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2024年、「何が面白かったか」を振り返る
ここ数年(2023)(2022)(2021)(2020)、年末にやってきた「1年通して何が面白かったか」をまとめるnote。
2024年分も書きました。
今年もノンジャンルで手広く面白かったって感じたものをまとめていきたいと思いますが、例年よりも「全く手がつけれてないジャンル」もあるので、比較の意味でジャンル分けは昨年とあんまり変わらずやります。
例年と違って、各ジャンルに対しての所感みたいなのも併記します。
記事内での大枠のルール
2024年中に触れたエンタメ系コンテンツであれば基本的にノンジャンルで取り上げる。
ジャンル分けは主観で適当にやる。
2024年中に自分が初めて触れたコンテンツであれば、旧作であっても取り上げていく。
順位付けとかしたいわけじゃないので、比較とかしてどっちが上とかそういうのはしない。
自分が仕事等でミリでも関わった自覚があるものは、理由がなければ取り上げない。(贔屓感や不公平感、ステマっぽさが出てしまうので)
上記踏まえた上で書いていきます。
アニメ関連
今年、実はほとんどアニメが見れてないです。原因は、9月ごろまで諸事情でクッソ忙しくしていたために、ご飯時にみる癖がなくなってしまったからですね……
代わりにより短時間で見れるyoutubeの消費が増えた印象。
ダンジョン飯
原作から好きだったが、これぞという映像化。お見事。
今年見た数少ないアニメ。
元々原作が好きで追いかけていたのもあるが、これぞという映像化。
原作者の九井先生の短編集・ラクガキ本も買ってみたが、一個のアイデアを広げる力に圧倒されてしまった作家さんの作品が、こうも真っ当に映像化されているとただただ手放しに褒めるしかない。2期も楽しみ。
映画・シアターor劇場公開作品
映画は一時期に比べれば減りましたが、相変わらず観る量が安定してます。
職業柄(クレジットに載せてもらってると)試写会も行くので、それもなんだかんだ影響してます。
カラオケいこ
ボーイ・ミーツ・ヤクザ。
邦画らしい邦画。原作リスペクトも感じる「ちょうど良い」傑作。
原作漫画を先におススメされて読んだ状態で本作を視聴しました。
原作リスペクトもありつつ、映画でやるべき掘り下げをしっかりしていて、大満足の一作。
クスっとくるような笑いで間を持たせつつ、きれいなオチまでもっていき、テーマ曲の締め方も完璧な形で良かった。
自分が主催したアドベントカレンダーの記事でも細かく紹介したのでそちらも参照してもらえたら。
ウマ娘 プリティーダービー 新時代の扉
映画じゃないとできないことをやってくれた、今年の傑作アニメ映画
以前にどう良かったのかのネタバレ記事は書いているので、詳細はそちらをどうぞ。
非常に映画らしい映画になっていて、「やられた!」感がすごかった。
これぞ映画らしいアニメ映画。
シビルウォー
「もしも」の状況が本当にそうなりそうな気がしてくる作品
多くの人が指摘している映画内の出来事が本当に起きるえるのか?という世界観設定は個人的なリアリティラインとしては割とどうでも良くて、「その状況下でこの事態は起きえるのか?」の方をリアリティとしては大事にしていたので、そこはすごく入り込めた。
(ロードムービー風なので、予告からA24史上最大の予算で戦争映画ということでドッカンバッコン期待していくと肩透かしはきっと食らうんだろうなとは思う)
また誰かが言っていた「インターネットが使えない状況にすることで、ある種の現代SNSをリアルに展開したような状況を見せている」という意見も、自分はそんな気がしている。
有名な「赤メガネ」の件はもちろん良かったですが、主役2名の写真から違いや変化を感じれたのが自分としては一番響いた。
きみの色
音楽映画と思って観に行ったら、「声の演技」の映画だった
青春音楽物想定で音響の良い映画館に観に行ったら、音楽ももちろん良かったが、それ以上にラストシーンの髙石あかりさん演じる作永きみの声にやられた。
あの声を聴くためにこの映画があったと思えるぐらいには良かった。
未見の方は、是非用意できる一番良い音響設備で、大音量で確認してほしい。
それ以外にも「個人で違う色」「自分の色が見えない」という設定が見事に「青春時期の、何者にもなれてない、何者かになりたい」感を演出していてよかったなと噛みしめている。
四月になれば彼女は
めちゃくちゃ画がきれいだった。その一点でずば抜けている
そう、画がきれいだった。
ただ、登場人物の感情に個人的には寄り添えなかったという自分にとって「引っかかる」点はあるが、それを差し引いても「画の良さ」で引っ張られて見ていて楽しかった作品。本当にキレイ。
これのせいでプラハに行ってみたくなってる。
藤井風さんのテーマ曲と相まって、これも良い方向で邦画らしいな~と思う一本。
ゲーム関連
