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SideMの歴史の転換期を感じた時の楽曲10選

#私のオススメSideM楽曲10選  

このような素敵な企画があるのなら、筆無精だけどせっかくなので乗っかってみようじゃないかと思った次第。発案ありがとうございます。堂々たる遅刻だが頑張って書いたので投稿することにする。

■簡単に自己紹介
SideMに入ったのはモバゲー版の事前登録から。もはや生活の一部になっている。アイマスのプロデューサーになったのはXBOX360版無印を購入したことがきっかけ。何故箱〇を持っていたか→TOVのために買ったからだよ。

今年2024年は気がつけばアイドルマスターSideMも10周年。特にここ数年は口をポカンと開けていたらいつの間にか年月が過ぎていた気がする。本当に色々あったけれども。私が歳をとったせいなのかもしれない。近年に限らず本当に本当に色々あった。
そこで今回挙げる楽曲は「SideMの転換期を感じた時に反芻するオススメ楽曲」とする。全体曲が多め。あくまで個人の感想なのでご容赦を。


1.BRAND NEW FIELD/Jupiter

961所属時代からガラッと雰囲気を変えて再出発した新しいJupiterの誕生曲。長い間どっちつかずな扱いを受けてきたJupiterがついに、真新しい場所で活躍できるようになったのは大きな出来事である。同時にSideM初のCDシリーズ「ST@RTING LINE」の01番であることからSideM自体の始まりを思い起こさせる楽曲であると考える。「1st STAGE 〜ST@RTING!〜」でのJupiterお三方の目に光る物にはこれまでの苦悩とこれからの希望が込められていた。
SideMの始まりは961Jupiterと315Jupiterの実はシームレスな融合から始まっているのではないかと思っている。

※2024.02.02の315プロNight!で寺島拓篤さんが「3rd 幕張でアリギルを披露した時、Jupiterは他のユニットと完全に横並びになった」と発言されていた。今考えると「Episode of Jupiter」はSideMの歴史の中では初期の部分なんだなぁ。

2.Beyond The Dream/315 ALLSTARS

15ユニットのキャストが揃ってから初めてのライブ「2nd STAGE 〜ORIGIN@L STARS〜」のメインテーマ。私個人としても2日目が周年ライブ初現地だったので大変思い出深い。

We can be whatever want
(tell me your dreams)
We can go anywhere
(to find yourself)

Beyond The Dream/315 ALLSTARS © 2017, Lantis

アイドル側の「自分たちは何にだってなれるしどこへだって行ける」に対して受け手側が「あなた(たちの)夢を教えて」と掛け合いになった歌詞がとても印象的。ただ煌びやかで賑やかな歌を歌っているようで、その内ではこちら(プロデューサー)とモノローグで会話しているような楽曲。ひたすら「これから」だけを見ていて希望に溢れている。
1日目に「LIVE ON ST@GE(エムステ)」と翌日にアニメが発表されて会場が割れんばかりの声で埋め尽くされたのも、SideMでは見慣れないおじさんが壇上に現れて観客の歓声を収録したのも、帰りにアニメ化の号外チラシが配られたのも忘れられない。私もぐっしゃぐしゃに泣いたしつけまはとれた。

3.Eternal Fantasia/Altessimo,CaféParade,Legenders

アニメがあったもののピックアップされるのは「ST@RTING LINE」前半の1~6だけ。色々な大人の事情が窺えるがどうしても7~15のプロデューサー(ファン)の不満は積もっていく。さなか、ついに「SL」後半ユニットによる「3rd Anniversary Disc」シリーズが発表された。
あの日のニコ生のコメント群の盛り上がりは本当にすごかった。
加えてこの「Eternal Fantasia」の歌詞

もう、哀しみは終わらせよう…願いを込めてSing a song

Eternal Fantasia/Altessimo,CaféParade,Legenders © 2018 Lantis

ちょっとメタな視点にはなってしまうが「もう、哀しみは終わらせよう」という歌詞が当時のユーザー間に漂っていたいやな雰囲気を払拭してくれるような気がした。明るい曲調なのも相俟ってかなり上向きな気持ちになった。私自身はSL後半寄りの箱推しだったがアニメは大いに楽しんだし、SideMまだ4年くらいだしまだこれから色々あるだろと楽観視していた。今からでもアニメ二期や劇場版欲しい。欲しい!!!!!!!!!!

