薄い本オーディオコメンタリー
初めに
こんにちはくろけむです。黒煙などとも言います。
これは去年(2021年)の冬コミで自分が出した同人誌に自分でコメント入れてく自分大好きぼっち会です。
どう言うつもりで描いてたとかこの素材便利だったとかそんな感じのことを残しておいたら後々何かの参考になるかなと。いやどうかな。
あと単にこの本、気に入っているので。自分の本とか基本的に読み返さないタイプなのでこれは稀なことです。
なおこのページはひたすら文字でしゃべくり倒すだけなので現物は以下通販などから入手してください。物理イベント用の在庫もまだまだありますよ!(マーケティング行為)
こちらは御覧の通りとわなな(永遠の7日)の二次創作同人誌です。くろけむの個人的関係者とかゲームやってないけどここを読んでいるって人は、こんなページ見てないで速やかに原作ゲームをやって下さい(ダイマ)
頼むよ。私を助けると思って。
と言う訳で一人オーディオコメンタリー(テキスト)やっていきます。
その前に注意
このページは永遠の7日-終わりなき始まり(以下放置版)および永远的7日之都(以下本家)のネタバレを若干含みます。本家のみの要素についてはそこまで詳細な話はしないと思いますが、放置版および本家日本版で未実装範囲の情報を入れたくない人は読まない方が良いかと思います。
なお私は2022年4月現在で永恒的信标の序盤までプレイ済です(ネタバレあまり気にしないタイプなので先の話も色々耳に入れてはいますが)
【本家とかなんとかよく分かんねーよと言う人向け】
ざっくり説明するとこのゲームには前身になるゲームがあり、上記リンクのアプリはリメイク後みたいな感じです。
リメイク前のものを本家、そこからゲームシステムが変わって放置ゲーになったのでリメイク後の方を放置版とここでは呼んで行きます。
これまでの実装内容を見ると本家のストーリーがそっくりそのまま移植されてるわけではありませんが、おおまかな流れは踏襲されています。
ここでは本家の内容に触れる箇所がある為、放置版で将来実装される範囲のネタバレを含むことになるかと思います(今回の同人誌自体にはそれらのネタバレはない、はずです)
なお、本家アプリは現在もサービス中なので機会があったら触れてみてもらえると嬉しいです。が、現状中国版しかない(と言うか元々中国のゲーム)な為、導入ハードルは色々と高いのがかなしい。昔は韓国版とか英語版とか日本版とかあったんですが……。
衝動
アントネーワと二人で旅行してぇなぁぁぁぁぁぁっ!!!
アントネーワルートをやった全人類はこの様な衝動を抱えているかと思います(クソデカ主語)
なのでこの衝動を基に漫画を描いたのがこの本です。
言いようによってはテーマと言うのでしょうが、なんかテーマってもっと整頓されたイメージがあるので、とりあえず衝動と言ってます。
じゃあもっと明るいシチュエーションがあったんじゃないんですか?
それはまあその通りなんですが、終末後は終末後の浪漫があるので……明るいのはこの次描きます。と言うか今書いてます。本当はこんなん書いてる場合じゃなくてそっちの原稿やらないと既にスケジュールがヤバいんですが、まあGWもあるしなんとかなるでしょう。信じろ。
表紙・裏表紙
早速ですが、この本の一番のセールスポイントです。
何故ならヒトに塗ってもらったから!!すごい綺麗になってるだろ!!すごいぞ!!!
塗りお願いしたのこれで2回目ですが完全に味をしめたので今後もやります(犯行予告)
あ、ちなみにこの次のはやむを得ない事情により自分が塗ります。かなしいな……。
同人誌を作る動機は人それぞれでしょうが、私は『欲しい本が何故か(本当に何故か)現実に存在していないので仕方なく自分で作る』派です。かなしい。かなしすぎる。
なのでこうしてヒト様を巻き込んでまるで他の人が作った本であるかのような気分になれる!更に自分で塗るよりクオリティが爆上げされる!
なお塗ってもらったとは言いましたが背景加筆をはじめ全体的に全てを何もかも整えてもらったので自分の描いた粗線画の面影なくてテンション爆上がり。やったぜ!
