【ビルディバイド】9弾環境 準白単パルハドーラ(神兵)【目覚めろ、その魂!】
お世話になっております、くろんげです。
ブライトのグレンラガンおよび9弾が発売されましたね。
そして《バルバビロン》禁止および《ナディヤ》制限となった、ビルディバイド初の禁止制限!
関東DB2nd(と直前のユーザー主催CS)の時から《バルバビロン》は完全に台風の目でしたが、《ナディヤ》制限はあまりにも意識外でした。
ただ改めて《ナディヤ》制限について振り返ると、強いデッキは大概青混じりで初動に使用したり、《ダイアナス》から2面と2ドローするなど数多のデッキの下地になっていたため、それらの抑制も兼ねたのかといたく感心しました。
少し盛り上がってしまいましたが、そろそろ本題へ参りたいと思います。
はじめに
本note記事では「称号:羅刹妃」を持つエースをメインとした準白単(タッチ黒)デッキの構築および簡単なプレイ方針について記述しております。(エースが2枚になったので、今回は称号呼びします)
前回記事でも触れた通り、およそ1年ぶりの新テリトリーかつパックへのメイン級追加で大量の新規が来ました。でも赤白は聞いてませんって。
本note記事は準白単構築の記事ですが、白赤構築についてもおまけで掲載させていただきます。
なお、今回の記事については投げ銭方式とさせていただきます。
ですが本文については全文無料であり、有料部分の追記も追記予定もありませんので、よろしくお願いします。
構築
総枚数は42枚(テリトリーを除く)です。
なお、デッキのカード紹介は上記レシピ画像の配置順でないことをご了承ください。
★★★デッキ総評
新テリトリー《重来の浄土》の蘇生効果により盤面にユニットが維持しやすくなり、他のユニットを参照する効果が使いやすくなりました。
また新規カード群に「本来のコストより低いエヴォルコストで出せるが、その場合自爆する」カードも複数登場し、中~大型ユニットがレスト状態とは言え早出しされるので、除去しづらいユニットを並べたり浮いたコストからのクイックコマンドでプレッシャーをかけることができます。
ただし早出し可能な大型ユニットを取りすぎると、テリトリー開放前の序~中盤に攻められると厳しい点、大型ユニットばかり引いて攻防どちらもままならなくなる事故、それら大型ユニットを無視したライフレースを仕掛けられる点は非常に辛いため、採用ユニットのバランスが必要です。
ここまで《浄土》は強いカードとして記載してきましたが、同時に墓地メタカードに弱くなりました。
詳しくは後述しますが、蘇生効果が墓地経由となったため、クイックでのリムーブや、そもそも破壊ではなくリムーブになるカードを自ターン中に受けると厳しい展開を強いられます。
そして《アドラ》という貴重なリソース源を得ましたが、神兵として単体解決しているリソース源としては《アドラ》1種類しかなく、相変わらず青のドロー系を投入しないとリソースそのものは細いままです。
また《聖火宮》の時から相手ターン中の除去に弱い点も全く変わっていないので、その弱点をどれだけカバーできるかが構築の見せ所となるでしょう。
本構築は、《アドラ》《理外の排斥》《チャカウル》の手札補充効果から42枚としています。ですが正直絞って40枚にしてもいいとは思います。
★★テリトリー・エース
■重来の浄土(テリトリー)
【簡単な採用理由】自ターン中なら破壊時に1度だけレスト蘇生ができるので、自ターン中に受ける相手からの除去に対して強く出れるため。またエヴォル登場で自壊するデメリット効果を帳消しにできるため。
パルハドーラ待望の新規テリトリーです。
自ターン中のみ神兵全体に、(《マルガレータ》と同じく)破壊された時レストで蘇生する効果と蘇生後の破壊時にリムーブされる効果を付与します。
エヴォルコストで早出しすると自爆する新規ユニット群はもちろん、既存の自爆してパワープラス3000するユニット群も蘇生されますので、旧来の神兵も採用圏内となります。
また相手のユニットと相打ちもしくは特攻することで、自分だけ蘇生して再び登場時効果を発揮できる強みもあります。
弱点としては、総評でも触れた通り、一度墓地を経由するため各種リムーブ系効果に弱い点です。
蘇生効果に対して使用される《魂の価値》のリムーブのみならず、《熱波凝縮》や《ワルプルギスの夜》なども非常に痛く、《ワルプルギスの夜》に至ってはエヴォルによる早出し効果が実質的に無効化されてしまう上に、高パワー高コストのため除去手段がかなり限られており、状況次第では詰みます。
