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(妄ツイ風)真夏の全国ツアー2024in名古屋 観戦レポ前編

※需要があるかは、甚だ疑問ですが、読んでくださった方がライブの雰囲気を追体験してもらえると嬉しいです。


名古屋に向かう電車の中、座席に身を沈めながら外の風景が少しずつ変わっていくのを眺めていた。

名古屋が近づくにつれて、車内にちらほらと乃木坂のグッズやユニフォームを身に着けた人たちの姿が目に入る。

見ず知らずの人たちなのに、同じライブに向かう仲間だという勝手な親近感が胸に湧き上がってくる。

「やっぱり、同じ趣味を持つ人と一緒にいると安心感があるものだな」と思う。

そして、ライブに行くんだという高揚感がじわじわと身体を包んでいく。

電車の中では、乃木坂のプレイリストを聴きながら、今日のライブでは何が最初に来るんだろうと考えを巡らせる。

「『空扉』が一発目だったら、爽やかでいいなぁ。でも、やっぱり表題曲で始まるのかな?」

そんな風に思いながらも、予想なんてあくまで予想でしかない、実際に始まる瞬間の驚きを楽しみにしていた。

名鉄大曽根駅に着くと、改札を出たところに大きなメンバーのポスターが貼られているのが目に入った。

その瞬間、ライブへのモチベーションが一気にバク上がりした。

「うわ、やっぱり可愛いな、みんな」。

ポスターに映るメンバーたちの笑顔に、自然とこちらも笑みがこぼれる。推しメンはもちろんだけど、みんなが輝いて見える。

「改めて、乃木坂46って本当にすごいグループだよな」と思う。

開園2時間前には現地に到着し、物販エリアに向かう。キッチンカーやメンバーの写真がデコレートされた車、メンバー別ののぼり旗、そして物販エリアが一望できる。


周りの人たちもみんな楽しそうな、あるいは幸せそうな表情をしている。

「ここにいるだけで、なんだか自分も幸せな気持ちになるな」。

これがライブ会場の力なんだと、改めて感じた。

会場限定の冷却材を手に入れ、少しずつ高まる緊張感を感じながら物販に並ぶ。推しメンのタオルを手に取ると、自然と笑顔がこぼれる。

「これ、絶対ライブ中に使うぞ。メンバーに気づいて喜んでもらえるといいな」。なんて勝手に思いをはせてみる。

その後、推しメンののぼり旗を探し回りながら、他のメンバーの旗にも目が行ってしまう。どのメンバーも魅力的で、気付けばテンションが上がりっぱなしで手当たり次第、写真を撮りまくっていた。



ふと、今日一日が特別なものに思えてくる。

「ライブに向かう途中から、景色がいつもと違って見える気がする。推しがいる生活って、こういう風に幸せを感じる瞬間があるんだな」

と、心の中でじんわりと感じていた。

今回は指定席ではなく、見切れ席だ。

乃木坂のライブに行くのは10年ぶりだが、やっぱり現地の雰囲気を感じたいと思ってチケットを手に入れた。

正直、仕事の休みが不定期で、事前に予約するタイプのイベントにはなかなか参加できない。だからここ数年はライブ配信でしか観戦できなかったけど、やっぱり現地でのレポを読むたびに、少し寂しさを感じていた。

配信もいいけど、生のライブはやっぱり違う。画面越しでは感じ取れない、生の迫力や一体感があるからな。ライブの雰囲気を肌で感じることで、メンバーの魅力をもっと深く知ることができるんだろうな。だからこそ、見切れ席でもいいから、少しでもその雰囲気を味わいたいと思った。

「思い切って来て本当に良かった」。

まだライブは始まっていないけれど、すでにそう感じていた。

そんなことを考えながら、周囲を見渡すと、同じくライブを楽しみにしている人たちがたくさんいるのが分かる。みんな、それぞれの楽しみ方でこの一日を過ごしている。

「同じ空間にこんなにもたくさんの乃木坂好きな人が集まっているなんて、ライブってやっぱり特別だな。」。

推しメンへの愛を1人の人がさらけ出していたその空間は、なんだかとても居心地がよく感じた。

15時30分、ついに入場時間が訪れた。これから始まる夢のような時間に、胸が高鳴るのを感じながら、ゆっくりと会場へと足を踏み入れた。

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