あとここのアントネーワはうちにあるドールにポーズ取らせて描いてるので線画的にも顔とか髪とかこの本で一番綺麗になってます。
以上により全力の表紙詐欺!まあ表紙は綺麗な方が皆嬉しいよな!!
タイトルに効果入れてもらった時に、キラキラさせ過ぎたかな?って言われたので、「キラキラした話だから大丈夫です!」って言ったら「この表紙で!?」って言われました。
この表紙でキラキラした話ですホントダヨ。
3ページ(中表紙)
基本的に私は本を作るときページ数を表紙から1で数えるので本文は3ページから始まります。
が、今回入稿ファイルを作るときにノンブルを入れ忘れたらしくページ数が書かれていません。oh……
ファイル名で順番が分かるようになっていればノンブルなくても印刷して貰える場合が多いとは思いますが、個人的には入れておきたい派なので……。
それはともかく中表紙について。この本の衝動は先に述べたとおりですが、それを基に実際に何かやったのはこの中表紙が始まりです。
2021年のGW頃、虚無ケットと言う架空の本の架空のノベルティを発表する奇祭(ご本人談)をTwitterで企画された方がおり、やった奇祭だ!と思って参加しました。
で、参加内容がこちら。
はい、今回の本はこの時の虚無のお品書きの虚無の既刊案内が元になっています。
この虚無の表紙も雰囲気は気に入ってるのでこのまま使いたかったけど、ちょっと地味かなと思って微修正して中表紙に。虚無の段階ではモノクロコピ本だったのでこれで良かったんですが。
滅んだ世界と、二人だけ残された指揮使いとアントネーワと、それでも明るい場所を目指そうぜ、的な……
この本自体のオチも概ねこのままですね。たぶん。
4ページ(前書き)
前書きと後書きを長々と描くタイプです。
ピックアップは貯めてたオパールとガチャ券で5体、ここまで来たら……とブレーキが壊れてプラス3体で無事(?)8体引いて限凸しました。(本を)描けば出る!!
5~7ページ
所謂導入部と言うか、状況説明ですね。
最低限提示したかったのは『闇に潜む姿EDからの分岐である』点。
描きたい状況、今回で言うと『アントネーワと指揮使いを残して世界が滅ぶ』部分の状況設定をするためにじゃあどうしたら原作ストーリーからそうなる?を考えた結果、途中で謎の少女さんの例の契約をぶち込んで無理やり進路変更させました。
なおこの辺は直接犠牲の意味から思い付いた訳ではなく、本家の某闇の誰かさんルートのエンディングから思い付きました。あ、そう言う契約ありなんだ、ってなって。ありがとう闇の誰かさん。
でもこれ実現するにはまずアントネーワのフルアクセル絶対指揮使いの盾になるムーブの先手を取らないといけないので、いや無理でしょ(真顔)って今でも思ってます。
そこをどうにか説得力を出せないかと思って『何回かこのルートを辿っていてデジャブがあるから先手を取れた』と言う流れにしようとしたのが5ページ目のモノローグで、要は5ページ目が回想→6ページ目が現在の時間軸でアントネーワが指揮使いを外に放り出す直前、の流れなんですが読み返すと分かんないなこれ……。
さっきこの本を気に入ってるって言いましたが、率直に言うと冒頭部分だけは読み返したくないですね!
