「すごい」セレビィVMAXを考えてみた
ご挨拶
皆さんこんにちは。セレビィVMAX、使っていますか?
ちなみに僕はコロナの影響でセレビィVMAXを使う機会にすら恵まれていません。悲しい。つらい。
とはいえせっかくデッキとして形にはしたのに披露する場すらないのは勿体ないのでこうして初めてnoteに手を出してみました。つまり一人回ししかしていないエアプな訳ですが、一つのセレビィに対するアプローチとして参考にしていただけたら幸いです。
デッキレシピとコンセプト
セレビィVMAXの特性は複数体並んでいるときに重複するので、大量に並べて+αの耐久手段を用意することで耐久しながら戦っていくというコンセプトで組みました。+αの耐久手段としては回復代表のマオ&スイレン以外にすごいきずぐすりとハハコモリを思いついたのですが、今回はすごいきずぐすりの方でデッキを組むことにしました。
……はい、タイトルの「すごい」はここから来ています。三神ザシアンの三神みたいなものですね。
理由としては、要求が上がるとはいえ40のダメージ減と120の回復では後者の方が現代ポケカでは耐久出来る範囲が広いと考えたからです。これが理由の3割くらいで、残りの7割は剣盾レギュ始まって以来すごいきずぐすりをずっと使いたかったからです。
今回はすごいきずぐすりのデメリットをアマージョの特性とリサイクルエネルギーで補っていきます。
失ったエネルギーを再生して元に戻す感じがなんとなくセレビィのイメージに合っていて個人的には気に入っています。
採用理由や枚数について
セレビィVMAX4‐セレビィV4
メインコンセプトです。VMAXとしては低めなHP310、三神とザシアンに忖度した130打点、同じパックに入っているこくばバドレックスVMAXの特性を見てから改めてテキストを読むとため息をつきたくなる特性を持っていますが、れっきとしたこのデッキのエースです。頑張りましょう。
使い方はシンプルで、特性で回復して技を使って攻撃しつつポケモンを集めるというものです。ポケモンをサーチすると後ろのアマージョや2体目3体目4体目のセレビィVMAXが育って耐久力やエネルギー周りが良くなり有利になっていきます。シンプルですね。
進化元のセレビィVは2種類いますが、今回はスターターセットVに収録されていた方を4枚採用しています。スターターの方は上下とも技が優秀で、特に上の技"ともだちをさがす"はセレビィVMAXの技と性質が似ており、プレイに一貫性を作れるという点において個人的に評価が高いです。これはこのデッキだけに言えることではないのですが、プレイに一貫性のある構築にするとミスが減り勝ちに繋がりやすくなると思っています。
アマージョ2-アママイコ1-アマカジ3、ふしぎなアメ3
多分ハハコモリと選択になる枠で、前述のとおりリサイクルエネルギーと併用してすごいきずぐすりをサポートします。
ハハコモリと比較したときのメリットは、このカードの本質がエネルギー加速なことだと思います。例えばバトル場のセレビィVMAXがダメージを負って回復ソースがないときに、バトル場のセレビィがエネを切って逃げる→ベンチのセレビィが出てくる→手貼りとじょおうのほうびで新しく出たセレビィVMAXが技を使える、といった動きができます。バトル場の草ポケモン全員を回復できるセレビィVMAXにとってベンチに逃げることは1つの回復ソースになりうると考えているので、こうして受け回しながら戦っていけることがアマージョを使うメリットになります。
現行のレギュレーションで使えるアマージョラインは3つありますが(意外と多い)、アマカジは爆炎ウォーカーのものが優秀ですね。アママイコは逃げ1のものならどちらでも良いと思います。
引けないことに定評のあるふしぎなアメは速度重視で過剰に3積みしていますが、1枚アママイコにするとサイド落ちをケアできたりターフスタジアムで雑に持ってきて手札コストに出来て良いかもしれません。いっそアメを抜いてセレビィのサーチでじっくり育てていくのも1つの選択肢だと思うので、その辺りは要調整なのかなーと感じています。
イエッサンV1
5枚目のセレビィVMAX。だいたいセレビィVかVMAXが1枚くらいサイドにいるのでその穴を埋めます。草タイプじゃないこと、HPの低さ、逃げ2なのが若干不安です。
クロバットV
保険的な意味合いで採用。このデッキではセレビィからも触ることができるので、1枚あるのとないのではだいぶ違います。リソースを大事にしたかったのでデデンネGXではなくクロバットVの方をチョイスしました。
マーシャドー1
VMAXの特性を軸にしターフスタジアムのサーチを多用するこのデッキは雪道vsうねりvsダークライの余波をもろに受けるので採用しました。セレビィVMAXの技で常に手札にキープすることができるので相性が良いです。
ボール系
クイックボール4、ポケモン通信2、ターフスタジアム3,キャプチャーエネルギー2
たねポケモンをあらかじめ展開しておいてからセレビィVMAXの技で進化先をサーチし次のターンに進化する流れが強力なので、たねポケモンを持ってくることができる札を厚めに採用しました。ターフスタジアムは雪道を壊す役割もあります。
回復ソース
すごいきずぐすり4、マオ&スイレン2
メインコンセプトその2。セレビィVMAX4体で20×4回復だと若干心もとないけど200回復すればさすがに耐えるやろ〜という精神です。
アマージョの項目で書いた通り受け回すと強く使えるセレビィVMAXとマオ&スイレンは非常に相性の良いカードだと考えています。場のエネルギーが減らないのもグッド。