「寝る前に遊ぶ」が習慣化してきていて、意外と遊べてます。ただ、寝る前に遊ぶとムービーシーンが長いと嫌だなーという気持ちがあり、ビッグタイトルが億劫になるという欠点も……
ユニコーンオーバーロード
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王道物語に、王道RTS-RPG。それをしっかり支える「幅の広さ」のある傑作
今年のゲームでベストを出せと言われたら間違いなくこの一本。
物語も、基礎のゲーム要素も、王道中の王道が故に手垢まみれにどうしても最初は見える。ただ、それを下支えする「こうしたいがやれる柔軟性」「キャラの多さによる楽しみ」が備わっていて、楽しい作品。
Slay the Spire ボードゲーム
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コンポーネントも、プレイ時間も恐ろしく重い。それでも楽しい
クラファン段階で全部入りセットを買うぐらいには原作ゲームのファン。
ボドゲ版は原作っぽさがしっかり残ってるのに、プレイ感が少し違うだけでこんなにも面白いのかという出来栄え。
お金のトークンがちゃんと金属の手触り・音がするからテンション上がる。
商人マットに「非売品」タグついてるの笑う。
FORWARD:Escape the Fold
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単純操作なのに考えることが無限大なカードゲーム
システム自体は非常に単純で、操作もカードをどんどん前(上方向)に動かすだけ。
重ねたカードや、前にいる敵の攻撃の効果を解決していくことで、HPがゼロになる前にゴールに辿り浮けばクリア。単純明快なのに場面ごとに考えることが無限にあり、周回性もあるので、ついつい1時間2時間と予定をオーバーしても遊んでしまう中毒性がある面白さ。
iOS版入れてたら、相当時間が溶けただろうなと思ってます。
ゼルダの伝説 知恵のかりもの
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初の見降ろし2Dゼルダのプレイだったが「ちょうど良い」が詰まっていた
時のオカリナ以降の、いわゆる「3Dゼルダ」で育ってきたのもあり、2Dゼルダを遊んだことがなかった身が、満を持して初めて手を付けたのが今作。
期待を裏切らない「組み合わせ」の体験をさせてもらいながら、分量や難易度がすごく「ちょうど良い」と感じた。
特に分量が重すぎると、隙間時間に遊ぶような現代人にとっては、余程好きでもないと取っかかれないこともあり、ゼルダシリーズの入り口としてすごくちょうど良いと感じれた。
Dorfromantik
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ただただ緩やかな時間が流れていくパズルゲーム
何の起伏もない、言ってしまえば「面白味の少ない」パズルゲーム。ただ、その単調で緩やかなゲームを「寝る前」にやるのが一時期すごい癖になってしまった。
今年、寝る前にゲームをやるクセが付いたのは間違いなく本作がきっかけだったと思える。
穏やかな時間を過ごしながら、自分が思ったものと違うかもだけど、徐々に風景ができていくのは見ていて素直に楽しい。
マダミス「PLRS-01:REDLINE」
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GMなしで出来るマダミス、素直に面白い
昨年末~今年にかけてで「狂気山脈」でマダミスを初めてプレイした時に「GMの負担が大きい。GMの準備コストが申し訳ない」というのがどうしても気になっていた。
「PLRS-01:REDLINE」はGMの代わりになるゲームシステムが用意されているため、手軽にできるマダミスとして非常に良くできていると感じた。
ゲーム内容自体も(ネタバレができないので曖昧な言い方だが)面白くできていて、かなり入り込めた印象だった。
漫画・コミックス系作品
電車内で読むのが習慣になり、週3冊ほどのペースで「数だけ」こなすようになってしまった。とはいえ面白い作品に多く出会えたのもあるので、良きように付き合っていきたい。
灼熱カバディ
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完結記念無料期間で単行本も全部そろえてしまうぐらいハマった
普段あまり作品をおススメしてこない方が、完結記念無料期間に激押ししていたのもあり読み始めた。
「カバディ」というマイナースポーツを高校生でやる、スポ根ものをやっているだけといえばそうだが、異常なほどの熱量で引き込まれた作品。
作中でもマイナースポーツであることを引き合いにして、他種目でトップレベルの選手が流入してきたことによる「異種格闘技戦」の様相を見せているのがまた面白かったりする。