そもそも全13ページの漫画で状況説明3ページも取るのどうなのかと言う話はあって、描く方としては言い訳と言うかアリバイ作りと言うか、状況をつらつらと説明したくなるんですが読んでると別にそれだけで面白いものじゃないし、それを面白く読ませる工夫と言うのはきっと色々あるんでしょうが、その技術が……。
二次創作という性質から考えても前書きとか冒頭ナレーションとかでサクッと済ませて本題に力入れるのがひとつ正解だとは思うんですが、なんか上手く処理出来ないんですよね。
未来のくろけむはどうにか出来ていると良いですね。
なおここの文章もつらつらとした説明です。反省がない。
7ページ最終コマは犠牲の意味の額縁をイメージして他のキャラとか入れたかった。駄目でした。
奥の方は闇に潜む姿の背景イメージしたビル群にしたかった。駄目でした。
各位脳内で保管してください。
せめて画面を保ってくれた素材の数々をご紹介。
8~9ページ
この辺から楽しいところです。私が。
ここも状況説明(世界滅んだよ!)ではあるのですが、重要部は9ページのアントネーワの横顔からの部分です。特にこの横顔のコマはネタ出しの早い段階から絵が脳内に浮かんでて、その浮かんだものが結構再現度高く描けた(当社比)のでお気に入り。
辛くても歯を食いしばって前を向いて泣かないようにするアントネーワと、そこに寄り添う指揮使いと言う、この辺りが個人的に思うアントネーワの性質および彼女と指揮使いとの関係性です。
アントネーワルート、特に放置版になって、彼女の辛さとか怒りとか悲しみとか、そういうマイナスの感情を他人にぶつけない代わりに『手を強く握りしめる』と言う動作に出るというのが良く分かるようになってましたね。そこに来て放置版のルート終盤で彼女の手を握るシーンが追加されたの、こう、良いよね、良い……。
なのでこの漫画全体でいつもより手を描くの頑張りました。元々手が好きなだけでは?ってのは、まあ、あります。
ところで手のところのペンの太さ設定はこれミスってますね……太すぎる。
いやなんか仕上げしてた辺りで太くね……?って思ってはいたんですが追いつめられていたのでそっと目をつむりましたね。気付いたなら直せよ、と過去の自分を恨む瞬間。
ついでにお察しかと思いますが廃墟部分は素材フル活用。遠近法とかその辺は一旦忘れてください。
3D素材使ってんのに遠近狂うんですか?はい。
素材をちゃんと配置するのもスキルだからね、しゃあないね。
と言う訳で素材いろいろいろ。
ここは色々使いまくって合成してだったので抜け漏れあったらごめんなさい……。
10ページ
ここの1コマ目、今回一番仕事を負ったコマです。健闘を称えましょう。
お仕事の内容は以下の提示
右上部分にグラデトーンで空きスペースをとって、前ページから時間経過していることを表す
方舟が使えない( = 車椅子を使っている)こと
車だよ!!!
ただ右上部分はもっとガッツリ広さを取るべきだったなと思う。勇気を出して余白を作れ。
あと自動車と車椅子はこれも素材なんですけど、左ハンドルで丁度良い自動車が無くて大変だった……。右ハンドル素材使いたいけど原作イラストで左ハンドル車運転してたし……たぶん交界都市は左ハンドル……と言うか今回初めて知ったんですが中国は左ハンドルとのこと。ひとつ賢くなった。
なのでちょっと小細工、まず以下の素材を使います。
この2つを同じパース上に設定したら、本来描きたい向きとは逆向きで3Dオブジェクトのアングルを調整。
そしたら線画に変換してその線画を左右反転、コマに合わせて位置を調整したら完成!完璧じゃん!
……って思ったら車椅子の操作盤の位置も反転しちゃうじゃん。
じゃあその部分だけ再度線画反転……は自動車にかぶってる部分は線画切れてるし、それなら車椅子の3Dオブジェクトだけを別で線画に……しようと思っても、うまく反転後自動車のパースに合わせられないし……うああああああっ!!
諦めました。ゆるして。
これ、3D素材そのものを反転させられれば一発解決なんだけどその操作が見付からなかったので無いのかなって思ってるんですが……もしも方法ご存じの方居たら教えてください……。
ここの画面考えるにあたって、車椅子の人間を自動車に乗せる動きが分からなかったのでYouTubeで検索。なんでもあるなぁ、ありがたい。
実際に動きを見ると何を描くか、あるいは描きたいかのとっかかりが出来るので助かりますね。
ここの体勢も3Dの人体モデルを基にして描いた。どうしても抱えて乗せたかったので。どうしてもだ。操作盤の左右より大事なことです(開き直り)
一応この車もどうしてこのタイプなのか?ってところは考えはして、
アントネーワ用の手動運転者はある(ログイン日記で言及されるレチェール作改造車)
ワンボックスカーがあるかは怪しいが、なんらかの作業用の車両をアントネーワも操縦できる形で中央庭で用意していることはあるかもしれない(本家の支援任務でデカいクレーン車を操縦する描写はあるっちゃある)
実際の車椅子ユーザー向け自動車だと車椅子を収納する機能が上に付いてたりするらしいけど、中央庭で用意したものなら方舟があることが前提なのでその設備はない気がする。
……と言う感じで、手動運転の機能が運転席に追加されてる以外はベーシックな外観で良いかと言うことに。
まあ運転席も結局まともに描写する機会が無かった訳だけど。
と、色々こねくり回したところで特に表には出ない部分なんですけど、自分の中でのツッコミどころは減らしておきたかったの結構悩みましたね。
漫画を描くってどうしても長丁場の作業になるのでつい冷静になってしまう瞬間があるというか、『なんでこれこうなってるの?』『これおかしくない?』みたいな些末な疑問が作業のノイズになったりモチベーション下がったりするので出来れば事前に避けときたい。
とは言いつつあらかじめ全部の穴を想定できる訳でもないし、考えたところで全部画面に落とし込める訳でもないので、要は自己満足ですね。自分が気持ちよく出来たら良いんだよ!