《ワルプルギスの夜》についてはどちらが先に主導権を握れるかの勝負になるので、こればかりは天に祈る他ありません。
■浄化の化身 パルハドーラ 採用枚数:4枚
【簡単な採用理由】エースユニットであり、なおかつ2種類の効果が優秀なので、可能な限り常に盤面に存在して欲しいため。更にテリトリーで盤面に維持しやすくなった上で、複数枚使用したいため。
本デッキのエース、その1種類目であり、効果を2つ持っています。
1つ目は、自ターン中のみですが自身以外の神兵全てにパワープラス3000する効果。
低コスト帯の神兵でも5000以上のパワーとなり、高コスト帯なら10000を超えるため、バトルによる除去が容易になり、ダメージによる除去も回避しやすくなります。
ただし「自身以外」かつ「自ターン中のみ」であることにはご留意ください。《浄化パルハ》が2体並んだ場合は相互にプラス3000はできます。
2つ目は、ターンに1度だけ手札1枚を破棄してバトル中の神兵へのダメージを全軽減する効果。
本構築は手札補充手段が薄いため手札消費がやや痛いですが、バトルによる除去をメインとしたデッキには滅法強く、手札1枚で盤面維持に貢献します。
逆に「手札を消費して欲しい」意図で攻められる場合もあるため、手札や残りの山と相談した上で見捨てる決断も必要になります。
上記2つの効果により、基本的には盤面にいてほしいカードであり、なおかつ複数並ぶことで更にパワーを発揮するため4枚採用です。
可能な限り複数並べていきたいですが、考えなしに置いて全体除などを食らっては元も子もありませんので、相手の構築を先読みした運用が求められます。
完全に私事の余談ですが、リビルドレアは自分でパックから引けなかったし、(アイオラほどではないとは言え)結構いい値段してるので入手は完全に諦めてます。
■迫真の激熱 パルハドーラ 採用枚数:2枚
【簡単な採用理由】エースユニットだが、除去効果が手札バウンスであったり、基礎パワーが低く除去されやすいので、出したいタイミングを選ぶカードのため。またバスターなので他に優先して投入したいカードが多かったため2枚。
本デッキのエース、その2種類目であり、こちらも効果を2つ持っています。
1つ目は、自身もしくは他の神兵が登場した際に1度だけ、自身にターン中パワープラス2000する効果。
後述の2つ目効果とのシナジーもありますが、テリトリーの蘇生も相まってこれ1枚で6500まではバトルで一方的に破壊することができます。
2つ目は、アタック時に自身のパワー以下の相手ユニット1体を手札バウンスする効果。
自身と対象のパワーを参照するため、他の効果でパワー上昇することでバウンス先の選択肢を増やすことができます。逆を言えば対象ユニットのパワーを上昇されると(対象不適正で)不発になってしまうため注意が必要です。
上記2つの効果より、序盤の2体並びを処理したり、終盤のブロッカーを除去して押し込むなどの活躍が見込めます。
しかし5cのエースかつバスターでありながら、素のパワーが4500しか無いため除去を受けやすく、いくら蘇生できるとは言えレスト蘇生なので相手盤面の除去目的での登場を処理されるとそのまま押し込まれて負ける場合もあります。
またバスター枠には他に優秀なカードが多く、観測者枠のような運用も鑑みて2枚採用です。多くても3枚かなぁと思っています。バスターでなければ4枚採用したいところでした。
★★バスター
エース枠で2枚紹介しているので、合計10枚です。
■征討の化身 アドラ 採用枚数:4枚
【簡単な採用理由】手札補充効果を持ち、エヴォルコストで登場した際はテリトリー効果と併せて手札が最大2枚増加するリソース源のため。またエヴォルコストでなくとも一般コストを支払っての登場が現実的なコストのため。
神兵初のエンジンカードです。
登場時にデッキの上2枚を確認して、その中の神兵ユニット1枚を手札に加えます。
特筆すべきは、エヴォルコストによる登場です。
エヴォルコストは元々のコストより低いコストのため、エヴォルで登場した場合は自爆してしまいますが、《浄土》の効果でレスト蘇生されます。
そうなるとどうなるかと言うと、「エヴォル登場」→「自爆」→「《浄土》により墓地から登場」なので登場時の回収効果が2回発生します。
この回収効果2回で手札が最大2枚増えるのがこのカードの強みです。
