【レシピ有】カメックスexデッキの《かくしふだ》がなんか強い”理由”とカメックスの課題と解決策
カメックスexのデッキが結構きれいに組めたので久しぶりにnote開きました。参考にしていただければ幸いです。
カメックスデッキの課題とか色々
カメックスの高い耐久と火力に惹かれてデッキを組んでみて「なんかむずくね?」と思った人は多いと思います。少なくとも私はそう思いました。特に初動の遅さが気になりました。で、回してみて「なんか《かがやくゲッコウガ》のかくしふだ強くね?」と感じた人も多いんじゃないかなーと思います。私はそこを強く感じて、その点について深く掘り下げていくと、カメックスデッキの1つの課題に気付きました。
まず、私はカメックスデッキに必要な要素として以下の要素を挙げました。
①メインアタッカーの《カメックスex》ライン
②エネルギー補助兼サブアタッカーの《オリジンパルキアVSTAR》ライン
③カメックスexの技を撃つ為にトラッシュするエネルギーを用意するカード(《エネルギー回収》《スーパーエネルギー回収》などのトレーナーズ、《はたらくまえば》《リファイン》《わたはこび》などの特性を持つポケモン)
ここで改めてカメックスexのテキストを見てみましょう。
技に必要なエネルギーが2枚、手札からトラッシュするエネルギーが2枚。つまり4枚のエネルギーが必要です。
そう、4枚です。
4枚という枚数について考えてみましょう。
1つのデッキに入れるエネルギーを12枚前後とすれば、単純計算でデッキの3分の1、20枚を見る必要があります。初手7枚分を差し引いても13枚です。
ここに《スターポータル》までフルスペックで活用しようとするとさらに多くの水エネルギーが必要となり、より多くのカードを掘る必要が出ます。
この枚数を水デッキの主要サポート《カイ》を使いながら探すのはなかなか大変です。(博士の研究やイキリテイクもデッキの性質上使いにくいので…)
「エネルギーがたくさん必要だが、それを探しに行くのが大変」
これがカメックスデッキの課題です。
ここで1度先ほど挙げた”カメックスデッキに必要な要素”のうち、《オリジンパルキアVSTAR》《エネルギー回収》《スーパーエネルギー回収》に目を向けましょう。
どれもトラッシュのエネルギーを活用するカードです。このことから先ほど必要といった4枚の水エネルギーはトラッシュに置いておいても良いとわかります。
ここまで考えて私はようやく、「なんか《かがやくゲッコウガ》のかくしふだ強くね?」という感覚の理由づけができました。
答えは「エネルギーをトラッシュに置きながら山札を掘り進められるから」です。
言葉にしてしまえばテキストそのままなのですが、このことがカメックスデッキの課題解決に必要な要素とカメックスデッキに採用されうるカードとの噛み合いの2点に上手く入り込んだようです。
レシピ
ということで「エネルギーをトラッシュに置きながら山札を掘り進められる」という同じ要素を持ったカードが他にないか探して完成したデッキレシピがこちらです。
はい、《ポケストップ》です。
ポケストップは3枚分カードを掘り進め、その中にあった水エネルギーをトラッシュに置き、さらにボール系のグッズ、《ふしぎなアメ》、《エネルギー回収》といったカードを手札に加えられるカードです。
勿論ポケモンやサポートも巻き込まれることになりますが、《すごいつりざお》《ともだちてちょう》でリカバリーしましょう。
ちなみにこんな感じで新発見みたいにドヤ顔で語ってますけど、ライチュ梅川さんの発売前のカメックスのレシピ見るとポケストップ入ってたりします。強すぎる。
幾つか採用カードについて
全採用カードについて書くのも冗長なので何枚か掻い摘んで。
ビーダル
1体立てば十分効力を発揮できるのと進化前後共に相手の《げっこうしゅりけん》に耐性があるのが偉いです。カメックスは手札がないと攻撃できないポケモンなので、試合中盤から1体倒されても良いように2体目を立てることを考えて動きましょう。
