VR フィットネス配信方法の紹介
↑ のような配信をやっています。使ってるソフトなどをよく聞かれるので、まとめておきます。
カメラ
iPad を Web カメラ代わりにしてます。iOS を Web カメラとして使えるようにするアプリ iVCam を入れて、USB で PC に接続しています。iVCam は無料だと広告が多いのと機能が少ないので、買い切りの有料版を使っています。
カバーと本を使って立てて撮影しています。
心拍数
心拍センサーは CooSpo H6 です。胸に巻きつけるタイプで、T シャツの下に装着しています。Amazon で ¥3,000 くらいで買いました。後で紹介する Pulosid に対応している心拍センサーなら何でも OK です。
心拍センサーで読み取った心拍数を配信画面に乗せるためのソフト(サービス)が Pulsoid です。
Pulsoid に登録後、専用のアプリをインストールしたスマホを Bluetooth で心拍センサーに連携させると、リアルタイムに心拍数が表示されるウィジットを OBS へ取り込めるようになります。使い方は ↓ の記事がわかりやすいです。
Pulsoid は無料でも十分使えますが、一部のウィジット(最初に貼った動画の右下のグラフウィジットとか)や、 心拍数の CSV ダウンロード、配信全体の心拍数グラフなどが有料です。シンプルな心拍数・消費カロリーのウィジットは無料で使えます。
心拍数は VR フィットネス用に作られたトラッキングソフト YUR でもセンサーと連携・表示可能ですが、Pulsoid は配信に乗せる目的で作られているため比較的見栄えが良いウィジットが多いと感じます。一方で YUR は日々の VR フィットネスのデータを記録できたり、VR ゲーム内にウィジットを表示できたりと、VR に特化した機能を揃えています。
YUR はスクワット数の自動計測が可能なので、PC で配信するときは Pulsoid と一緒に YUR も起動して、スクワットの表示部分だけを配信に取り込んだりして使っています。
Youtube Live & twitch 同時配信
Youtube は自動でずっとアーカイブを残してくれるので Youtube をメインで使っていますが、Pulsoid の配信全体の心拍数グラフが twitch にしか対応しておらず、その機能を使うためだけに twitch でも同時配信しています。
Restream.io を使うと OBS の配信先設定は 1 つで、複数の配信サイトに同時配信が可能です。Youtube と twitch の同時配信は無料プランの範囲内で利用できます。
Quest のミラーリング
PCVR はゲームウィンドウをそのままキャプチャするだけで OK ですが、Quest は映像と音声を PC へミラーリングする必要があります(Quest 標準の Facebook 向け配信機能を除く)。
Windows 用ソフト AirReceiver を使って WiFi 経由で Quest からミラーリングしています。
Quest のメニューから Share -> Cast を選択すると、ミラーリング先に AirReceiver を起動中の PC が表示されるので、それを選ぶだけで OK です。
以前は scrcpy で映像を送って、Bluetooth オーディオトランスミッター/レシーバで音声を取り込む、みたいなことをやっていたのですが、AirReceiver はただ起動するだけで使えるので、とにかく簡単です。
※ AirReceiver はミラーリングされる映像と音声の間にほんの少しズレが発生します。気になる方は別途対策が必要かもしれません。
【2020/11/12 追記】
Oculus 公式で Web ブラウザにミラーリングする機能が公開されました。
https://www.oculus.com/casting/
を PC の Web ブラウザで開くだけで Quest から映像・音声を PC にミラーリングできます。無料なのでとりあえずこれを使ってみるのが良いと思います。
配信中のコメント
基本的に見てないです(笑)
Youtube ライブは自動でアーカイブが残ってくれるので、録画してアップロードするより楽だなという理由で使っています。コメントは気付いたら返す感じです。
読み上げツールを使うとか、PCVR であれば OVR Toolkit や XSOverlay などのオーバーレイツールでコメント欄を VR 内に表示するような感じになるかと思います。
配信方法については以上です。何かあれば @kurohuku7 へ。
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