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看護職の転職レポート

  10月に5か月務めた訪問看護ステーションを辞めた。2か月ほどは何もせず過ごし、先日内定をもらうことができた。友人には「看護師は売り手市場だから、選択肢がたくさんあっていいよね。」と言われる。選択肢がたくさんあるからこそ、「やりたい看護が何なの?」かを考える必要がある。でもそれは、看護職でなくても同じことだと思う。「やりたい仕事は何?」と同じこと。だから決して楽じゃない。

 最初の1か月は疲れを取るためにひたすら眠った。とにかく眠った。活動しないので空腹にもならず1日1食でも生きていた。そのうち人と関わりたくなって、知り合いに会いに行ったりすることも始め、友達の前でもよく泣いた。近くに話を聞いてくれる人のありがたさを感じることができ、自然と仕事についても考えるようになった。看護職向けの転職サイトにもいくつか登録してみたが、必要以上の電話の着信にうんざりしてしまう。この勢いに流されて、自分の考えを持たないまま転職先を決めてしまうような怖さを感じメールでのやり取りで希望の就職先とコンタクトが取れるサイトを利用することにした。この方が自分のタイミングで先方との連絡を取ることが可能で、落ち着いて転職活動を進めることが出来た。そしてこの期間はとにかく自分のことだけを考えればよかった。訪問看護師をしていた時の失敗を取ることや嫌な思いも何度も思いだし、それを含めて先のことだけ考えるようにした。

 結果としてもう一度、訪問看護ではないけれども在宅医療に関わる職場を選んだ。病院とは違い、在宅は患者も生活者であり、どんな生活環境でもその場所で生きている。人間味を感じることができる在宅での看護は嫌いになれなかった。それから、仕事の他にずっとやりたい事を始めたかった。このnoteへの投稿もその一つ。今までは仕事の合間にやりたい事が出来ば・・・と考えていたが、いつまでたってもできなかった"(-""-)"。だからその時間を確保できる労働条件があるところを探した。

 やりたい事も仕事も続けられるように自分で決めた。

 入職日まであともう少し。

 比較的今は平穏な社会になっているので、それまで少し遠くに旅に出ようと思う。明日からは旅の準備だ。

 

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