もちろんエヴォルによる早出しも魅力的ですが、本来のコストも6cなので通常コストによる登場も現実的な数値となっております。
6c払った場合は回収回数は1度しか出ませんが、即座にアタックしたり次ターンのブロッカーにしたりと、バトル要員としての仕事を果たすことができます。
神兵においては非常に強力なカードのため4枚採用です。このデッキの手札補充が割とこのカード頼りな部分が強い点もあるので、他に補充手段がある場合や回収先が少ない場合など、よっぽどの理由がなければ減ることはないでしょう。
■厳罰の化身 ギュルメ 採用枚数:2枚
【簡単な採用理由】パワーとヒット数の両基礎値が非常に高く、エヴォルコストで登場した際に4c以下のユニット2体を手札バウンスできるため。ただし一般コストで登場させるには現実的ではないコストなのでワンチャンスをひっくり返すカードにはなりづらく、《アドラ》の回収効果で手札に引き込みやすいため2枚。
9弾発売時点で、全カードの中でパワーに一番高い数字が書いてあるカードです。
とにかく書いてある数字が大きいため、コストも10と最重量です。
神兵には恒常的にエナジーを加速する手段もないため、エヴォルコストによる早出しが基本的な運用となります。
登場時に4c以下の相手ユニットを手札バウンスする効果を持つため、こちらも(《アドラ》と同様に)エヴォル登場した場合は4c以下のユニットを2体まで戻す事ができます。
また相手がこのカードを処理するのに手間取れば、その間に盤面とライフを蹂躙し続けます。
難点としてはエヴォルによる早出しが基本のため、出すターンはレストした状態でターンを返すことになります。
これは即座にバトル要員になることができないことを示しており、最悪の場合だとトップで引いて負けを確信する場面も発生します。
また相手側からのバウンスとも相性が悪く、毎ターンバウンスされると5c分無駄に払わされ続けることになります。この点で対《マルグレア》(審判の神殿)では断罪カウンターの献上もしてしまうためほぼ死に札と化します。
基礎値も相手へのプレッシャーも高いカードですが、不要な状況が存在するため2枚採用です。
■制勝の化身 チャカウル 採用枚数:4枚
【簡単な採用理由】神兵が他に2体並んでいればドローする効果を持つので、神兵では《アドラ》に次ぐ貴重なリソース源のため。また3cながら序盤でもパワーが4000あり、開放後は7000となるので攻防共に使いやすいため。
登場時に他の神兵が2体いれば1ドローするユニットです。
バスターの中で、このカードのみ旧弾からのカードです。
《浄土》で盤面維持がしやすくなったためドローもしやすくなった点もありますが、9弾の神兵ユニットも含めて序盤を任せられるユニットが少なく、消極的な理由での採用となっております。
消極的な採用とは言うものの、パワーが序盤は4000、開放後は7000のため、3cながら攻防を任せやすい数値になっており、非常に頼りになりますので4枚採用です。
旧弾のカードなため自爆効果などはありませんが、相打ちもしくは自爆特攻することで再び登場時効果を発揮することができます。自爆特攻する場合は、1ドローのためだけにレスト状態にするのはもったいないので確実に破壊できるよう動きましょう。
★★ショット
■浅き夢見し 採用枚数:4枚
【簡単な採用理由】白のカードで横並びした盤面を処理できるカードであり、なおかつ大量に横並びするデッキは基本的に5c以下であることが多いため。またこのデッキでは3体以上横並びされた場合に処理が難しいため。
ビルディバイドブライトのグレンラガンに収録されているショットです。
《スターライト・シャワー》との差異として、ドロー効果は付随しておりませんが、相手の5c以下全てをバウンスするため、使用した際に自分側の被害を気にする必要が無い点が優秀です。
範囲が5c以下全てである点も優秀であり、大量展開するデッキは《天空の城塞》擁する《ダグラーク》、《ティルイーザ》、《喫茶リコリコ》擁する称号:喫茶、《転醒の柩》擁する《ヴァラン》などが挙げられ、3体以上の横並びをメイン戦法とするデッキは概ね5c以下となります。
アタッカーと同時にブロッカーも立ててくる場合が多いため、ショット期待のみならず手打ちも検討できるカードとなっています。
ただし、エヴォル登場によって強力な効果を使用するユニットや、そもそも5c以下が盤面に常駐しないデッキなどは効果が薄い点には注意が必要です。
