Tableau 連続と不連続
Tableauを扱う上で、「連続」と「不連続」を理解できていないので、本ページに整理する。
数字で不連続、というのは余り使ったことがないので、今回はサンプルスーパーストアのオーダー日(日付データ)を、月単位で使用する。
下図左側が「連続」、右側が「不連続」としてグラフ作成したので、意味や違いを見ていく。
意味やイメージ
「連続」は繋がっているデータを意味する。緑色で表現される。
「不連続」は繋がっていないデータを意味する。青色で表現される。
今回は日付データを使うので、イメージとしては以下。
「連続」:1-12月と順序通り並んでいる、1枚のカレンダー。
1枚の紙に印刷された状態なので、並び替えられない。「不連続」:ハサミでバラバラにした、1ヵ月×12枚のカレンダー。
バラバラなので、自由に並び替えられる。
データ欠損時の動き
「連続」だと、1月の次は2月、その次は3月、と順序が決まっている。そのため、例えば7月データが欠損していても、7月のスペースが残る。
「不連続」だと順序がないので、7月データが欠損すると、8月以降が左に動く。
カレンダーのイメージで言うと、「連続」は7月のデータが無いだけ。
「不連続」は7月自体が存在しないので左に詰めますよ、となる。
並び替え
先に「不連続」の場合、売上順に並び替えることができる。
その影響で、月の並びはバラバラになる。
しかし「連続」の場合は並び替えられない。1月の次は2月、と順序があるので、売上など別要素に沿って順序を変えることはできない。
カレンダーのイメージで言うと、連続は1-12月の並びなので変更不可だが、不連続だと月ごとに1枚ずつにばらけているので、移動して並び替えられる。
色分け
オーダー日を「連続」として色分けすると、1月は薄い青、12月は濃い青、と月の数字の大きさに伴った濃淡・グラデーションの青になる。
「不連続」として色分けすると、様々な色になり、月の数字に関連がない。
カレンダーのイメージで言うと、「連続」だと1年分12ヵ月にまとめて色付けするので、数字の順序に沿ってグラデーションになる。
「不連続」だと12枚のカレンダーなので、月ごとに1色。1色×12枚で12個の色を付けることになる。
リファレンスライン(定数線)
「連続」の場合、オーダー日に対してリファレンスラインを引けるが、「不連続」だと引けない。
まとめ
「連続」「不連続」について、以下のような違いがある。
また、日付データにおける、連続と不連続の使い分け基準例は以下。
●連続
・リファレンスラインを使いたい場合。
・折れ線グラフを作りたい場合(前年比成長率は利用不可)。
・月によってデータ数が異なる場合。(1月は10個、2月は欠損して5個などデータ数に差があっても、連続だと1ヵ月あたりの幅が固定なので、ミスリードし辛い)
●不連続
・並び替えしたい場合。
・テキスト表、棒グラフを作りたい場合。
・前年比成長率を計算したい場合(折れ線グラフ含む)。
・年に関わらず、1-12月の月別傾向を見たい場合。