出産文土器を見に行きました(ついでに金生遺跡) 〜北杜市考古資料館Part1〜
先日の南アルプスふるさと文化伝承館から数日後…。
今度は北杜市考古資料館に行ってきました。
前回同様、車は使えなかったので、JR中央本線の長坂駅から1時間強の徒歩です。
長坂駅を降りると、凄まじい強風。
台風なの?と思うくらいの風に驚きましたが、これは「八ヶ岳おろし」なるものだと後から知りました。
それにしても凄い。
そのせいか、殆ど歩いている人を見かけない。
ただ、景色は本当に素晴らしく、八ヶ岳はもちろん、富士山。
そして何と言っても、南アルプスが綺麗に見えます。
今年は絶対、南アルプスの何処か(アバウト)に登るぞ。
そんなこんなで風に耐えながら、写真を撮っていたらあっという間につきました。
北杜市考古資料館
到着。
すぐそばには谷戸城跡がありました。
案内板だけちらっと見て、寒さに負けて館内へと入場。
入場料は大人210円。これまた安い。良いのだろうか?
客は私1人だけ。貸切状態です。
写真撮影の了承を得て、いよいよ閲覧。
(ちなみに写真撮影についてはブログとかSNSに投稿は良いが、商用利用が駄目というか申請が必要とのこと。そういう理由があるのね。
Tシャツとかグッズ売っているのを見かけるけど、あれは申請済みということなんだろうか。)
金生遺跡の中空土偶
1F受付から奥へ進むと、ケースに入った「中空土偶」が鎮座しています。
金生遺跡って後期から晩期なのね。ここへ来るまで、中期だと思ってました。
勉強不足ですね。
この土偶については事前知識ゼロだったので、舐め回すように眺めました。l
胴部の渦巻きが何というかカワイイ。
多分私達が思っているよりも、土器土偶造りって決まりがあってそこまで自由じゃなかったのでしょうが、やっぱりぶっ飛んだ創造性も感じますよね。
説明文には、東北の遮光器土偶の影響があるのでは?という説明。
この辺の各地域の影響や交流についても興味が湧くところ。
2F展示物
階段を上がると、廊下に土器類が展示されています。
釣手土器、注口土器もここにありました。
前期から眺めていくと、中期の土器の派手さは目を惹きます。
何があったのだろうか。
さて、廊下から展示室の中に入ります。
ここから顔面把手さんも登場します。
まぁ色々な表情があるものだ。と眺めていると…。
さいたまAAですか?
(古くてすいません。)
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─( ゚ ∀ ゚ )< さいたまさいたま!
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さいたま~~~~! >( ゚∀゚ )/ | / \__________
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懐かしい。
土偶群たち
土偶も期別に並べて展示されているので、分かりやすい。
小型のものが多いですね。
むしろ大型の方が稀なのか。
壊されているものが多い印象です。
こうして中期から後期の土偶を見てみると、顔などの形態が変化していってるのが分かりますね。
どこかで見たような顔に遭遇。
カックウ(国宝の中空土偶)や合掌土偶(これも国宝)を彷彿とさせるお顔。
後期になると、やはり北の縄文文化の影響を受けているのでしょうか?
Part2へ続く
予想に反して(失礼)、魅力的な展示物が多くて中々先に進みませんでした。
それに合わせて文章も長くなりそうなので、とりあえず今回はここまで。
タイトル詐欺ですかね笑。出産文土器は次回ということで。