スポ根が大丈夫なら、かなりオススメをしたい作品。
(後、登場人物の約一名が個人的な癖に刺さって読みながらずっと「お前~」って言ってました)
アルテ
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女性が画家になるのが珍しい時代に、画家になった女性と師匠の話
ルネサンス期のイタリア、貴族の令嬢だった主人公アルテが持ち前の負けん気で、男性社会たる美術職人の世界で認められていくというお話。
本作を読んだ後に調べると、実際にルネサンス期当時の女性画家がいくらかいた事は資料でもわかっているが、男性主体の時代に稀有だったことは作中と変わらないようだ。
努力して認められていく系のお話として読みやすく、キャラも少ないながらに引き込まれる魅力を持っている作品。
黄泉のツガイ
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どう考えても映像化したら脳汁出そうな和風ダークファンタジーバトル
「鋼の錬金術師」作者の荒川先生の現時点の最新連載作にして、能力バトルモノ。
サスペンス的な「世界にある謎」に徐々に迫っていくのはハガレンのことから変わらず、「ツガイ」という2つ(2人?)ひと組で1つの能力とするのがあまり見たことがなかったのもあり、非常に新鮮に思える形。
アクションが派手なのもあり、映像化したら明らかに「バエる」のでアニメ化には期待したい。
図書館の大魔術師
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ちょっとの魔法がある世界で、大図書館で「本」を管理する司書に憧れる話
今でこそインターネットでこうして色んな作品が読めるが、書物が情報伝達のメイン手段の場合どうなのよ?というのをファンタジー世界で見せてくれる作品。
とはいえ、序盤は本の世界に救われた少年が、なれる人が少ない司書を志していくお話。後半は大図書館のある街でのお話が徐々に展開されていくので読み味が少し変わって面白い。
異世界メイドの三ツ星グルメ
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異世界転生先で、現代ご飯食べたくて作ってたらいい感じに出世してる
身も蓋もないが、大体上記一行のようなお話。
主人公はただただ、現代ご飯・お菓子の再現をして「懐かしい味・思い出の味」をどうにか堪能しようとした結果、気がついたら王宮でいい感じに料理作ったりと出世しているお話。
ご飯が美味しそうなのはともかく、「疲れている時に読むのにあまりにもちょうどよい」ので、助かっている。
ミューズの真髄
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特別な何者かになりたいという気持ちはどこからくるのか
絵を描いて何者かになれるかと思ったけど、美大に落ちて何者にもなれなくなった社会人の主人公が、家を飛び出してもう一回絵を描こうとする話。
何者かになりたいという感情がどこから来るのか向き合い直したように思える読み味の作品。
ドロップフレーム
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もし打ち切りじゃなかったら…と想像してしまうのも作品の良さかも
打ち切りで全4冊完結済み漫画。
設定が秀逸なサスペンスなので、「もしこれ設定を活かしきって完結まで行っていたらどうなってたんだ?」とすごく妄想してしまう。
その完結がものすごく難易度が高い設定なのも読むとわかるため、そのうちいつか類似設定でもう一回…と思ってしまう。
なお、手に取ったきっかけは「映像用語がタイトルで、映画撮影ネタで始まる」からでした。
水は海に向かって流れる
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少し不思議な住人たちのいるシェアハウスで起きる、ちょっとした恋愛
素朴な歳の差恋愛の話ではあるが、個人的な状況といろいろダブる部分があって読み終わった後にかなり「感情が狂った」作品。
高校進学を機におじさんのいるシェアハウスに居候すると、そこは曲者しかいなかったが、だんだんちょっと変なOLのお姉さんに惹かれていく…という感じ。
「感情が狂う」作品になかなか出会えないが、これは個人的な今の状況とかもあり、本当に狂った。
ランウェイで笑って
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自分と違う世界でも、モノづくりの芯は変わらない
アニメ化から大分経過して、アニメをみてないのに今やっと読みました。
ファッションデザイナーを目指す主人公と、モデルの夢をあきらめきれずに挑むヒロインのお話。熱い展開に盛り上がりながら、「モノづくりの芯はどこも変わらんよなー」と思う次第でした。
大奥
