アートとコピー、めっちゃよかった。
こんにちは。普段、デザイナーをしている「くろいしえりな」といいます。広告・印刷会社でデザイナーとして3年勤務後、1年前からフリーランスとして企業や学校のPRのお手伝いをしています。
今回思い切って、2022年3月〜10月に、阿部広太郎さんが講師の、コピーライター養成講座×アートディレクター養成講座「アートとコピー」を受講してみました。
無事受講し終わり、1ヶ月たったところです。やっと落ち着いてきたところなので書き残してみようと思いました。
この講座は、正直ラクな講座ではないです!大変だった!
でもほんとに自分の変わりように驚きっぱなしで、最初から最後まで感動しっぱなしの最高の講座でした。私と同じような人がいたらぜひうけるべきです。
「アートとコピー」講座とは
「アートとコピー」がどんな講座かは、講師の阿部さんの言葉をお借りします。
講座を振り返って
受講前の私と、受けた後感じたことを、2つのキーワードでまとめてみました。
1.出会い
2.ことば
1.出会い
<受講前>
初対面の人と話すのが苦手。
<受講後>
人を知ることで、自分自身が知れるんだ!
2.ことば
<受講前>
ことばを避けたくて絵での伝え方勉強してた。
<受講後>
ことばってデザインと変わらないんだ!
もし、「何があったんや」と気になった方がいましたら、詳しく読んでみてください。
↓
1.出会い
この講座では、毎回知らない人と強制的に一対一で出会わされます。笑
わたしは初対面に苦手意識がありました。実はこの講座でも「初めまして」の打ち合わせのあとはベッドに倒れていました。倒れてしまうと仕事にも家事にも影響するので、最初は相当しんどかったです。
でも、ここで毎回出会うのはただの知らない人じゃないんです。みんな、自分と同じかそれ以上にクリエイティブに対して熱い想いがあるクリエイターたちでした。
それでいてみんな「得意」「好き」がバラバラ。今回募集された「アート」「コピー」の軸だけでなく、企画力・進行力・ユーモア性などなど、それぞれどこかが特に輝いている、いろ〜んな人がいました。だからこそ、1人だけでは思い浮かぶはずかない、2人だから浮かんだアイデア・進め方・表現が生まれました。あちこちのペアで化学反応祭。全21ペアの作品を一斉に見る日は毎回ほんとに感動だらけで、「やられた!」「その手があったか!」「悔しい!」の連続でした。
真剣に取り組むほどしんどくなるときもありましたが、今思うと、純粋に作品作りを楽しめていたなと思います。あと、現在フリーランスで一人だけで活動しているので、クリエイターの仲間たちと悔しがれて燃えてる時間がほんとに貴重で幸せ感じました。
この講座は、1ヶ月に1回のみですが、毎回ペアと作った作品を提出するので、講座日以外の1ヶ月間に相手とかなり話し合うんです。なので、お互いの「得意」や「好き」が段々とわかってくる感覚がありました。そのおかげで、「自分では誰でもできる普通スキルと思っていたことが相手からみたら最強必殺技」みたいなことがお互いにありました。初対面を怖がって出会うのを避けていたけど、他人を知ることで自分のことがもっとわかってくる経験がほんとにおもしろかったです。
こういう深い出会いは、仕事上の会話だけでは生まれなかったなと思います。自分の「得意」「好き」の解像度が上がって、これからの仕事にも活きていきそう。
そんなこんなで、初めは一対一の出会いだけでもしんどかったわたしですが、緊張なんかどうでもいいと思うくらい、もっといろんな人と話したくなって、3回目の講義から講義後の飲み会にも参加するようになりました。
アートとコピー終了後も、アート生と一緒に仕事をしようと計画していたり、組めなかったコピー生ともコンペに取り組めています。講義内の関係だけで終わらず、わたしの人生において協力し合える仲間ができたなと思いました。
2.ことば
応募の時に、ポートフォリオを提出する課題があり、実際に上のようなポートフォリオを提出しました。
受講前に、1番アートとコピーに期待していたのは、しぬほど苦手だったのに、最近興味がでてきた「ことば」と「ことばを扱う人」と無理やり出会うことで、わたしがどう思い、どう変化するのか?ということでした。触れることでもっと嫌いになるのか?自分のデザインのキャッチコピーをお願いできるようになったりするのかな?と不安とワクワクがぐるぐるしていました。
結果、なんと、私が現在生業にしている「デザイン」とやってることが一緒!と感じられたんです。それがわたしにとってほんと〜に衝撃でした。
漢字とひらがなの配分、句読点の位置、単語選び、違いはアウトプットが「文字」ということだけで、相手に何を伝えるか考えて形にするのはなにもデザインと変わらないと感じました。
なので、街中のポスターのデザインをみてモヤモヤしたときのように、わたしはデザイン内で使うことばで、きっとモヤモヤさせていたんだろうなと気づきました。
私の中では、「同じだな」と思ったからこそ、最初からことばをコピーライターに丸投げするのは違うなと思いました。
今回わたしがアートとコピーのペアとつくった作品たちでは、「あなたはデザイン、あなたはコピー」という分業感はなく、「一緒に」つくっていた感覚でした。ただ、最後のアウトプットは、知識とスキルがある「プロ」が仕上げるという感じです。
「この広告をどう伝えていきたいか」の軸の部分や方向性は一緒に考えられるし、そうするべきでした。
こういう人におすすめ
この講座は、「このデザインスキルが身についた!」のように、わかりやすく進化するようなことはありません。「消えそうだった熱が燃え上がり、自然と次の行動を意欲的にできるようになった」みたいな感覚に私自身はなりました。つまり、くろいしえりな的「アートとコピー講座」は、「クリエイティブを本気でやっていきたい人が、これからの人生もっとワクワクする講座」でした。
<受けてほしい人>
・仕事で自分の作るクリエイティブにモヤっとすることがある
・これからずっとクリエイターとして生きていきたい
・同じくらい熱量がある人とのつながりがほしい
・なんか最近燃えてないな〜
<受けてもモヤりそうな人>
・まだ勉強中だからプロに力を借りたい
・できることは1人でやっちゃいたい
・現状に満足してる
・今は仕事以外にも大きなタスクがある
そして、講師の阿部さんは、人の「本気」に対してしぬほど優しいです。おそろしいくらい優しいです。何度も背中を押していただけました。一人残らず取り残されません。おそらく阿部さん自身が本気で取り組んできたからなんだろうなぁ。
「3期生」募集してるってよ!
そして、「アートとコピー」講座第3期の募集がスタートしています。
2022年12月17日に、2期生の徳光さん(企画力がすごすぎる)と竹内さん(絵づくりがすごすぎる)が、最終課題についての取り組み、2人が学んだことや通った中で得たこと、そして受講前と受講後の変化についての無料体験講座があるそうなので、ぜひ参加してほしい!です!ちなみにわたしは、去年のこの無料体験講座を聞いて、参加を決意しました。少しでも気になる人はぜひ。その他もいろいろと体験講座があるみたいです。詳しくは下のリンクから!
(↑多くの2期生が「また受けたいです」と阿部さんに伝え、優しくしっかりお断りされているので、3期生になれる方々は、2期生、おそらく1期生もうらやましがってます。たぶん。)
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