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Versant Professional English TEST 受験してみた

スピーキングテストでお馴染みの、VersantからVersant Professional English TESTという新試験が登場しました。
これは、スピーキングはもとより、リスニング、ライティング、リーディング、といった4技能全てを測るテストです。

先日VERSANTの公式キャンペーンで、そのトライアルの権利を頂きました。
まだあまりこの試験については情報が無いので、せっかくの機会ですからテストの内容について可能な限り綴ってみたいと思います。

テストの概要

Versant Professional English TEST

  • 受験場所:VERSANT同様、ネットワーク環境が整った場所であれば、どこでも受験可能

  • 必要機材:パソコン、ヘッドセット (ライティングがあるのでパソコン必須です!)

  • 試験時間:約60分

2022年6月現在 まだ一般開放はされていないようです。法人向けに受験できるようです。今後開放されていくものと期待しています。

試験の進み方

試験はブラウザで受験できます。
Google chromeなどがインストールされていればOK。
試験前に、ヘッドセットのチェックやネットワーク環境、周囲のノイズなどをテストするフェーズがあります。
そこをクリアしてから試験が開始できるようになるので、時間には余裕を持っておきましょう。

テストが始まると中断できないので、注意です。

テスト各Partの内容

では、ここからは各パート別の形式の説明をしていきます。
試験はPart A からJまでの10パートに分かれています。

Part A Sentence completion : 空所穴埋め問題

ライティング問題で、10問あります。
文の1か所が空所になっているので、そこに合う単語をタイプします。
TOEICのPart5のように選択肢は準備されていないので、綴りを正確にタイプする必要があります。

Part B Passege Reconstruction : 文の聞き取りと概要説明

リスニング及びライティング問題で、3問あります。
リスニング音声が流れてくるので、それを自分なりの言葉に置き換えて概略説明文をタイプします。
完全に文章を記憶してタイプするのはほぼ不可能なので、人名や何をしたかなどキーワードを拾い、
それを使って文章を作っていきます。

Part C Reading Comprehension : 文章読解問題

リーディング問題で、3問あります。
問題となる文章が用意されていて、それに関する質問に対する回答を選ぶ問題です。
TOEIC Part7に似ていますが、それほど文章量は多くはありませんので、Part7に慣れている人なら難なく解けると思います。

Part D 2 E-mail Writing : メール作成

ライティング問題で、2問あります。
メールのシチュエーションと、それに関連するキーワードが3つほど用意されていますので、それを伝える分を書きます。
自分がその人物になった気持ちで、思いを書いていきます。
Dear~や、Regardsなどメールのマナーも押さえられると良いと思います。

Part E Dictation : ディクテーション

リーディングとライティング問題で8問あります。
文字通りのディクテーションです。ダイアログを聞いた通りにタイプします。
様々な声色の人が出てくるので、集中して聞くようにしましょう。

Part F Response Selection : 応答問題

リスニング問題で、8問あります。
TOEICのPart2のような問題で、流れてくる短い音声とそれに対する応答が3つ、いずれも音声で流れてきます。
そこから適切な回答を選ぶ問題です。

Part G Passage Comprehension :聞いたものに対する質問に答える

リスニングとスピーキング問題で、6問あります。
長めの音声が流れて来て、それに対する質問が続けて流れますので、それに対する回答を話します。
1つのダイアログに対して質問が3つあるので、内容を忘れないよう注意しましょう。

Part H Repeat : 聞いた通りに話す

リスニングとスピーキング問題で、10問あります。
流れてくる短い音声をそのままリピートして話します。
聞き取り力と短期記憶能力が問われる問題です。

Part I Speaking Situation : 質問に答える、意見を述べる

リスニング、スピーキング問題で、2問あります。
設問に対して自分の意見を述べる問題です。長めの回答時間となっているので、理路整然とした意見を求められます。
考える時間があまりないので、ある程度意見を述べる型などを覚えておくと良いと思います。

Part J Story Retelings : 聞いた内容を再編集

スピーキング問題で3問あります。
Part Bのスピーキング版です。聞いた内容を自分の中で噛み砕いて、スピーキングします。
攻略法はPart Bと同じで、ポイントをいかに掴むかですね。

さいごに

このように、非常にバラエティに富んだ試験で、目まぐるしくパートが変わっていきますので、最後まで気を抜けません。
地味に必要だと思ったのは、タイピングの速さ。特にE-mailを書くパートなどは速さがモノを言うと感じました。

兎にも角にも、4技能を1時間程度で測定できるのは画期的ですね!
忙しい方にもピッタリの試験だと思います。

以上、最後までお読みいただきありがとうございました!

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