なお、支援任務であるならクレーン車でも良かったんじゃない?荷台野宿とかそれはそれで浪漫あるんじゃん?とは思ったんですがちょうどいい素材を見つけられなかったのもあり断念。
2コマ目。
ここの台詞はスルっと出て来て、いやそんな簡単に……って思ったけどでも言いそうだし出来そうだなってなったのでそのまま採用。アントネーワへの篤い信頼です。
あとシートベルトが素材の方に無かったので描き足してます。素材の綺麗な線に一部だけ自分のガタガタ線のパーツが入るのすごい嫌だったんですが、でもアントネーワはシートベルト締めるじゃん、って脳内の自分が言うから……そうだね、締めるもんね……じゃあ描くね……と観念しました。
11~13ページ
ほぼ台詞。なので台詞自体のそれっぽさは頑張った。
個人的こだわり所としては、
アントネーワは別に「責める気が無い」とは言っていない
「まだ出来ることがある」、楽観までは行かないけど自他を鼓舞出来る、くらいの塩梅にしたいと思ってこれに
あとは次ページへの引きでちょっとだけ弱気そうなところを最終コマにした訳ですが……
14ページ
『二次創作ついキャラを弱体化させがち問題』
と言うのは適当にいま名付けましたが、こう、いちゃつく為に、あるいは物語的な盛り上がりの為などで気付いたらなんか原作より弱弱しくなってんなこいつ……?みたいな事象あるじゃないですか。あるんです。
もちろんそう言うifも醍醐味なのでアリなんですが、個人的にアントネーワのことクソ強メンタル決戦兵器だと思っている所があるので安易な弱体化は持ち味を殺してるのでは?と迷いがある。
なので、前ページ最終コマからこのページの1,2コマ目で明確に気弱な表情をさせるのはかなり匙加減を悩んだけれど……まあ世界滅んでるしこのくらいは許して欲しいと何かに言い訳をしながら描きました。
世界滅ぶのと気弱な表情が等価なの冷静に考えたらおかしい。気弱とかいう問題か。
2コマ目の台詞、これもネタ出し初期段階から浮かんでいたやつで、今回の中核部分。
アントネーワ、そう言う奴だよ君は……(好き)
3コマ目は作画的にも特に気合を入れるべきコマなので、髪の処理とか比較的うまく行って良かった。比較的。当社比。本物のアントネーワはもっと美人だから……絵にも描けない美しさだから……。
ただ、手の部分が思ったより切れちゃったので悔しい。作業しているときはもっと外側まで描くんだけれど、製本時に裁断されたとき全体としてどういう画面になるか、みたいな見極めが未だにうまく出来ない。
この辺は10ページの余白足りなかったのも多分同じ原因で、作業画面で見るともっと空いてるような気になっちゃうんですよね……。
15ページ
指揮使いの台詞すごい悩んだ。なんか良いこと言ってよ(丸投げ)
アントネーワの握りしめた手を指揮使いがとって解くと言う、お、エモいじゃんと文字通りの自画自賛な絵面は早めに決まったものの、台詞が終盤まで決まらなかった。そもそも人を慰めたり励ましたりした経験がないから台詞もなんも自分の引き出しに無いね!こまったね。人間はどうやってヒトを慰めるんですか?
どうにかこうにか、『自分はアントネーワにどうして欲しいか』と言う視点でひねり出したんですが……アントネーワにどうして欲しいか……幸せになって欲しい……君の幸せっていったい……となぜかどんどん暗くなっていく。
どうして……。
2コマ目。「指揮使い」で「たいちょう」って読めるわけないだろ!!!
