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アート系JKを目指す娘が画塾に通う
くろかわさん@花粉症です。
したがいましてマスクはそのままです。
画塾とは絵画教室や美大などの受験予備校を指すようですが、美術高校受験、つまり中学生の場合はそのボーダーが必ずしも明確ではないように感じます。 ここでは明確に定義して書きませんが、美術高校受験のためにデッサンや色彩を勉強するところ、ぐらいに思っていてください。
さて10月、受験まで半年前のこの時期に、アート系JKを目指す娘は画塾に通いだします。はっきり言って遅いそうです。多いケースとしては3年生の4月から、あるいはその直前の春休みからでしょうか。
なぜ通うのが遅くなったのか。それは当初普通科の高校を考えていたこと、そして成績が悪かったからです。くろかわさんの地域では公立美術高校の方が私立美術高校(あるいは美術コースがある高校)よりも偏差値が高く、アート系JKを目指す娘の成績では公立美術高校に点数が届かない状態だったのです。
そしてもう1つ。くろかわさんは私立の美術高校は画塾に行かなくても受かると思っていました。
それはなぜか。
受験予定の私立の美術高校の前年の受験者と合格者の状況を見たとき、募集定員60人・受験者40人・合格者40人。あるいは他のケースでは募集定員120人・受験者240人・合格者240人。
つまり合格率100% - 落ちる人がいないという状況だったからです。これは都道府県によっても違うし、高校によっても違うと思いますが、娘が志望した高校は軒並みそうでした。
ただこれをそのまま声を大にして言うと勉強しなくなる、そう思ったので言わないことにしました。が、赤本などにもその事実は載っているので、さすがに娘も気付いてはいたようです。赤本を読んだのが12月頃で助かりました。
さて、娘も頑張りました。なんと9月の実力テストで公立の美術高校が受けられるかもしれないレベルまで点が上がったのです。そして公立の美術高校を視野に入れ、画塾を探すことになったのでした。
Web検索すると美大受験のための画塾がいくつも出てきます。様々です。通えそうなところを5つほどピックアップして調べました。学習塾に行っている娘が通える曜日や、費用面、1コマの時間など。
そしてこの時期からで間に合うのか。
実際に断られたこともありました。はっきりと「遅い、間に合わない!」と言われました。他にも費用面で諦めたところ、良いと思ったが曜日で諦めたところなどもありました。
そして通うことになった画塾。間に合うと言ってくれた画塾。そこは美大受験がメインの画塾でした。美術高校も対応しており、志望校である公立K高校の合格実績もある、そんなところです。
コマ数は多い方が良いのですが、週1コマにします。身バレする可能性があるので明記しませんが、週1コマ(月4回)の費用は4000~10000円ぐらい。1コマ当たりの時間数は1~3時間程度。時間が長くても安いところもありました。高校生よりは中学生の方が安いことが多いです。
前にも書きましたが、美術高校の受験に一番重要な要素は「教科の勉強」です。公立の場合は5教科です。公立の美術高校の先生が言っていた言葉「美術のテストは何か描いていれば0点にはならないが、国数英理社は何も書いていなければ0点になる」は当たり前ですが、意外に見落としやすいポイントです。
娘が通った画塾は、話に聞くところでは次のような感じでした。
挨拶をして入る
先生と相談して何を描くか決めます
デッサンならデッサンをします
時間はその時次第だが1時間程度
はじめての時は長時間でした
描いている時はあまりアドバイスなどはありません終わったら講評します
先生からのアドバイスは主にこのタイミング
同じような子がいれば比較することもあります時間があれば次に何をするかを決めます
色彩表現なら色彩表現をします
#4へ
( 以下略 )
これは画塾によって違うかもしれませんが、描いている間は割と自由です。例えば音楽を聴きながらでも怒られたりしませんでした。
絵がうまくなる以外で画塾に行かせて良かったのは、受験勉強一辺倒だった娘が、ある意味息抜きできる場所になったこと。家で絵を描くと際限が無くなってしまうことがあるし、絵について親がコメントしてしまうこともある。画塾が良い意味でのスイッチになっていたようです。
ところで、親が子供の絵にあれこれ言うのは実は「親あるある」らしく、たとえ的確なアドバイスであっても、最も嫌なことの1つだそうです。私はこれを公立K高校の説明会で、K高校の生徒さんが友人と会話しているのを聞きました。
美術高校受験に果たして画塾が必要なのかとも思わなくもありませんし、不要だというお言葉をいただくこともありましたが「やれることはすべてやろう」という考えで進めました。ただ学習塾と合わせて費用が掛かってしまうので確実に支払いは厳しくなりました。最終的にあと半年だから、ということで切り詰めて捻出しました。