それらの注意点を無視しても、クイックなどで回避する手段が少なく、チャンスメイクできるカードのため4枚採用です。
■呪われた切札 採用枚数:4枚
【簡単な採用理由】白の除去手段は手札/デッキトップバウンスが多く、登場時などを再利用されないよう相手ユニットを確定で破壊したいため。また1枚でもエナジーにあれば、2枚目以降は手札からも使用できるため。
《約束された勝利の剣》は趣味です。
黒の定番ショットカードです。
相手ユニット1体を破壊するシンプルな効果です。
白は各種バウンスが主な除去手段となるため、再利用を回避するために破壊効果を優先しました。
現在のカードプールではこれ以上の汎用除去が存在せず、なおかつ指定色が黒1なので、1枚でもエナジーにあれば2枚目以降を素引きしてきても手打ちできますので4枚採用です。
ですが、白における確定除去ショットの《倫理の枷》と入れ替えることも考慮中です。
あちらはデッキトップを固定できるのでドローが弱いデッキには非常に強く、なおかつ《焼灸の門》に対しては《予期せぬ襲撃》を無効化できるメリットがあるため、《呪われた切札》一択ではないかなぁとは思っております。
■理外の排斥 採用枚数:4枚
2cのため、序盤含むゲーム全体でダメージを抑えることができ、終盤ではフィニッシャーにもなるため。またドロー効果も付随しており、貴重な手札補充手段のため。
バトル行為を止めながら1ドローできるコマンドです。
序盤、特に後攻1ターン目におけるダメージを抑えながらドローすることができ、また2cのため中盤以降にユニットを出しながら構えることもできるコストであり、終盤はブロッカーを対象にしてフィニッシュに貢献できるため、ゲーム全体を通して攻防に使用できるコマンドです。
ただし対象ユニットはバトルできない=レストしていないため、次ターンにバトルで処理したかったのにできなかった状況も発生してしまうため、安易に使用してしまうと不利になる点には気をつけましょう。
★★非トリガー
■パワー・ディセクション 採用枚数:3枚
【簡単な採用理由】テリトリー効果でユニットが残りやすいためコマンドに対して追加コストを要求しやすく、相手ターン中のコマンドによる除去を打消or後続の鈍足化したいため。また墓地利用カードも従来どおり強いので、それらの墓地利用カードへのメタ。逆に上記以外の使い道がなく、メタを外した場合完全に死に札になるため3枚。
墓地メタ効果と、手札から使用したコマンドに追加コストを要求するカードです。
墓地メタ効果は《魂の価値》と異なりリムーブではなくデッキの下に送りますが、《予期せぬ襲撃》の条件である「山札が0枚のとき」を無効化できるため相手によっては非常に刺さる効果となっております。
コマンドに対する追加コスト要求については、自分の白ユニットの数だけ追加要求します。
このためエナジー全てを払って使用したコマンドは完全に打消が成立、追加コストを払われてコマンド使用が成立しても相手の計算を狂わすことができるため、厄介な効果となっております。
《浄土》の効果で自ターン中はユニットが残りやすい点と、相手ターンに除去されたくない点において、このカードは強力にシナジーしています。
ただし墓地利用しないデッキやコマンドを多用しないデッキに対しては一切効果が無いため、3枚採用に抑えています。
■天助の来光 採用枚数:2枚
【簡単な採用理由】相手ターン中においては神兵ユニットは蘇生効果もなくパワーが低く、バトルやダメージで破壊されやすいのでカウンター兼ユニット防衛のため。ただしパワー上昇以外のテキストがないため2枚。
相手ターンに使用すると出力が変わるパワー上昇コマンドです。
エヴォル登場した神兵は基本的にレストで登場しており、次ターンにはバトル先となるため、バトルによる破壊から守るカードです。他にもブロック時に使用することで相手のユニットを一方的に破壊することもできます。
バトルのみならず、ダメージやパワー減少による破壊も回避できます。
相手ターンのパワープラス5000に目が奪われがちですが、自ターンでも最低限パワープラス3000はできるため忘れないようにしましょう。
シンプルなパワー上昇効果ゆえに、盤面にユニットが存在しなければ意味のないカードですので2枚採用です。
■魂の価値 採用枚数:4枚
