映画オタク 対 僕
皆さん映画はお好きですか?
僕は好きです。
好きなんですけど中々強く言い通す事はできません。
何故か。
好きは好きなんですけど、自分が好んだ映画しか好きではないからです。
とは言っても、大体見た映画は何処かに何かしら好む点は必ずあるので、今まで見てきた映画のその殆どが好きと言えます。
では何故そこまで愛情に溢れていて言い通す事ができないか。
いわゆる不朽の名作の多くを見たことがないからです。
ショーシャンクの空にを見ていません。
フォレスト・ガンプも、プライベートライアンも見ていません。
タイタニックですら見ていません。
そんな人を映画好きと言えますか?
言っていいんでしょうが、それを許さない目には見えない圧を感じてしまうんです。
僕は、映画オタクの概念と対峙し、ここ数年は見えない何かと戦っています。
また、そんな概念的部分を除いたとしても困ることがあります。
人とのコミュニケーションです。
同じ趣味を持ったり持たなかったりする人との対話において、重要な要素として「共通する話題」があります。
映画が好きで映画の話をしようとしても、映画好きは力量を推し量るためのジャブとして、こちらの話を聞こうと試みる方は話題探しの為として、どちらも不朽の名作を例に挙げ会話を進めようとする事が多く見られます。
僕は見ていません。
どうしよう。
これがコミュニケーション阻害の理由です。
結果が残念で、要因が明らかである以上その解決に勇んで臨むべきなのでしょうが、僕はそんな後ろ向きの理由で映画を見ようとは思えないのです。どうせなら興味の湧いた、見るまでワクワクするような気持ちで映画を鑑賞したい。そう思ってしまいます。
これはただ僕が厄介なだけです。
そんなこんなで今日も「七つの会議」を見ました。
面白かった。
野村萬斎好きだなあ〜。
監督は半沢直樹の人なんだな。なるほど。
また1つ、話題のズレを生んでしまった気がします。
僕は今日も映画オタクの概念と戦います。
そして今後も戦い続ける事になるでしょう。
不意に興味が湧くその日まで。
※最近はそれもこれも別にどうでも良くて自分が好きならそれで全てなんじゃないの?と思い始めているので、意外と戦いの終止符が打たれるのは近いのかもしれません。
幕切れは呆気ないものですね。
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