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男だけが死んでいく病が流行った、架空の江戸幕府を描く歴史大河
Netfilxでアニメ化すると聞いて読もうと思った結果、アニメの方を一切観ずに原作を読破してしまった。今もまだアニメは見れてない。
架空の歴史大河物とはいえ、概ね「史実通り」の江戸時代が繰り広げられているので、ざっくりでも江戸幕府あたりの日本史を把握しているとかなり面白い。
歴史的事実をいかに曲げずに「まるでエロゲ・乙女ゲーみたいなシチュエーションで、大真面目に歴史大河をやる」という異色作。
どことなく「日出処の天子」を読んだ時の感覚を覚えたのは多分絵柄。
重版出来
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出版業界版「SHIROBAKO」。お仕事モノの傑作
どこかで「完結した」というのを見かけてからずっと気になっていた作品。
出版、特にコミックスの事情を掘ってくれるのは「バクマン」にも似た雰囲気があるが、作家ではなく「編集」からの視点になることでより出版社・出版業界全体が見えるような気がした。
最近まで連載していたこともあり、電子書籍事情にも触れれていることもあり、読んでて楽しかったし、ちゃんと風呂敷閉じた感があり好き。
ゴールデンカムイ
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無料期間に一気に読んでしまった…面白い…
年始の実写映画化記念の無料期間で一気に追いかけてしまった。
物語を引っ張っていく「隠された多量の黄金」「それを様々な勢力が狙う」という分かりやすい筋立てに沿って、濃すぎるキャラ達がひっきりなしに出てきて飛び交い戦う群像劇の様相もあり、散らばっていた情報が最終決戦の地に集まるように風呂敷もどんどん畳んでいく見事なつくりだった。
MV・CM・短尺映像作品
yotubeの消費は増えても、これ系はどうしても増えない……
よろしくない。
とはいえ、観てるので良かったものは挙げていきたい。
JamesLee(作家)
独特なタッチでいろんなクリエイティブツールのブラックジョークを展開
今年初めてふれたというわけじゃなく、ずっと知ってはいたんですが、今年改めて作家名と作品を認知したので上げておきます。
いつかの動画でAdobeの文句を言っていて、上記の最新作でついに脱Adobeをされていてゲラゲラ笑ってました。
すいずさんの作品
#indie_anime pic.twitter.com/9Mtzy9sNza
— すいず (@swaezc) July 26, 2024
癖
これ以上の言葉がいります?
自分の好みドンピシャでズルい。
マッチムーブ的な処理はほぼしなくても良いように、足元をあまり写さないカメラワークでもちゃんと馴染ませていて脱帽。
ポカリスエットCM|「潜在能力は君の中。」篇
2022年ぶり4度目の
— SHOW YANAGISAWA (@SHOWyanagisawa) July 12, 2024
ポカリCM監督しました☀️🎮☁️
Test by Meta Quest 3
Shot by iPhone
Outdoor AR App by Basqule Inc.🏃♂️
pic.twitter.com/MCYbDZLPFQ
技術的挑戦も力業で解決。「現場力」そのものをやったCMですごい
一発撮り系のCMが増えているが、AR表現を屋外でここまできれいに行えているのは素直にすごい。
メイキングを観ると現場で微調整を加えて~の連続だったようで、美しさよりも「現場力」を感じた一本だった。
Wonder Mountains HDR Edition
相変わらず見事な山映像
ずっと山映像がキレイで追いかけてる作家さんのHDR加工編集版。
純粋にキレイ。今後も変わらず作品を観たいと思える出来栄え。
シナぷしゅ公式あいうえーお!のうた
全年齢対象モーションタイポグラフィー
大人が観ていても楽しい五十音。対象年齢が低いのもあり、横に口の形が表記されてて、幼児の発生練習にもなるんだろうなと。
こういうのを作れる人、素直に尊敬する。
ビビデバ / 星街すいせい
これをお出しされて、純粋に悔しい
Vtuber文脈の暗喩的な映像内容を、ふんだんに実写とアニメーションを交えてお出しされて転げまわった一本。癖なのよ。
リズミカルでキャッチな楽曲も相まって、大バズしたのは非常にわかる。
そうか、360カメラ(風の映像)はこう使えたか…
海と休日
L2Dだけで癖をお出しされると思ってなくて不意打ちを食らった
公開からちょっと遅れて年明けごろに鑑賞。L2D!?となる出来栄え。
実写合成視点だともっときれいに混ぜたいなーと思うことはあれど、それが気にならない程度に自分の癖を突いてくる出来栄えで転げまわってた。
一龠 / feat.flower
唯一無二と思える表現なのに、
これ以外でこの曲を表現できないと思える秀逸さ
