収入を上げるには、価値を生み出す
黒川哲夫さんによると、収入に直結している行動をしていると、どんどん収入が入ってくるけれども、収入に直結しない行動をしていると、収入は下がってしまうとのこと。
一見、当たり前のことを言っているように思えますが、あなたは、収入に直結する行動をしていますか?
どんな行動が、収入に直結するのか?その考え方を見てみましょう!
1、お金というものは人が持っていて、人から流れてくるのがお金。人から以外は絶対にお金は流れてこない
まずはこの基本を抑えることが大切です。お金は、天からは降ってこない。そういうイメージを持つことは構わないですけれど、現実でお金を持っているのは「人」で、その人からなんらかの形で流れてこない限り、自分の財布の残高は増えないですね。
2、どんな時に人はお金を使うのか
お金が人から私へ、流れてくるためには?お金を持っている「人」も、神のように無限に持っているわけではありませんね。だから、その「人」も、価値のないものにお金を使いたいわけはありません。一円ですら、惜しみます。「価値の高いもの」とだけ、交換したい、のですね。ということは交換してもらうためには、自分が「価値の高いもの」を差し出す必要があるわけです。
3、大きな金額と交換してもらえる、「価値の高さ」とは?
じゃあ、自分がどんな価値を創造できるのでしょうか?実は、価値というのは相対的なもので、Aさんは好きでもBさんは嫌い、ということが生じて当たり前なのです。価値は人が決めるもので、一人一人によって価値は全く違います。英語を喋れる人に英語教材の価値はゼロですが、来週英語でプレゼンをしないといけない、英語苦手な人にはとても欲しいものになりますね。
4、緊急性のある悩みに対しては人は惜しまずお金を支払う
支払いはなるべく後回しに、今すぐ必要じゃないと思うと買わない、そんな経験は誰にもあると思います。それは人間の本能であり、お金の価値保存機能からくるようです。自然と人は貯蓄へと向かからなのですが、今すぐに、欲しいもの、今すぐ必要なものについては逆に高額でも支払いをします。先ほどの例に出した、英語で来週プレゼンをしないといけない人も、良い教材があればきっとお金に糸目をつけないでしょう。
5、価値の種類は思ったよりも多い
人は「物」だけにお金を支払うのではありません。目に見えない価値、といものもありますね。ざっと上げると、通信費、電気代、水道代、情報やデータ。そして、マックの笑顔はゼロ円、ってありましたが、接客態度も価値になりますね。高級ホテルに泊まりたい、高級料亭に行きたい、それは部屋や食事がいいから、だけではないはずです。人が必要だと判断した瞬間に価値が生まれます。
6、価値が価値ではなくなる時
価値は、不変のものではありません。人が満たされてしまうと、価値がなくなります。英語でプレゼンおじさんでいえば、英語教材を買って上手な英語でプレゼンを大成功させれば、それからはその教材の価値はなくなるので、メルカリで売ってしまうかもしれません。つまり、満たされた途端に価値がなくなるのです。大きな目でみると、時代によっても価値が変わってきます。昔は高級品のステレオも、今はストリーミングで音楽が聞けるので一般の人にとっては買いたいとは思わないですよね。
7、価値とは不満の感情
未だ満たされていない感情=価値、になります。「英語が喋りたいのに思うように喋れない!」→英語教材が欲しい、「肩が凝った、筋肉が疲れている」→マッサージを受けたい。などなど。ないから欲しくなる(価値が上がる)、あればいらない(価値が下がるか、ゼロになる)。人の不足、不満、そういった感情の部分にフォーカスすると、それが価値を考えるヒントになります。あの人の不足感、不満感、を満たしてあげられるかどうか。それを満たせる技術や物、を持っていればあなたに価値が生まれ、対価としてお金を支払ってもらえて、収入が生まれます。
今回は、抽象度が高い内容でした。私(SEIKO)の言葉でまとめると、
・お金は天から降ってこない、「人」からやってくる
・人の財布の紐は固い。けれども、緊急性の高い悩みの解決に対しては、お金を惜しまない傾向がある
・価値の高さによって、支払われる対価が決まる
・人は物だけにお金を払っているのではない。目に見えない価値もある
・価値が高いかどうかは、その人の不満や不足を解消できるかどうかによって決まる
・人によって、価値が決まるので、絶対的な価値というものはない
・問題が解決された時に価値はゼロになることがある
・大きな収入を得たければその対価として、人に価値ある情報、技術、あるいは感情、スペース、物、を渡せるかどうかが鍵
と、いう感じでしょうか。
高い金額をお客様に提示するのは心苦しくてなかなかできない、という社長さんや個人事業主の方にも参考になるのでは、と思います。
日々勉強ですね。次回も黒川哲夫さんから教えてもらった、収入を上げる本質に迫って行きたいと思います。
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