すごいきずぐすりの使い方は何度か書いた通りで、グッズであることが何かと便利です。
ふつうのつりざお1
序盤バトル場で技を使った後気絶したセレビィVを再利用したり泣く泣く手札コストにしたポケモンを回収する目的で保険として採用しています。
"すごい"きずぐすりとは違いこちらは”ふつう”なんですね。
Uターンボード1
バトル場のどこかに逃げ0のポケモンがいないと安心できない病に罹っているので採用しています。イエッサンVを逃がせるふうせんの方が良いのかもしれませんが、1枠しか取れなかったのとセレビィVMAXが逃げ1なのでこちらにしています。
ゴツゴツメット2
再録されたのにあんまり見ないカード。
セレビィVMAXの足りない打点を補うために採用しました。何度も回復することで同じセレビィが攻撃を受ける機会が多いので相性は良いと思います。
ドローサポート系
マリィ4、エリカのおもてなし1、シロナ&カトレア2、タッグコール1
長期戦を想定しているのでリソースを切り過ぎることのある博士の研究は不採用にしました。
手札の不要なカードをボトムに埋め込みつつ手札をリフレッシュできるマリィはこのデッキで一番相性の良いドローサポートだと思っています。
手札が3~5枚程度ある状態でうろうろすることが多いのでエリカのおもてなしも採用。メッソンやチラチーノを並べるデッキが流行っているので環境にもマッチしていると思います。
タッグコールでマオ&スイレンと2択をとり、リソースを回収しながら手札の草エネルギーを捨てられるシロナ&カトレアも噛み合いが良いです。
ボスの指令2
相手のポケモンを一発で倒すことができないデッキなので足りない気がしますが、枠の都合で最低限の枚数です。
エネルギー11(基本草7、リサイクル2、キャプチャー2)
リサイクルエネルギーは被ると弱いけれど引けなかったりサイドに落ちていたりしても怖いので2枚。ボールの項目でも書きましたが序盤たねポケモンを展開したいのでキャプチャーが2枚。あとはアマージョで加速できる基本草エネルギーです。
コンセプト上エネルギーの使い回しは効くのですが、ドローカードがそこまで強くないのでしっかり枚数を採用したいです。
その他採用候補のカード
モミ
真っ先に書くべきカード。すごいきずぐすりのデメリットが補えるということはこのカードも使えるということです。
マオ&スイレンと選択になりますが、なぜモミではなくマオ&スイレンを採用したかというと、200回復すれば足りるかなーというのと場にエネルギーが残っていた方が何かと動きやすいかなーと思ったからです。回復量がマオ&スイレンでは足りないと感じたりしたらこちらに差し替えになると思いますし、マオ&スイレンを今の枚数採用した上で1、2枚このカードを採用するかもしれません。
いかついメット
ゴツゴツメットと選択の枠1。ゴツゴツメットの反射ダメージが強く感じられなかったらこちらに差し替えようと思います。
おおきなおまもり
ゴツゴツメットと選択の枠2。耐久力の底上げもそうですが、若干不安なアマージョを守るためでもあります。スピットシュートやキョダイレンゲキ+クイックシューターで落ちるのは正直怖い。
ジャイアントボム
ゴツゴツメットと選択の枠3。こちらは繰り返し使うことはできないのですが、そもそもボムが爆発しない相手には回復が間に合うだろうという判断。ただこのカードは3,4枚採用することで初めて真価を発揮すると思っているので枠の捻出が大変そうです。
カトレア
後半セレビィVMAXやターフスタジアムのサーチが無意味になる部分を有効利用できるので相性は良いと思いますが、手札干渉から復帰できないドローサポートをあまり信用していないので採用を見送りました。お洒落にピン挿ししても良いとは思います。
シャクヤ
カトレアと手札交換の性質が似ていると勝手に思っているカード。サイドに落ちているセレビィを救出して最終盤面を強固にすることができます。ただ、手札の不要なカード=ポケモンなので、それをサイドに埋めてしまうとセレビィVMAXの圧縮が弱くなるかもしれないといった、カトレアには見られなかった懸念点があります。
個人的にはカトレアよりシャクヤの方が採用の可能性が濃そう。
フェローチェ&マッシブーンGX
タッグコールの選択肢。セレビィVMAXの一歩足りない打点を逆手にとりビーストゲームGXでサイドを進めたり最高打点を190まで伸ばしたりできます。耐久性に不安があったのと今回はシンプルにまとめようと思ったので見送り。
セレビィ(アメイジングレア)
1エネで起動できるサブアタッカー。大量にエネを付けて青天井を出してくるへの対策になりますが、その代表がマルヤクデVMAXなのでそもそも弱点で勝負にならない気がしたので見送り。ハピナスVやラプラスVMAXが強い世界線になったら使おうと思います。
ゴリランダー(ボルテージビート)
アマージョで上手ぶっているけれどワンチャンこっちの方が強い可能性は常に頭の片隅に入れておこうと思います。
使うとしたらエネルギーリサイクルも必須ですね。
最後に
最近新規でハイクラスデッキやイーブイヒーローズのカードがたくさん発表されましたが、セレビィVMAXは連撃のインテレオンVMAXやサンダースVMAXなどの中打点ばら撒き系のデッキに強いカードだと思います。
もしかしたらこれからセレビィVMAXが活躍するかもしれないので……
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活躍!!するかも!!しれないので!!!!
セレビィVMAXに興味をもっていただけたらぜひ組んでみてください!
それでは最後までお付き合いいただきありがとうございました!