【簡単な採用理由】《ディセクション》の墓地メタ、《天助》のパワー上昇の理由を複合。パワー上昇はカウンター兼ユニット防衛、墓地リムーブは各種墓地利用デッキのみならずミラー対策も兼用するため。
パワー上昇効果と、墓地メタ効果を持つカードです。
採用理由としては、ほぼほぼ《パワー・ディセクション》の墓地メタと《天助の来光》のパワー上昇を複合した形です。
墓地メタ効果は対象カードをリムーブするため、《ブルーム》の蘇生対象、《令嬢イシュタルテ》(黒単色の方)《マルガレータ》などの自己蘇生ユニット、ミラーにおける《浄土》の蘇生、《邪悪な取引》などの墓地回収(※1)を妨害することができます。
また墓地にあるプレイ前のレガシーコマンド(※2)もリムーブできるため、相手の墓地次第では相手メインフェイズ突入前に先んじてリムーブしておくのも良いでしょう。
(※1.《邪悪な取引》で2枚のうち1枚がリムーブされても、可能な限り解決するためリムーブされなかった方は普通に回収されます)
(※2.レガシーコマンドはレガシーコストで使用した瞬間にリムーブされるため、プレイに対してリムーブすることはできません)
パワー上昇効果はオマケに近いですが、プラス3000は存外馬鹿にならない数値であり、腐りにくいカードのため4枚採用です。
■扶助の信奉者 リーン 採用枚数:3枚
【簡単な採用理由】自ターン中であれば単純にパワープラス3000できるアタッカーであり、相手ターン中でも他ユニットへのパワー上昇目的で起動できるため。ただし他に神兵がいないと起動できず、自身のパワーが3000と中途半端なため3枚。
自身を破壊することで他の神兵1体にパワープラス3000するユニットです。
破壊タイミングはクイックかつ任意のため、《浄土》で蘇生することから先んじてこのユニットでアタックしておけば、後続の神兵ユニットに好きなタイミングでパワー上昇を付与だけを行うことができます。
逆に単体ではただのパワー3000のユニットのため3枚採用です。
パワー3000で安全にブロックできる仮想敵も少ないため、序盤のバトル要員としても不安定です。
《ガウリカ》でない理由としては、あちらがパワー2000のため《アーセナルフォート》など片手間に除去される可能性が高いためです。ただ《ガウリカ》は2cなので他のコマンドと併せて使うこともできるので、割と好みで入れ替えてもいいかもしれません。
■滅却の信奉者 バークティ 採用枚数:2枚
【簡単な採用理由】登場時にデコイを消すことができ、なおかつ開放後なら1cで盤面を増やすことができるため。ただしデコイがいなければバニラとなるため2枚。
登場時にデコイを消す効果を持つユニットです。
登場時のため、テリトリー開放後なら、後から出てきたデコイに対して自爆特攻するだけでデコイを無効化できます。
またエヴォル1cで自爆登場もできますので、2体分のデコイを消すだけでなく、《ディセクション》の要求コスト上昇にも一役買います。
対面にデコイがいなければただの2c2000ユニットなので2枚採用です。
ただデコイに対しては割とバトルで破壊できたりするため、《ガウリカ》辺りに変えるか、そもそもデッキ総数を減らしてもいいかもしれません。
プレイ
★序盤(3t目まで)
採用カードの内容より、序盤から相手ユニットを除去する手段がバトルかライフからのショットしかなく、非常に不安定です。
多少ダメージを受ける前提で、中盤以降に攻めるために《リーン》《バークティ》《チャカウル》などの3c以下ユニットをバトルさせず立たせるだけにするのもいいでしょう。
最悪それらでブロックしてからパワー上昇コマンドでユニットを処理するプランもありますが、こちらの手札消費が大きいため、お互いのリソース枚数を見据えての動きをとりましょう。
開放ユニットについても、《浄化パルハ》ならそのまま盤面に維持、《激熱パルハ》なら2体まで処理できる点を念頭に動くようにしましょう。
★中盤~終盤(4t目以降)
開放後は《アドラ》《ギュルメ》を中心としたエヴォル早出しユニットを並べていき、相手にプレッシャーと2点以上のダメージを与えていきます。
相手のユニット数やスタンドしているエナジー次第では、《アドラ》はエヴォルではなく6c丸々払って登場させた方が最良の場合もあるため、状況を見た運用が求められます。
横並びが成立すれば《ディセクション》の追加要求コストも上昇するので、更に盤石な体制で攻めあがることができるでしょう。
ただしトリガーしたショットについてはどうしようもないため、それらを警戒した動きも必要になります。