しかもプログラミングベースでの映像作品と聞いてまじか~となる次第。
dream journey
これぞモーショングラフィックスという一本
WEB公開前の初出の現場を見ていたということもあり、思い入れがかなりある一本。
よくぞこれが出力されたと本当に思うし、素晴らしい作品。
今日、わたしの物語が走ります。
いま我々が見ているものは色んな思いがあってできてるんだと思う一本
触れたのは23年なのに、今年になってなんかすごい物量の特設サイトが出てきて笑った。本当に良い物語性のある作品だなと。
競馬で「経済動物」を扱ってるというエゴというか実態は忘れないように、こういう思いが積み重なって競馬ってできてるんだなと感じる一本。
UMAJOB
若者を呼び込もうとスゴイ頑張っているのを感じる
競馬居酒屋で流れていたグリチャでたまたま見かけて印象に残った馬関連職業転職専門サイトのCM。
色使いも含めて若者向けにすごいチューンされたCMで正直びっくりしたし、それだけ人手集めに本腰入れているんだと感じる一本。
Snail's House - うたかた (utakata) [MV]
らっぱるさんの新作、ありがとう…
ずっと待っていた気がする。
純粋に新作というだけで嬉しいし、何より「物語」に惹かれる。
その他色々
想像以上に「旅行」を今年はしたので、「旅先が良かった」みたいな話も混ぜていきます。
QuizKnock
今年初めて触れました。マジで。
お恥ずかしながら、これだけ規模のデカいyoutuberさんをこれまで見たことがなかった(単発で観ることはあったが「彼ら」だと認識してなかった)が、今年初頭に認識して触れてからはずぶずぶと過去動画も見てしまってました。
手軽に楽しく知識習得のハードルを下げてくれる良い集団だな~となってます。おもろい。
ニンテンドーミュージアム
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任天堂ゲームを触ったことのある大人も子供も楽しめる、言葉通りの「ミュージアム」
たまたま事前に決めていた大阪旅行の日程のころにオープンするということで、応募したら抽選が運よく当たり、実際に現地に行くことができた。
展示内容全般に「言葉・文字が少ない」印象があり、展示方法や配置、図示などで「どういった人でも楽しめるように」という工夫が垣間見えたのが一番の驚きと良さだった印象。
64・ゲームボーイポケットあたりからずっと任天堂にお世話になりっぱなしの人間なので、ずっと「懐かしい~~~」と叫び続けてしまっていた…
佐渡
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世界遺産認定もされて、どんどんインバウンド客が増えてしまう。行くなら今のうち
1泊2日で佐渡旅行を春先にしてきた。よく旅行するメンツと「能登半島地震復興割引で行けたらいいね~」なんて話をしていたら、結局枠が埋まってしまって割引なしだったが、それでもせっかくならと行ってきた。
桜が満開の時期で景色も相まって、かなり良かった。
一般に金山跡に注目されがち(実際金山跡は面白かった)だが、海岸沿いの岩場の風景が夕陽が沈む方向と重なって幻想的な雰囲気を味わえた。
「MVロケ地に超いいじゃ~ん!」と一緒に旅行していた某映像屋さんと盛り上がったのは明らかに職業病。でもそれぐらい景色自体が良い場所なのでそちらメインでも楽しめる観光地かと思う。
Yogiboヴェルサイユリゾートファーム
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推しに会いに行ったら、あまりにも贅沢な時間が待ってた
ウマ娘経由でリアル競馬を知り、初めて行った競馬場で見た引退式をしていた馬が人生初の「推し」になり、北海道まで会いに行った。
熱量のある説明は自分で書いたアドベントカレンダーの記事に任せるとして、都会暮らしが北海道大自然の牧場に泊まるとあまりにも贅沢な時間過ぎてすごい幸せだった。また行きたい。
後、牧場の趣旨たる「引退馬が自分で稼げるようにする」というコンセプトには非常に共感できることもあり、支援会員登録はじめ色々できる応援を個人的にしている。
109シネマズプレミアム新宿
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バカみたいな値段の映画館に行ったら、バカみたいにプレミアムな音響が楽しめて、ウイスキーのおまけがついてきた
新宿に最近できた歌舞伎町タワー内に入っている映画館。故・坂本龍一が調整した音響で映画が楽しめる「プレミアムシアター」。
派手ではないけど地に足着いたしっかりしたサウンドは「ここでみたい!」という作品が確実に世に出てくるだろうと感じる映画館だった。
なお、もっとお金を払うと観終わった後に、新宿の街並みを見下ろしながらのんびりとウイスキーを飲める。これはこれで体験としてヨシッ!
