なんだか自分のマスターベーションを見せびらかしているようなそんな気恥ずかしさが先に立ってしまって、結局、いつも秘密。この日記でよく「私事」って言葉が出てくるのも、実は全部、そのマスターベーションに似た行為(笑)のことなのだ。「私事」と書いていたのも要するに照れ隠しなんである。
 ……で、一体、おまえは何を言いたいんだっていうと……実は私、作家志望なんである(ああ、こうやって書くだけでもう恥ずかしい……)。どーして今日、急にそんな話をするかっていうと、実は今日は「小説推理」の発売日。毎回、本屋で新人賞の結果を見るその瞬間ってのは本当に心臓ドキドキものなんである。今日まで何も連絡がないってことは落選したのは間違いないんだけど、でも今回はどこまでくい込むことができたのか、それを思うと、オーバーな表現ではなく、本当に本を開く指が震えてしまうのだ。
 今回、作家の方々の評を読んでいて、「ああ、その通りだなぁ」とつくづく思ってしまった。とくに大沢さんの「書き急いだのかなって感じがしますね」っていう評を読んで、あらためて「うん。僕の選択は間違ってない。絶対に後悔しない」と思ったんである。
 就職してから4年半が経ったわけだが、その間、僕は自分自身、満足のゆく物語が一つも書けていないような気がする。とにかく新人賞の締め切りに合わせなければと、締め切り当日の昼間まで営業車の中でワープロを打っていたり……で、慌ただしく郵便局に持ち込んで締め切り最終日の消印を無理矢理押してもらって……間に合わなかったのなら、次のチャンスを待てばいいのだけれども、現在の仕事から早く逃げ出したいーーそんな思いが僕を焦らせてしまって……結局、そんなことの繰り返しだった。
 ……この日記を読んでくれている方はご承知の通り、僕は8月に会社をやめる。会社にはあれこれと差し障りのない理由を述べたんだけど、会社をやめる第一の理由は「小説を書く時間がもっとほしい」ーーただそれだけだったのだ。
 昔は小説を書くのが好きで、書いては応募して、それが予選を通過したら単純に喜んで、また書いて……書くことが本当に楽しかった。それがここ数年、ちと変わってきてしまった感じ。僕は今の仕事から逃げ出したいから、無理矢理に逃げ道を探そうと小説を書いているんじゃないかな……って。仕事に追われてなかなか書けなくて、でも書いて応募して誰かに認めてもらわないとこのままの状態から脱することができないと焦って、結局中途半端な作品を送って、落選すると落ち込んで……ときどき編集者の方から連絡を頂いても、一本の長編を仕上げるのに一年以上もかかっているようじゃどーにもなんないし……すごく無駄なことをしているんじゃないかなって気分になってきて……。
 この春、たまたまいろいろな理由が同時に重なって、会社をやめる決心をしたんだけど、結局のところ、この中途半端な状況から脱したい、いつまでも「夢」が叶うのを呆然と待っているんじゃなくて、真剣に挑戦してみようかなって。
 小説を書く時間が増えるからって、そんな簡単に作家になれるとは思えない。でも2年連続で最終候補に残ったことが大きな自信となったのも事実。今年の夏からもう一度、昔のように楽しんで小説を書いてみたいと思う。
 ……なんでこんなことを長々と書いたかっていうと……結局、誰にも会社をやめる本当の理由ってのを告げていなかったから。とりあえずこれが真実ですと、ここで報告しておきます。これでちっとすっきりしたぁ(笑)。
 しばらくの間、好きなことをやってみようと思う。現実逃避をするために小説を書くんじゃなくて、昔のように楽しんで書いてみたい。たっぷり時間をかけて余裕を持って書き上げてみたい。
 それでもやっぱり夢が叶わないなら……いや、それでもきっと諦めることはないと思うんだけど(笑)。

6月28日(金)
 昨日は長々とつまんないことを書いたので、その他のことがちっとも書けなかった……。というわけで今日は昨日の分もまとめてご報告。
 「生と死の幻想」を仕事中に読了。 ボーナスも出て久しぶりにリッチになったので、「パズル崩壊」「ノーペイン・ノーゲイン」「カード・ミステリー」のハードカバー3冊を購入。ノリリンの「パズル崩壊」はまたもや京極さんの表紙。この雰囲気、なかなか好きです。しかし天は二物を与えるというか……一種の天才だよなぁ>京極さん。
 家に帰ったら、K社よりお待ちかねのブツが届いていた。中身を見てちょっと感動。でも本当にこんなんでいいんだろうか? ……うむむ、だから詳しくは書かない(笑)。
 夜、会社の同僚のY君が遊びに来る。会社を辞めることが露見してから、皆からの電話が絶えない。でも訪問してくれたのはY君が初めて。一緒に夜の2時までカラオケに明け暮れる。
 同僚と言えば、2年前に会社を辞めたF君の新しい勤め先が潰れたらしい。で、来月には子供が生まれるそうだ。「倒産して父さんになる」と本人は笑っているらしいが、うう、ちと笑えない。果たして私の将来やいかに?

6月29日(土)
 起きたらもう昼近くだった(笑)。Y君を駅まで送り、ついでに奈良の電気街をぶらぶらする。いやいや、奈良の電気街も立派になったもんだ。こんなにパソコンソフトが増えたとは。ボーナスも出たことだし、何か買おうかなと思ったのだけれども、「いかん、いかん。これから貧乏になるんだから倹約しなきゃ」と珍しく何も買わずに帰ってくる。おお、えらいぞ、自分。今日もまた店先のNINTENDO64で遊んでしまう。ああ、一体、何をやっているんだか(涙)。
 本屋にも寄ったら、人気ゲーム「MYST」の小説が登場していた。うむ。機会があったら読んでみようっと。
 6月27日の日記について、思いがけなくたくさんの人からメールを頂いて恐縮している。ああ、まさかこんなにたくさんの人が日記を見ているとは思わなかった。恥ずかしいんでやっぱり削除しちゃおうかなとも思ったけど、ま、そのうち闇の中に埋もれていくからいいか。応援メールをくださった皆さま、本当にありがとうございました。
 で、なんと尊敬するHさんからもメールを頂いた。こちらは日記を見たんじゃなくて雑誌の方を見て気がついてくれたんだと思うけど。あれこれと暖かいアドバイスを頂き、涙が出るような思いでした。本当に、本当にありがとうございます。
 そんなわけで依然、終わりの見えない私事に今日も精を出す。ここ数ヶ月の暗澹たる気持ちが随分と晴れたような気がする。うむ。頑張ろうっと。
 夜、「探偵倶楽部」読了。

6月30日(日)
 早いですなぁ。もう6月も終わりですか。朝から「パズル崩壊」を読み出して、お昼には読み終わってしまう。ああ、やっぱりノリリンって面白いと思うんだけどなぁ。早く長編を書き上げてもらいたいもんです。
 今夜の「知ってるつもり」はアガサ・クリスティー。内容は大したことはなかったけれど、今年も近鉄劇場でクリスティーの舞台があることを知り、喜んでしまう。去年は中村玉緒主演で「ホロー荘の殺人」が舞台化され、とっても面白かったのだ。ちなみに今年は「検察側の証人」。むむ、楽しみ。

52歳の僕から27歳の僕へ
心配するな。おまえ、4年後には夢が叶って作家になってるぞ。そのあともギリギリの状態を保ちながら、21年間なんとか作家を続けてるからな。……この先どうなるかは僕にもまだわからないけど💦

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