北海道移住ドラフト会議おわりました。


移住ドラフト会議は壮大なコント、とMr.移住ドラフト会議の安藤さん(これを始めた方)が言っていましたが、まさにその通り。

正直、この遊びなのか本気なのかよくわからないイベントの価値を測りかねていたわけですが(オイw)、やってみて、わかりました。

これ、すごいですわ。

単純に「人と地域の新しい出会い方」のレベルじゃない。
コントを演じることで本質が浮き彫りになり、リアルに影響をあたえていく(ガラスの仮面かっ!)。
そして、球団・選手の中に「みんなで演じきった!ひとつの作品を作った!」という謎の一体感が生まれるんです。出会いの質が劇的に高まっていくのを感じました。

このイベントを通じて、球団は「あなたがほしい」の「あなた」を選定していく、もしくは理想像をペルソナにしていく練習をしていきます。
(Mr.ドラフト会議曰く「いい人がほしい」「コミュニケーション能力のある人がほしい」ってふわっとしたオーダーでは人は来ない。どんなまちと未来を描いて、そのためにどんな人が欲しいのかがもっともっと見えていないと人なんてこないよ、と)

そして、リアルに「あなたがほしい!」を熱烈に表現していく。
告白するときには頭の中で想像するだけでなく、一度口にだして練習してみましょう。
みたいな感じです。
口に出されて、ドラマチックにオファーを受けることで、「面接通ったわー」とは全く違う、感動のレベルにまで昇華された「選ばれた!」という感情が選手の中に沸き起こります。
(実際、会場インタビューして回ってたのだけど、「信じられないです」と目を潤ませて、声を震わせる選手もいたんです。こっちが泣きそうになりましたよ。っていうか、泣けばよかったかな笑)

この一体感、感動がより深い関係性を生み出すでしょうね。

(写真:始球式の捕手を運営からくじで選ぶ。ま、前説で声上げる練習するみたいなやつですね。マヤが降臨してそれっぽいイイ顔しているわたし)

基本的に、優等生気質なのでまじめさと不まじめさを両方兼ね備えた企画を作るのはあんまり得意じゃないんですよね。なんですけど、最近は、なにいろかふぇのサンペイさんだったり、今回のイベントのいがらしくんだったりと、私が持ちえない「遊び」「不まじめ」を持ってきてくれる方がいて、「んーーーこれなんのためにやるんだろう?」とか考えずに乗っかってみると、とってもイイものが生まれていくのを目の当たりにしています。
なんでもやってみないと見えてこないね。こういうのはとってもとってもワクワクします。

運営はメインをいがらしくんと涼平と、途中から岩間くんが参戦して動かしていたのですが、このチームがとてもよかったです。
全員がわりと忙しめの人たちだし、本業の合間を縫うようなmtg。なかなかうまく進まないこともたくさんあって、でもそれをお互いに無言でフォローしあうチームでした。私もとっても心地よくて、楽しすぎました。
オンラインmtgがいつも2時間越えになっちゃうのは、結局一緒に話してて楽しくてうれしいからだろうなぁ。

(写真:岩間君のポジションが謎)

私に不まじめさを運んでくれるいがらしくんと(例えば本番前日のタスク大量に残り中の22時からの最終打ち合わせで突然「やっぱり始球式やりたい」っていいだすとか)、類まれなあたたかさとポジティブさでパッと対応してくれる涼平と、コツコツとやり切ってくれる岩間くん。本当にありがとう。
いがらしくんと涼平とは出会ってから4年くらいたつけど、仕事をがっちりしたのは初めてで、惚れ直しましたよ。いい男たちでした。
ちょっと一回ちゃんと飲みに行こう。打ち合わせナシで。

あと、当日は久しぶりの「よっこいしょっ!」とパワーで押し切る感じの進行と運営で、おお、久しぶりにキャパシティストレッチしたなって感じでした。ほどよいストレッチは心地よく、すっごく楽しかったです。私の臨機応変力も高まったものだ。しみじみ。

来年、もっともっと、愛のある、いいイベントにしたいなー。

来てくださったみなさん、ありがとう。そして選手と自治体のみなさん、おめでとう&お疲れさまでした。これから、めっちゃ楽しみですね。


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Rie Kuroi
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