01.「さいきんさむい」
私はなんの変哲も無い1Kの賃貸アパートに住んでいる。部屋の広さも6帖で、部屋の空間を最大限広く有効活用しようと思うと、ベッドを窓辺に設置する必要がある。今の家に住み始めたのは4月だったのであまり気づかなかったのだが、最近感じたことがある。
夜。部屋の電気を消灯し、マットレスと毛布の間に体を滑り込ませた時、思わずぶるっと震える。窓辺からじくじくと染みてくるような冷気の脅威が日々増しているのだ。
朝。命からがらベッドから抜け出すことに一層の時間を要するようになった同志も多いのではなかろうか。
日中。壁で四方八方囲まれている部屋で仕事をしているはずなのに、気づいたら外にいるのと遜色ないレベルで体が冷えていることも珍しくない。
つまり!!!!!今年も冬が来るぞオオオオオオ!!!!!!!
クリスマス🎄が今年もやってくる〜〜〜!!!恋人がサンタクロ〜〜〜〜〜ス🎅!!!
って毎年11月に入ってちょ〜〜〜〜っと寒くなってくるたびに言ってる気がするな。特段クリスマスをエンジョイしてきた側のヒューマンではないはずなんだけどな!
いまだに「冬」=「クリスマス」=「ケーキ!楽しい!」の等式が成り立つ24歳OLのくろぎ、可愛らしいね。皆さんも無邪気な心を毎日忘れず労働、してますか?
クリスマスと聞いてもワクワクできなくなった君は仕事を定時で上がって、シャンメリーと一緒にホールケーキを食らってこ〜!!
ということで第一回目のトピックは
でいきます!
(初回更新の冒頭文がこんなゆるさでいいのか甚だ疑問ではある)
寒さが連れてくるわくわくを楽しめる大人でありたい
さいきんさむい、わかりますよ。寒くなってくるとセンチメンタルな気持ちになるってよく聞きますね。私は寒さに弱い(物理)ので冬は苦手だけど、好きです(複雑)。
寒くなると震えるじゃないですか、多分あの振動で体のエネルギーをめちゃ消費してしまって冬を越す頃には毎年体重が1~2キロ減ってるんですよね。シバリングダイエットか?
ただでさえ健康診断の所見欄に「栄養のあるご飯を食って太れ(意訳)」と書かれるような不健康な体をしているのにこれ以上貴重な筋肉を失ってたまるものかという気持ちが強い。寒さに強くなりたい。
身体は寒さに適応しきれていない一方で、気温が下がっていくのにつれて街中は電飾の力によって華美な姿に変わっていくし、凛とした空気と深く沈みそうな空いっぱいにキラキラが満ちてくるし、ホーリーナイトの鼓動が道ゆく人から伝播しはじめてきたら自分の身の上に何があるってわけではなくても自然とルンルンしてくるよね〜〜。
大掃除に着手しはじめるときのクライマックス感もなかなか味わえない。
懐かしいものが色々出てきて一向に片付けが進まない一方で、山あり谷ありだった今年も締めくくる時期かぁ……ってときの充実感。誰に話すわけでもない、自分の中でひっそりとしまい込むちょっとした心残りと、今すぐにでも走り出したくなるほどの新年への期待を胸に馳せながら統括できるのって、人生の中間棚卸し感があって結構楽しいです。
そして新年は「おみくじ」で運試ししないと何も始まらないですよね?(圧)
わんぱくなので新年を迎えたあとはおみくじを引くことで思考の8割をジャックされてしまい、気の赴くまま一人で電車に飛び乗り初詣しに出かけるのが恒例になっています。決して一緒に初詣にいく友人恋人がいないわけじゃないです、って言おうと思ったけど、よく考えたら友達恋人と一緒に年越しとか初詣に行った思い出がないな。断じて泣いてなんかない。
とまぁこんな感じで、年末年始の慌ただしさに身を置くと、無条件で楽しい何かが始まってしまいそうと根拠なく思えるところが冬好きポイントです。
まだ社会人になって2年目ですが、こういう季節の移り変わりが連れてきてくれるちょっとした楽しさを見出す心は忘れたくないなぁ。仕事に忙殺されてしまって「12月ゥ?!?!期末だから遊んでる場合じゃねンだわ!!!終電サビ残休日出勤上等卍」みたいな大人になることだけは絶対に避けたいと思って常々生きています。風情のわかるレディ・キッズになりたい(?)
やわらかなあたたかさの尊さに気づけることも冬の功績
あと、晴れた日に部屋に差し込む日差しがぽかぽかなのも冬の愛すべきポイントですね。
やっぱ人って失ってから大切なものに気づきがちだからよォ……数ヶ月前までは「日焼けする!」だの「ファッキンホット!!!」だの忌避していた日光がこんなに愛しくなるなんて……俺、バカだからやっと分かったんだ……
お部屋の中で日向ぼっこするとなんであんなに心穏やかになれるんだろう。「身近に潜んでいる何気ない幸福」の代表格に認定しましょうね(まさに昨日、勤務時間中に陽だまりの中で微睡んでしまいそのまま夢の国に誘われたことはここだけの話)。
人肌恋しくなる季節ってよく言われるけど、孤独な籠城ライフにおいては日向が一番自分に寄り添ってくれるんじゃなかろうか。
なんだろうね、数日前、仕事中に部屋の窓をガラッと開けた時、胸いっぱいに冬の匂いが広がって、静かに内側から体温を奪っていったのがすごく衝撃的だった。毎年空気の帯びる熱の変化で「あ、今年ももうそんな時期なのか」って時の流れに気づかされてびびってしまう。そして無性に人に会いたくなる。私だけかな。
寒くなると外出するのが億劫にはなるんだけど、好きな人(友人恋人問わず)に会いたい気持ちが他の季節よりも強くなる気がするんだよね、何をするわけでもないんだけど。もしかしてこれが俗にいう人肌恋しいっていうやつですか?広義の意味で人の温もりを求めてしまっている???(狭義は何?)日向ぼっこで解消できてない??
2020-2021's Winterに向けた欲望宣言
なんか冬のこと考えてたらわくわくしてきた。今年の冬にやりたいことは
・ホットココアを飲みながら思い出話をする
・絶品チョコスイーツ(タルト系)を探す
・制服デートに想いを馳せる
・ケンタッキーフライドチキンのパーティーサイズを食べる
・ぽかぽかもこもこの布団で昼寝する
・あえて一番寒い時期に抹茶アイスを食べる
・腹筋を割る勢いで足上げ腹筋を復活させる
以上です。どんどん日が短くなってくるけど風邪を引かないよう、毎晩お家に帰ったらお風呂とご飯と布団でポカポカになって過ごしていきましょうね。
■お知らせ■
#夕刊くろぎ雑記 では三日坊主の私が毎日1記事更新を試みています。記事のお題は以下で募集しています。
いただいた投稿の中からランダムで一つ選定して毎日書きます。ひとりごとでも単語でも質問でも公序良俗に反しないものであればなんでもOK。
気軽に、熱く滾った渾身の思いを、行き場のないむしゃくしゃを、ぜひ。
▽▼▽▼
お題は質問箱へポイ
※こちらの記事は2020年11月11日(水)に更新した記事の移管になります。
「ちょっと面白いじゃん」「いい暇つぶしになったわ」と思っていただけたらスキ❤️お待ちしております😘 もし「スキじゃ足りねぇ…結構好きだわ…これが恋?」ってなった時はポテトSサイズを奢るつもりでサポートをお願いします。ポテト御殿の建立費として活用します。