DolbyAtmos(in 逸般的な誤家庭)
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9.1.6ch、スゲ~と素直になった一晩
某人から「家にパッシブスピーカーで9.1.6chのDolby Atmosの環境作ったんで、鑑賞会しましょう」と意味不明なことを言われてノコノコと行ってみたら、めちゃくちゃ良かった。(音量という点では劇場にはかなわないが)
対応作品を数作見たが、音作りの「方向性」が全く違うことに気が付けたが、それ以上にサラウンド環境・DolbyAtmosの仕組みが特に「ゲームにかなり向いている」と気が付けたのが良かった。
自分もゲーム用に自宅DolbyAtmos環境作るぞーと燃えてしまっている。
SCHOOLGIRL COMPLEX A to Z
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実写における「仕草のカワイイ」はどこから来るのか考えさせられた
とあるお仕事をやっている際に、「キャラクターとしての2次元的なカワイさは元が良いので担保されている」「キャラクターの動きの部分に出てくる、写実的なカワイさはどうしたらええんや!」となって勉強のつもりで買った本のうち一冊。
元々、青山さんの写真は好きで何度か本を買ったことがあったが、このシリーズは読んだことがなかった。届いた時の分厚さにビビりつつ、「自然な仕草にあるカワイさ・フェティッシュさ」がどこか感じれてかなり勉強になったし、この本きっかけで「次に同じような仕事来たら、迷わず女性ファッション誌をサブスク契約しよ」となってます。
九井諒子ラクガキ本デイドリーム・アワー
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「九井先生、いい意味で狂人だこの人」となった一冊
先述の「ダンジョン飯」の原作漫画に使われなかった設定イラストや、IF設定の漫画などが大量に収録されている、いわゆる「ファンブック」的な一冊。
ただ、普通のファンブックと違うのは、文章があまりない。ほぼほぼ作者の描いたイラスト・設定画・漫画で埋まっている。ダンジョン飯という緻密な作品の裏にあった「膨大な世界観」がここに詰まっている。
ここまで設定を深掘った上で、資料として公表できるレベルになっているのは稀有な事例だと思っている。
リリックビデオに眠る記憶の連続性 マンネリからマニエリスムへ
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今の短編映像、特にイラストMV系に感じていた現状を見事に言語化していただいた
大橋史さんの記事。現在の「リリックビデオ」というジャンルがどう確立されてきて、現状がどうなっているのかを的確に表していると感じた記事。
特にコロナ流行の前後ではリリックビデオの潮流が大きく変わったと個人的に思っていたこともあり、それがどういう変化だったのかを言語にしてもらったと感じれて「スッキリした」。
~書き終わってみて~
今年はアニメが特に見れてない印象。
ゲーム・漫画は消費するルーティーンが出来てる印象で、別の対応などで時間を使ってる部分もあるが、このまま良い感じに続けていきたい。
映画も一時期ほど見れてないが、試写会含めて仕事関係でみさせていただく機会も増えているので、無理やり見るよりはこのぐらいがちょうど良いのかなと思っている。
無理に消費をしようとは思わないし、それで「楽しくなくなる」のが一番よくないので、来年も気ままに、でも意識しながら消費活動を続けていきたい次第です。
様々なコンテンツ作者さんがいてくださるがゆえに、自分も仕事ができていると思うので、大いに感謝。
また来年も、楽しく消費して、楽しく生産したいですね!!
良いお年を!!