★小ネタ
エヴォル自爆と登場時効果について
このゲームは「自動効果の処理が複数発生した時、コントローラーが自由に解決順を決められる」「効果の発生源が破壊されても、効果そのものが打ち消されていなければ可能な限り処理する」処理になっています。
これを利用して、《アドラ》や《ギュルメ》などの登場時効果持ちがエヴォルコストで登場した場合、先に自爆・蘇生することで相手の《魂の価値》などを確認してから登場時効果の対象を選ぶテクニックがあります。
特に《アドラ》に関しては、「確認した2枚が《アドラ》《浄化パルハ》なので《浄化パルハ》を回収、蘇生してから再度効果を使おうとしたところを《魂の価値》でリムーブされてしまったので《アドラ》を回収すべきだった」パターンもあるため、地味に重要なテクニックと考えています。
もちろん先んじて自爆しても、蘇生されれば登場時が2回分発生することに変わりはないため、覚えておいても損はないでしょう。《浄化パルハ》のダメージ軽減について
《浄化パルハ》は、バトル中の神兵が受ける次のダメージを全て軽減します。
つまり、バトル中に《天助の来光》などのパワー上昇で耐えようとしたところに対してクイックでダメージ効果を使用された場合、手札1枚を破棄することでダメージ効果の内容を全軽減することができます。
当然その後のバトルダメージは全て受けることになりますし手札消費量も変わりませんが、相手側に採用されているダメージ効果によっては計算を狂わすことができるため頭の片隅に置いてても損はないかもしれません。《魂の価値》のリムーブ対象
《魂の価値》は、「いずれかの墓地のカード」を対象としてリムーブします。
最近はあまり見かけませんが、《エンダイヴ》による相手墓地のコマンドコピーや、《一夜の悪夢》による奪取蘇生で対象に取られた自分のカードをリムーブして回避することができます。《エンダイヴ》については《エンダイヴ》そのものをリムーブしても回避できますけどね
おまけ
デッキ枚数は42枚です。
《キマリス》と《ビフロンス》が赤白の神兵のため、それらを採用して赤白に寄せたレシピになります。
《異界への親征》は、序盤に3c使用して1点回復する最低限の使い方もありつつ、中盤以降にエヴォルで蘇生する際の《魂の価値》のリムーブや《絶・迦楼羅》などの除去を回避して安全に着地させるためのカードにもなります。
ショットの《モリアーティ》については、パワー上昇コマンドを多く採用しているのでデコイ持ちの《ジニー》やブリッツ持ちの《周倉》《黄忠》辺りのショットユニットも選択肢に入ります。お好みでどうぞ。
終わりに……?
ここまでお付き合い頂き、ありがとうございます。
いやー、本当は《キマリス》も強いので、白単色で組むのは惜しいんですよねー。
だから赤白も楽しそうなんですが白単の方がいい感じするんですよねー。
……と、今まではここでもう少し喋って終わっているところでした。
ですが今回は!
なんと!!
な ん と!!!
な ん と!!!!
デッキレシピ記事が!!!!!
豪華3本立てです!!!!!!!!
2本目の【白赤黒パルハドーラ】
次に3本目の【赤白劉備】
我ながら筆が乗りすぎてて驚いていますが、とにかく本note記事を合わせて3本立てです!!!
お時間許せば、各記事もご覧いただけると筆者冥利に尽きます。
終わりに
改めまして、ここまでお付き合い頂き、ありがとうございます。
冒頭でも触れたとおり、《ナディヤ》制限で強いデッキの基盤に軒並み影響があったため、自分もデッキ構築が非常に悩ましくなりました。
禁止制限も出たり、目先の目標がなくなり多少モチベーションが落ち着くかなぁと思いましたが、特に何の影響もなくゲームに対してのモチベーションが維持されていることについては自分でも驚くばかりです。
中々ユーザーが増えているのか実感が湧きませんが、なんとかユーザー増えてくれーというエゴで(note記事とか交流会とか)色々やってる次第です。
あと10弾でアイリス来るのはいいけど、いい加減カミーリアも新規いただけませんこと~~~????PSI強化のおこぼれでなんとか考えてみたいとは思います。
ここまでご拝読頂き、ありがとうございました。
(※以下有料部分ですが、追記および追記予定はありません)
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