
【プレパパの参考書】パパになる準備をしようー気構え編ー
パートナーの方が妊娠し、いよいよパパになる。
だけど、いまひとつパパになる実感がわかない、パパになるために何をするべきか分からない。
そんな悩めるプレパパのみなさんに、筆者の経験から、パパになるための準備の参考記事をここに記します。
家庭の形は千差万別なので、ひとつの例として、参考程度にご覧ください。
「実感がなくても、パパになる時はやってくる」
プレパパが男性である以上、お子さんを出産するのはパートナーの方なので、体感的な父親になる感覚というのは、なかなか想像がつかないのが自然な感覚です。
しかしながら、実感がわくかどうかに関わらず、パートナーの方が妊娠し、出産を控えているということは、パパになることの将来がほぼ約束されています。
大切なことは実感ではなく、出産と同時にやってくる、パパになるという客観的な事実です。
パパになる事実に対して、求められる事や、やっておくべき事を考え、パパになる前段階から実践することで、パパとしての実感は、自ずと後から付いてきます。
「パートナーとよく話し合おう」
言わずもがなですが、パートナーとの話し合いは必須です。
つわりの時にしてほしいこと、妊娠中の立ち振る舞いなど、子どもを身ごもっている当事者ではない以上、気づかない点や至らない点はどうしても出てきてしまいます。
そういった部分を少しでもなくしていき、パートナーの方が安心して出産を迎えられるよう、段取りを整えるのが、プレパパの最大の責務です。
私の場合、妻がつわりの影響で男性の体臭がツライということを、パパになってから知りました。
ショックを受けないようにという妻の配慮でしたが、気づかぬうちに妻の体調を害していたと思うと、自責の念が拭えません。
こまめに布団を干したり、当時できることが何かしらあったと思います。
パートナーの方が何でも言える環境を整えることで、出産に向けた準備が心身ともに整いますので、ぜひ実践しましょう。
出産時の立会いの有無や、立会い時にしてほしいこと、食べ物や飲み物などの用意してほしい物についても話し合っておくと良いです。
「母子手帳を読もう」
プレパパなのですから、当然ながら近い将来にパパになるわけです。
母子手帳には、お子さんの身体記録のみならず、健康状態をチェックするための情報がたくさん書かれています。
健康な状態、あるいは病気が疑われる状態の便の色の見本だったり、定期検診で記録される内容など、先に知識として抑えて損のない情報ばかりです。
「うんちの色がなんとなく白っぽいけど、胆管拡張症かな?#8000番に電話して、場合によっては病院に連れて行こう。」
「脂漏性湿疹があるけど、3ヶ月検診まで、これの有無が聞かれるみたいだから、とりわけ自然なことなのかな。」
といったような考えを巡らせることができます。
何より、母子手帳に目を通し、それに則った行動ができるのは、ママにとっては大きな安心材料です。
その下準備を、プレパパのうちからしておきましょう。
「まだ見ぬお子さんと楽しく生活している自分を妄想しよう」
「妄想かよ!」
と、ツッコミを入れたくなるかもしれません。
しかし、今一度考えてみてください。
パパやママになるにあたり、自分たちの中に漠然と思い浮かべる『理想のパパ、理想のママ』が、みなさんの心中にも確かにいるはずです。
パパが仕事を終えて家に帰ったら
ママ「あら、おかえりなさい。今日は子どもちゃんがいい子にしてたから、もう晩ごはんできてるわよ。」
子「パッパァー‼︎(妄想による訳:パパおかえりー!待ってたよー!)」
パパ「ただいま!そっかぁ、いい子にできたんだね。すごくえらいね!じゃあ、ごはん食べたら一緒にお風呂入ろうか!」
そうしてお風呂を済ませて、パパとママは缶ビールをグビグビ、お子さんはミルクをグビグビ。
家族みんな、心もおなかも満たされたから、あったかいふとんの中にくるまって、お子さんの寝顔を眺めながら、ママと他愛もない話をして就寝。
ここにきて言うことではありませんが、こんな妄想通りに育児が進むことはほぼありません。
毎日がイレギュラーの連続で、パパもママもてんてこまいです。
だけども、妄想するのは自由。
ならば、これはなんのための妄想なのか。
子育て育児を前向きに捉えるための妄想です。
昔のドラえもんの歌にも
『こんなこといいな♪ できたらいいな♪』
なんて歌詞があるくらい、妄想や理想を抱くことは、何かをする原動力になります。
それは育児においても同じことです。
プレパパの段階では、この妄想と理想を掲げて、育児に対する前向きな姿勢とやる気を養いましょう。
なお、プレパパからパパになってからは、理想と現実のギャップに絶望せず、そのギャップを縮める努力をするメンタルと行動力が求められます。
「まとめ」
パパになる準備として、プレパパに必要な気構えは
パートナーとしっかり話し合いをする
母子手帳などを読んで、育児の予習をする
育児に対して前向きな妄想をしてやる気を養う
以上が大切だと思います。
これらを実践し、知識、段取り、やる気が身につけば、プレパパとしての不安は、この記事を読む前と比べて、ずいぶんと軽くなっていることでしょう。
望んで生まれてくる新しい命です。不安に苛まれず、どうか明るい気持ちで迎え入れてあげましょう!