4.GLORIOUS RO@D/315 ALLSTARS

アニメ曲と言えば「Reason!!」が代表されるが、アイマスにとって「@」がつく曲は特別である。「GLORIOUS RO@D」はアニメ中ではピックアップユニットのみが歌唱する「アニメ曲」ではあるのだが、キャスト46人が全員出演した「3rdLIVE TOUR ~GLORIOUS ST@GE!~ SideMAKUHARI Day1」でこれまた全員で披露した際、その真価を発揮したように思う。ほんのプロローグに過ぎないアニメで描かれた部分のその先、315プロに46人が集った後そこで初めて「始まった」としっとり歌い上げることで、共に進んでいく決意を固めてくれるのである。
3rdのJupiterの話もあったが「3rdLIVE TOUR ~GLORIOUS ST@GE!~」はSideM全体としても「第0話&第1話」なのかもしれない。

5.PRIDE STAR/315 ALLSTARS

5周年記念ニコ生「アイドルマスター SideM 5th Anniv. Because of you!!!!!~in市原~」にて初披露された楽曲。記念日である7/17の何ヶ月も前から専用のウェブサイトが公開されるなど5周年祝いは力が入っていた。
5周年衣装の「プライドフルブルー」は紺を基調としたノーブルなデザインは歴代一二を争うほど好きな衣装だ。エムステに追加されたMVは生放送でキャストが披露した時と同じカメラアングルになるように工夫されていたし(いや、逆でMVに寄せた配信のカメラだったかも)、幾度か繰り返された「誇り」というキーワードは315プロのアイドルひいてはSideMの成長を十二分に感じさせてくれた。惜しくも5thライブは流れてしまったが節目に相応しい楽曲に違いない。

6.Waving FLAGS/F-LAGS

この曲がリリースされる少し前に、前九十九一希役の徳武竜也さんの声優廃業が発表された。よって九十九先生役も比留間俊也さんに交代となった。
この曲の歌詞はもしかしたら徳武さんに贈るありがとうのメッセージも含んでいるというメタな見方もできるかもしれない。CDを購入して初めてフルバージョンを聴いた時涙が止まらなかった。
「6thLIVE TOUR ~NEXT DESTIN@TION!~ Side HOKKAIDO」で披露された時、ようやく「新しい九十九一希役」としての比留間さんのプロローグが終わった気がした。
今となっては実際の年月よりずっと長く九十九先生と一緒だったかのように馴染んでいる。ただ「Waving FLAGS」を介したバトンタッチがあったことは絶対に忘れない。

7.なんどでも笑おう - SideM Ver./315 STARS(DRAMATIC STARS)

「LIVE ON ST@GE(エムステ)」の最後に実装された曲。エムステの区切りなので節目に違いない。この曲は他ブランドのもあるがSideMメインのPであるという欲目もあってこのバージョンが一番好きだ。SideMの楽曲はユニットごとのユニゾンがとても良い(歌声の相性込みで選考されているとどこかで言ってた気がする)。殊にDRAMATICSTARSの歌声は3人で歌うために生まれてきたのではないかと何度も言ってしまう位に綺麗な音になる。「なんどでも笑おう」はそれを再認識したきっかけの曲である。ある意味「再度笑む曲」だと言えるのはうちの特権だ。

8.We're the one/C.FIRST

新アプリ「GROWING STARS(サイスタ)」の配信に伴って新アイドルが加入すると発表された(サイスタのタイトルが発表されたのはこのタイミングだったっけ?)。新加入が発表されたC.FIRSTのビジュアルを見ての第一印象は「いい意味でSideMらしくない」だった。(そういえばLegendersの時も同じ事を思った)
この「We're the one」もバリバリの機械音(音楽のジャンルに疎いので敢えてそう書く)な曲がSideMに来るのかと驚いたものだ。新しいアプリ、新しいアイドル、新しいジャンルの楽曲と今まで触れてこなかった人にも興味を持ってもらおうという試みがたくさんなされていた。この新しい風でたくさんの人に興味を持ってもらえただろうし、SideMの強みがまた一つ増えたという点で大成功だったと思う。

