未来をイメージして何か一つのこだわりを持つということ
今日は、以前、行ったイベントで記憶に残っている言葉の話をしたいと思います。以前にお邪魔したことのあるイベントでのお話です。
今はもう閉店してしまってお店が移っていますが、自然食をテーマにしていたお店が主宰する新年の餅つき大会に参加させていただきました。
そこでは、出来立てのお餅を子どもたち臼と杵で付くことで自分のお餅を作ってみて、自分でついたお餅をみんなで食べることができる会です。
大人たちもたくさん集まって子どもたちにお餅をいろいろな味に味付けして振る舞っていました。
残念ながら今はそのお店はなくなってしまい、餅つき大会もきっと今はやっていないと思います。でもとても寒い日に食べるつきたてのお餅は今でも口の中で溶けるようにほっこりさせられる味をしていたのを思い出します。
そのイベントでは、お米やきな粉など、食品を提供してくれていた提供者さんのお話を聞くイベントも開催されていました。
そこで提供して下さっていた農家の方の考え方が今でも僕の心の中に残るほど素敵な言葉だったので共有できたらなと思いました。
その方は、オーガニックの野菜やお米を作っていらっしゃる農家の方でした。オーガニックとはざっくり以下の特徴があります。
*作物につく害虫を寄せ付けないために使う農薬は一切、使用せず手作業で
虫を除去するなどして手間隙かけて作られる。
*有機栽培と同じ意味
*化学肥料を使うことなく、太陽やその土地にある土、水、微生物などを
生かして加えることなく、その風土のみで作物を育てたもの。
*「オーガニック =危害リスクがない」わけではないが、より安全性が高
く、化学物質によるリスクの少ないもの。
その特徴をまとめて言うと、「自然と人間のバランスを考えてお互いにリスクのない農作物生産をすること」をオーガニック栽培と捉えていいのかなと僕は思います。
そのオーガニックを使って野菜やお米を生産している農家の方が言った言葉の中で、特に印象ぶかかった言葉があります。うろ覚えではありますが、次に書いていきます。
「私たちは食の安全とは?安心とは何かをいつも考えています。その中でオーガニックという答えにたどり着いて野菜やお米を作っています。しかし、オーガニックは化学肥料や農薬を使って生産するのと比べると、かなりの時間や費用を使ってしまいます。なので正直言って、オーガニックで全ての人々のお腹を満たすことは無理だと思います。
それにオーガニックの食品は手間暇をかけて栽培します。だからこそ、みなさんの食卓に届くにはどうしてもコストがかかってしまうのです。オーガニック 食品だけで食卓をすべて埋めるにはたくさんのお金がかかってしまうし、オーガニック 食品だけで安全・安心な食卓を作る。それも難しいでしょう。でも、私たちの中で何か一つ、こだわることができます。お米だけは、きな粉だけは、蜂蜜だけは、ちょっと高いけれど、安心・安全なものでこだわろう。そうすることで少しでもみなさんに安心できるものを提供できますし、地球環境も巡り巡って救うことができます。その意識があれば、もっと私たちの未来は変わってくるのではないでしょうか?」
何か一つをこだわる。
それが周り巡ってみんなの安心や安全、そして地球に住む僕たち動物などやその周りを囲むたくさんの植物や生き物たちと共存する未来に繋がると思うとこんなに嬉しいことはありません。
正直言ってそういうのを気にしないで生きるのは簡単だと思います。
でも一人一人が何か一つを気にすることで、選ぶことで見える未来も変わってくるのではないかなと僕はこの時思いました。
何か一つ選ぶことで僕らの未来は変わる!!そうして自分の行動も考えていけたらなということが今でも自分の考えの指標の一つになっています。
そんなことをテーマにまた小説やエッセーなどの記事やお話が書けたら嬉しいです。
ここまで読んでくださりありがとうございます。
この記事を読んでくれた人が何か感じることの一つになれば幸いです。
それではまた!!