エネルギー回収
このデッキのカメックスは水エネルギー2枚をトラッシュして攻撃するポケモンではなくエネルギー回収を捨てて280ダメージ出すポケモンであり、このデッキの最重要カードです。なのでフル投入。ふしぎなアメかエネルギー回収のうち、ビーダルやポケストップで手札に加えられなかった方をカイで持ってくる事が多いです。ビーダル+ポケストップで8枚も見られれば片方は引けますし、8枚見て1枚でもエネルギー回収があれば280ダメージ出せるというのは安心感があります。
バトルVIPパス
カイの選択肢として1枚あると後攻1ターン目の動きが非常に強力なのですが、たくさん入れすぎるとビーダルの特性を使う時に詰まるので1枚の採用です。
ポケモンいれかえ
このデッキのこのカードはちゃんと使うしちゃんと強いので、「ビーダルでのドローを増やす為に雑に使い捨てよう」とか思った時にはもう1度よく考えてください。よくビーダルが縛られます。
カメックスは正面のエネルギーがついたポケモンを倒す馬力があると思ってるので《あなぬけのヒモ》ではなくこちらを2枚採用。
ともだちてちょう
元々不採用だったのですが、ポケストップでボスの指令が2枚落ちてからやっぱり必要だなと感じて採用しました。リスクヘッジ大事。
このデッキは元々ひたすらカイを撃ちたいデッキなので、カイを引ける確率や使える回数を増やせるのも良かったです。
おはらいグローブ
《サーナイトex》と《ミュウVMAX》に310ダメージ出すために採用。何故かポケモンのどうぐがグッズではなくなったのでカイで持ってくることが出来ずポケストップでトラッシュされるようになったので気をつけましょう。
不採用カード
スーパーエネルギー回収
過剰でした。
かがやくゲッコウガに加えたポケストップも入れてエネルギーをトラッシュする事に重きを置いたこの構築でも、トラッシュから回収できるエネルギーが4枚あることの方が稀でした。また、このカードでトラッシュする為のカードを手札に抱えたままビーダルの特性を使うこともあり(例えば、「空撃ちできる筈のネストボールをコスト用にキープする必要があった」等)、結果的に1、2枚ドローを損してしまう事も少なくなかったです。
個人的にはカメックスデッキのスーパーエネルギー回収はかなり懐疑的です(ワタシラガ+かくしふだで盤面を作る型、VIPパス多投構築で中盤以降のVIPパスを捨てたい、エネルギー回収の5枚目といった理由なら理解できます)。皆さんも1度このカードの採用は疑ってみてください。
マナフィ
月光手裏剣の対策として考えた時に、1ターン目の盤面を「パルキアV、かがやくゲッコウガ、ゼニガメ、ビッパ」、次の盤面を「パルキアVSTAR、かがやくゲッコウガ、カメックスex、ビーダル、ゼニガメ」と作る(要するに、同時にゼニガメを2体置かない)ことで月光手裏剣からサイドを2枚取られる展開をなくすことが出来るので、プレイングでカバーできると判断してマナフィを不採用としました。(一応先ほどの例だと、ビッパを《ボスの指令》等で呼ばれたりするとビッパとゼニガメが両方とも月光手裏剣で倒されてしまうのですが、そこまで多くはないケースだと判断しました。)
ただ《れんげきウーラオスVMAX》のキョダイレンゲキ等には無力な為、不安な方は入れてみると良いと思います。ただ入れなくてもなんとかなるよーとだけ。
終わりに
かなり端折った記事にはなりましたが、良かったらポケストップ型参考にしてみてください。正直おそるおそる組んだのですが、使ってみたらだいぶ勝ててしまったので普通に強いデッキじゃないかなと思います。
もし質問とかあればコメントしていただけると嬉しいです。
ここまで読んでいただきありがとうございました。
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