9.Take a StuMp!/315 ALLSTARS

「7th STAGE ~GROW & GLOW~ STARLIGHT SIGN@L」でサプライズ披露された曲。8年半という年月を共に歩んできたMobageのソーシャルゲーム版SideMが終了するという時(正式には新規イベント更新終了告知後、サービス終了告知前)、落ち込みムードの漂うそんな時に光の柱の如く現れた。
AメロBメロの「次にくるユニットが前のユニットを紹介する"他己紹介"」という形式が新たなワクワクをもたらしてくれると共に、ユニット紹介時以外のメロディと歌詞が心にジンとくるとにかく名曲。

終わってしまったと
思うならここにいないだろう(keep on)
Challenge to chance
(中略)
君が言ってくれたあの言葉
差し出してくれたその手が
今日という日を作ってくれたんだ
So we now,here.

Take a StuMp!/315 ALLSTARS © 2022 Lantis 

初めて聴いた曲でユニット紹介部分やキャストの振り付けを追ったり半数するのに手一杯だったはずなのに、この部分だけはハッキリと頭の中に入り込んできた。「自分たちは終わったなんて思っていないぜ!」と強く語りかけてくるのだ。その上「君(プロデューサー/ファン)の力添え(応援)がったからこそ今ここに立っている」と言うではないか。積もりに積もった8年半の想いがその言葉を大きく強調した。また一つの区切りとしての終わりがあったけれどもあくまで通過途中。寂しいけれどこれからはサイスタに一本化し、注力していくんだろうなと思ったものだった。その時は。

10.愛笑華!/彩

たった一度にしたくない あなたとのひととき
にっこりと笑った笑顔 もっと見ていたくて

愛笑華!/彩 © 2023 Lantis

私は「Beyond The Dream」のように掛け合いのある曲が大好きだ。
聴いたことがある人にはもちろんご存じだろうが、この曲には歌詞カードには書かれていないコールががっつりが存在する。
「たった一度にしたくない あなたとのひととき」(←そうそう ほんとにそう!)
「にっこりと笑った笑顔 もっと見ていたくて(←あー ほんとにそう!)」

「愛唱歌」とのダブルミーニングのように何よりも伝統を重んじ(今に受け入れやすい解釈を加え)、人を楽しませたいという想いを伝えつつも、歌詞の他の部分を見ていけば分かるが「愛笑華!」はド直球なラブソングになっているのだ。
「ほんとにそう!」には、ただ盛り上げるためのかけ声であるという点と、第三者そして第二者からの強い同意(共感)の意味を持つと考えられる。
ここで二者間の掛け合いであるとすればなんと「お互いの愛を確認し合う歌」となるのだ。

時勢柄2023年になって観客の声出しが解禁となった。元々ライブイベントは「(新規除く)観客側はコンテンツの良さを改めて認識する場」⇔「披露側はどれだけ好意・関心を向けてもらえるか試してみる場」の側面があるのではという持論がある。
ここ数年の観客発声禁止状態では、いくら賞賛を拍手で送っても100を届けるというのは正直難しかったと思う。
昨年行われた「8th STAGE ~ALL H@NDS TOGETHER~」は周年ライブでは本当に久しぶりにコールが解禁となった。そこで近年行いきれなかった従来と同じ状態で「愛を確認し合う」ことが適ったのだ。私がそれを色濃く感じたのは「愛笑華!」披露時だった。なので私はこの曲をSideMの歴史の転換期にあった曲としたい。

【最後に】
つらつらとそれらしい事を書き連ねてきたがあくまで主観的なものだということを強調しておきたい。SideMは「理由あって」や「アイドル活動を通して」という特性を生かした素晴らしい楽曲がたくさんあるので、またそのうち感想やおすすめなどの記録を残していきたい。
これからやってくる10周年に期待を持ちつつ、まだまだ歴史を重ねていくSideMを今後もたくさん楽しんでいきたい。

お読みくださりありがとうございました!
2024.02.03 くろたいつ


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