〈色覚異常〉読んだ本の紹介

色覚異常(色覚特性)を理解したくて手に取ってみた本の紹介です。
できるだけ内容が易しそうな本を選んでいます(笑)
これらの書籍とネット情報と息子との体験を元に、記事を書いています。
今後も色覚関連の本を読むことがあれば追記していきたいと思います。


色覚異常を正しく理解するために

いきなり市販品の紹介でなくてすみません;
これは、息子が色覚異常の検査で眼科にかかった時に、病院から頂いた小冊子です。この本が初めて手にした色覚異常の本でした。
日本眼科医会から発行されていて、まず色覚異常とはなんぞや?ということ。そして、色認識は個人差がある・家族の接し方・日常の注意点・運転免許のことなどが書かれています。
検査していきなり「あなたは色覚異常です」と言われてハイ終わり…ではすごく不安になると思うし、理解するには少しだけ専門的な知識も必要なのでこういう存在はありがたいな〜と思います。

そして。初めにも書いたように、これまで本を読んだりして勉強してきたのですが、色々知識を得た後に改めてこの本を読み返してみると…
たった12ページなのですが、さすがの日本眼科医会!一般人がパッと思いつく色覚異常の要点がほぼ書いてあると言っても言い過ぎではないくらい、知りたいことがまとめられていると感じました。

↓日本眼科医会のホームページに内容が公開されていますので、よかったら見てみてください。


色弱の子どもがわかる本

Q&A形式で漫画になっていて、難しい用語も少ないので読みやすかったです。紹介されている疑問や心配事に「そうそう!こういうこと知りたかったんだよ〜」と共感できました。
専門知識の全くない夫にも勧めたところ、「何となくだけど分かった」とのこと。イラストで「こういう色がこんな感じで見える」と描かれているのが、イメージがつきやすくて良かったです。
また、「生肉の色を間違える」とか「ワサビの色が分からない」とか、あるある(と言っていいものか…?)も載っています。色覚特性者ご本人やその周りにいる人からしたら通常ですが、知らない人はびっくりすることだと思うので、この本の副題にもあるように保育園や学校の先生方など広く読んで欲しい本だと思いました。


色弱の子を持つ全ての人へ-20人にひとりの遺伝子

著者が色覚特性をお持ちで、「色弱とはどういうことか」がご自身の経験談を中心に書かれていて興味深く読みました。
第一章「私の体験」ではご自身のこと、第三章「お母さんや周りの人へ」ではこんな風に心がけてほしい、ということが書かれています。
色覚特性に馴染みのない親御さんには安心できる内容だなと思いましたし、私自身は少し色覚の勉強をしている甲斐あって知識部分を復習できた1冊でした。
そして、読んだことで新たな疑問も湧いてきました。
書くと長くなるので省きますが、いつか色覚特性の大人の方とお話ししてみたいなと思いました。


色彩検定 公式テキスト UC級

何気に、一番読み返している本です(笑)
(こちらは2022年版:定価2310円。受験時期に合わせた最新版をお買い求め下さい)

色覚の勉強しよう!と思ってすぐに買って受験して…という感じだったので、まさに私の教科書。基礎。です。
検定のための公式テキストですから、1冊に目の仕組みからユニバーサルカラーまで基本的なことが書いてあって、受験者には必須。
私は公式テキストと過去問1冊で勉強しました。
このテキストの中に「不都合を感じる日常事例」という項目があって、私はそれをもっと知りたいと思ったので、検定合格後にあとから上記の2冊を追加で読んだという感じです(←日常の困りごとなど具体例が多く紹介されています)
先天性の異常だけでなく、老化での色覚異常についても学べて、仕事柄知っておいた方がいい知識を得ることができました。勉強しておいて損はないと思いました。


〈その他〉
書籍ではありませんが、カラーユニバーサルデザインについて参考にさせていただいています。

カラーユニバーサルデザイン推奨配色セット ガイドブック

カラーユニバーサルデザインガイドブック(埼玉)

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