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2024年を総括しようと思ったら、年が明けた。

ゆっくり年末年始をひとりで過ごす予定だった。家族が帰省している間に、愛犬とのんびり身辺の整理などもしようかと思っていた。一年をブログにまとめるのも良かろうと。

ところが家族が、なんとクリスマスイブにインフルエンザになってしまった。
そこからバタバタの一週間を過ごし、やっと大晦日になり落ち着いてきた。
家事ばかりで何も他にできなかった。どうやらまだ主婦業は卒業できないらしい。
神様はまだ家事から解放してくれない。

さて、私が2024年を振り返っても、個人的なことなので、あまり興味を持たれないと思うが、それでも書いてみよう。

2024は、正直、テレビやネットニュースに齧り付いていた。
何せ、年初から、衆議院解散がいつなのか、そればかりが気になっていた。

なぜなら、私は2023年に政治塾で同期となった新人候補予定者の事務局メンバーに私が入っていたからだ。
彼は、私の選挙経験を頼りにしてくれた東京の新人候補者であった。
私がアドバイスができることあれば、できる限りの協力をしたいと思っていた。

しかし日々過ごすうちに、私のレッスン仕事やボランティアなどがどんどん入ってきて、掛け持ちするのが難しい状態にもなっていき、夏ごろにはスケジュール帳が一杯になった。

衆議院というのは、いつ解散か分からないから、政治活動の負担が大きいことを実感した。候補者のメンタルは、相当に強いものが必要だ。

思い起こせばその少し前に、「黒田さん、衆議院に出馬しませんか」とのお声かけも実際にあった。
しかし、「いやいや、もうそんな疲れるお金のかかることは今できません・・・しかも私なぞの落武者が…」という気持ちだったので、丁重に辞退した。

衆議院候補予定者(以下、衆議院支部長)を身近にサポートして過ごし、約一年。
本当にこの挑戦は、大変すぎて、私にはできないなと、つくづく感じたものだ。

この選挙のことは語り始めると多分別冊ができてしまうので、この辺にしておく。
ともかくいつ始まるか分からない戦いに備えて、スタッフメンバーで探り探りの準備をした。

という理由で、私の2024は、常にニュースやSNSの情報を注視の日々、気持ちは落ち着かなかった。

2024は、様々な注目がSNS情報に傾いた転機の年となり、テレビがオールドメディアと言われるようになった。その転機の年に、私もSNS情報を得て参考にしながら衆議院支部長を支えることとなった。

そして、10月に解散総選挙となった。

そのとき、私は、多少なりともジャズボーカルの生徒を抱えていたので、生徒のためにイベントを行いたかった。

実は自分の選挙の時に、全ての生徒を解散状態にしていたので、戻ってきた生徒は一部であった。(自立した生徒も居たのは良かったことだ)

リセット直後に生徒があまり居なかったことと、ライブ活動を休止としたので、2023年は、あまり仕事もなかった。

その時は、スナックバイトなどで仕事をつないでいた。

スナックのカラオケで歌を歌う。楽しいこともあったが、これがとても悲しい辛いものだった。タバコの煙の中で歌謡曲や演歌を歌う。なんだか虚しくて泣きそうになったものだ。砂を噛む思いであったことは事実だ。

でもジャズライブをやる気がしばらく起こらなかった。
だから落選直後に拾ってくれた友人のスナックママにはとても感謝したし、この経験がいつか何かに繋がるのではないかと信じたかった。

2024年になって、個人レッスンの生徒さんが増えてきた。今グループレッスンも2グループある。さして積極的に営業しなくても、こうして増えてくれることが有り難かった。

今年は、10月13日に生徒発表会ライブを無事終えることができた。
初心者も多かったけれど、本当に素敵に終えられた。生徒みな真剣に練習した。
その姿勢には私も刺激を受けた。

ほっとしたのも束の間で、そのころは衆議院はすでに解散しており、10月15日が告示日となった。

「わーわーわー!戦いだぁ!」と武士のように選挙というイクサに参戦。

12日間は、全く他のことをする時間もなく、選挙一色となった。

応援演説、ビラ配り、ウグイス、事務作業。来客応対。
のんびりしている暇はなかった。
しかし、やはり候補者とサイドメンは違うなあとつくづく感じた。
ジャズでサイドメンと言ったら、リーダー以外のメンバーのこと。

リーダーは緊張感も、ステージでの責任も、違う。
もちろんサイドメンも皆真剣で、重要な共演サポーターである。一糸も気を抜けない。

そんなふうに例えてみたりすると、候補者と秘書メンバーは、ジャズでは「リーダー」と「サイドメン」に思えた。

サイドメンも勿論、死ぬ気で戦う。秘書もコアスタッフも、ウグイスも運転手も、ボランティアも。
でも本人は、ひとり。
結局チームワークなんだけれど、サイドは本人にはなれないものだ。
だが、時に支える側の方が責任が大きい場合もある。(会計や運転などは失敗は許されないわけだし)

本人とスタッフ全員が、疲労に疲労を重ねて、戦いが終わった。

投開票日を終え、私も翌日はぶっ倒れた。
しかしこの経験で、とても良い仲間に巡り会えたし、大変勉強になった。

そして、思った。
世の中ってそんなに甘くないし、どこの世界も、ジャズでも政治でも二世は強いし、地盤看板も無いと話になんないし、お金がないともっと話にならない。

組織票は何よりも強いし、そんなものを持たないピュアな候補者はとってもチャレンジャーなのだけど、チャレンジャーはずっと勝てない世界なのか?だとしたら選挙に何の意味があるのだろう?いや今こそ古い体質を変えるチャンスではあるはずだが、本当にできるのか? そんなことも考えたりした。

そのようなことはまた考えることにしよう。

2024は、地域での大きなイベントにも参加できたし、『青葉区で地元を楽しむ一年にしよう』という年初の抱負も、存分に楽しめた。

旧知の方々も、新しく出会えたみなさんにも、本当に感謝。
沢山の人に助けていただいて、お声かけいただいた一年だった。

書いているうちに、年が明けた。
明けましておめでとうございます。
2025年もよろしくお願いいたします。

今年は、正直何も考えていない。
できる限り旅をしたいな、などと思っている。

黒田ナオコ

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