困るね!このページ困ってばっかだね!
このゲームに限らずデフォルトネームの無いゲームの二次創作で個人的辛いのが、名前呼びをしてくれるキャラの台詞が再現できないんですよね。ボイスではずっと役職呼びじゃんとは思いつつ、やっぱり名前で呼んでくれることの味は大事なので……名前変更機能自体は良いんだけど、役職とかじゃない人名デフォルトネーム、欲しいなぁ……。
本当はここでアントネーワは私の名前を呼んでくれています。そうなんだよ。
16ページ
作業中、1コマ目にハート描いたり指輪描いて「結婚しました」ってやって遊んでました。楽しかった。
明るい未来に向かって!!!
本当に明るいんですか?
絶対明るくないと思います。
それでもここでは笑ってくれるって……信じて……。
明るい未来の為には奥行きが必要だな(?)と思って、手前の瓦礫を彩ってもらったブラシです。
17ページ
丸投げ感漂うオチ!!
しょうがないじゃん……。
だって私このゲームでハッピーエンドほぼ見たことないし……これが限界だよ……。
ほぼって、見たこと自体はあるんですか?
二人の旅路と二人の街はハッピーエンドだと思います。『二人の』が付くと強いの法則。
ところで謎の少女さんビジュアル的にはかなり好みなのでここ描くの楽しかったです。
そんな謎の少女さんの背景。先に使ったグリッチにプラスして例の星空的な表現の為に以下を追加。
この素材はとてもお気に入りで、私はとりあえず何か困ったらこれを追加しようとします。
18ページ(後書き)
前書きと後書きを長々と描くタイプです(2回目)
いやぁ、明るく前向きなお話でしたね……。
何故なら、後書きにも書いたんですが本来この本は放置版のアントネーワルート3ED(ディープブルースター / 闇に潜む姿 / 犠牲の意味)のそれぞれを基にした3本立ての予定で、この話はその締めとして3つの中で一番明るい話(相対評価)だったんですよ……。
あと2本、ひたすらじっとりとした話を単独で描くことになり辛い顔をしている。辛い話はヒトが描いてくれたやつを読みたいのになぁ……。
あとこの本の原稿会付き合ってくれた友人(つまりクソ進捗だったことを知ってる)にも押し付けたんですが、前書き後書き見て「ここをこんなに書く時間があるならもっと本文のスケジュールどうにかならなかったの?」的なことを言われました。
正論はやめろ。暴力だぞ。
全体通して作画の話
アントネーワのトーンは線トーンにしたかったのに髪のグラデをデフォルト設定の円トーンから変更するの忘れていた……。
ページで言うと12,13,16pの髪が線トーンです。
途中で切り替わってもパっと見違和感ないのが救いと言うか、違和感ないんなら結局デフォルトの円で良いのではと悲しみがあったり、いやでもよく見ると線のが合ってるよあってると言え。
あとアントネーワの着物の柄は最初諦めていたけどどうにか入れられてよかった。
袖の花弁部分は手書きだけど帯とかの花全体はブラシを使わせてもらったので次回以降もバリバリ使うよ!
……って思ったらなんか該当のブラシが自分のツールの中から見つからないんだけど!?なんで!?
どうにかダウンロード履歴とかから漁った結果以下の「桜枝先ブラシ」、の、はず……。
次の原稿仕上げの頃に大慌てするところだった……。
良かった、これ書いた意味はあったよ……。
あと正直素材類は色々お世話になり過ぎて全部上げられていない気がする……。息をするように使っているので……本当にお世話になっています。
終わりに
なげぇ!!簡潔にまとめろよ馬鹿!!
いやでも映像流しながらだらだら喋るのが正統派オーディオコメンタリーってもんでしょ、って言おうと思ったんだけど、このページ読むのにかかる時間、漫画本体より長いよ多分。
素材整理出来たので私は満足です。
こう言うの他人のも知りたいので皆もやって。
余談
この本の発行は2年ぶりの開催となったコミックマーケット99だったので、久しぶりのリアルイベントと言うことで知り合いのスペースにも行って押し付けてきました。
布教だ!って思ってやったんですが、布教としてこの本渡すのは色々最悪では?とあとで思いました。